碧落(へきらく)アンサンブルは「済々黌OB碧落アンサンブル」として昭和55年(1980年)に熊本県立済々黌高等学校吹奏楽部の同窓生有志によって結成されました。 現在は黒葛原氏らの音楽を楽しみたいという人の集まるバンドとして広く人材を求めており、1999年冬の「第5回一般吹奏楽団合同音楽祭」からは済々黌OBという名前をはずし、「碧落アンサンブル」として活動を開始しています。
 
 
熊本ではかなりの古株のバンドであり、連続37年のコンクール出場は県内の一般団体では最長です。 もう一度昔のメンバーで演奏してみたいという気持ちと、コンクールに出れば、またみんな集まってお酒が飲める!という気持ちで始まったのですが、まさかこんなにも続くことは誰も予想していませんでした。

 今ではほとんどが社会人で構成されるバンドになり、練習では子供をおんぶしながら吹き、ベビー・カーを横において吹き、また楽器の間を子供が走り回るという、なんとも和気藹々でアットホームなバンドになっています。 指揮者は常任指揮者の黒葛原さんとメンバーで行っており、大人のサウンドを奏でられるバンドになりつつあります。 「碧落」とは抜けるように青く澄みきった大空のことです。 第25回定期演奏会では、この「碧落」という言葉をモチーフにした碧落アンサンブル委嘱作品も披露しました。

第24回碧落アンサンブル定期演奏会より
平成26年2月23日
県立劇場コンサートホール
 

(写真提供 : U2 Classical Recording)

 メンバーは結成当初は済々黌の卒業生が中心でしたが、現在ではOBバンドではなくなっています。 楽器を持っていて初心者でなければ、誰でも参加することが出来ます。 また、音楽関係の仕事についているメンバーはほとんどおらず、公務員、銀行員、主婦(?)などで構成されています。 今では社会人や大学生を中心とする多彩なメンバーに、平均年齢を引き下げてくれる若い団員や、学校の先生、子育て中の主婦など、年齢の幅が広がっています。 平成29年2月現在では団員が50名を超えています。 長く続いているアットホームなバンドなので、かつて練習中に走り回っていた子供達もいつしか親子で演奏するようになりました。
 

 碧落アンサンブルの活動内容はコンクールへの出場、定期演奏会の開催、一般吹奏楽団合同音楽祭への参加、慰問演奏、動植物園での演奏等です。 また、コンクールや演奏会等の行事の間には中学校や高校での指導、各自所属オーケストラでの演奏などの活動(?)を行っています。 新入団員歓迎会等の飲み会(これが一番重要?)は随時行っています。 第11回からは主に2月に定期演奏会として演奏会を再開し、第12回定期演奏会では、作曲者の 保科 洋 氏を、また第16回定期演奏会は 福田 隆氏 を客演指揮に招きました。 第25回定期演奏会では碧落アンサンブル初の委嘱作品「天空の神と巨人たち」を披露しました。
 
 2017年の吹奏楽コンクールで、一般Aパート38回連続の出場になり、銀賞を受賞しました。 演奏会も2017年で27回を数えました。 次回の演奏会は会場の都合で5月に開催することになりましたが、今後も精力的に活動を行っていきたいと思います。
 
  
♪ 碧落アンサンブルは熊本県吹奏楽連盟熊本県一般吹奏楽団協会に加盟しています ♪
碧落ロゴ
最近の主な活動
17/12/23 忘年会
17/10/28-29 黒川森のコテージで合宿
17/10/15 第19回熊本県一般吹奏楽団合同音楽祭(阿蘇中学校体育館)に出演
17/07/10 熊本県吹奏楽コンクール 銀賞を受賞
17/05/21 熊本県一般吹奏楽団協会ボウリング大会に参加 団体第3位
17/02/26 第27回碧落アンサンブル定期演奏会を熊本県立劇場コンサートホールにて開催
16/12/10 西原村小森仮設住宅みんなの家竣工式典にて西原中学校吹奏楽部と合同演奏
16/12/03 熊本県アンサンブルコンテスト(サキソフォン四重奏) 銅賞受賞
16/11/06 第18回熊本県一般吹奏楽団合同音楽祭(熊本県立劇場コンサートホール)に出演
16/10/15 明生病院文化祭で演奏