ハラハラ展 (2012.6.2〜6.10) Orihouse(福岡市城南区)
近所で親しい陶芸家上原さん(莫窯)とのコラボ展を催しました。前年に二人で盃を酌み交わしている時に、どちらからともなく、一緒に展示会でもやりましょうか?と。上原さんの器を私のデザインした家具の上に展開した、いわば暮らしの提案展でした。
いつも、シンプルでそれでいて美しく、又使ってみて良さがわかる「用の美」を意識したモノ作りの話で意気投合してるせいか、違和感なく、お互いのモノを引き立てた展示会となりました。
会場は、知人の佐藤俊彦建築事務所に併設されたギャラリーです。閑静な中庭を眺める心地よい空間で、楽しい展示会を催せました。

→展示会の案内状


それぞれ、イメージの異なった4台のテーブルと、数々のイス、それに照明。壁面には、作品の写真や、イメージ図面、模型なども並べたりして、メリハリをつけた会場構成を心掛け、あちこちで楽しめるようにしました。実際に皆さん、ゆったりと長居され、楽しまれた様子でした。
家具は仕事先である、<シキファニチア>と<むっく>(照明も)で製作しています。

上原さんの器は、テーブル上だけでなく、4mの長い展示台(むっく製作)や、中庭の水盤の上の台などにも展示しました。懸花入に生けられた大山レンゲの花が可憐でした。

会場の奥から入り口を見たところ。散歩をするような感じで、ゆったりと見て回れるような、動線を考えました。

会場入り口には、一坪のステージを作り、トチの一枚板で製作した座卓を展示しました。座卓は、ずらすと、ぴったりと長方形になります。照明共に、<むっく>製作。

壁面には、開発当初に描いたイスのレンダリング図、それにいくつかの1/5スケールの模型なども、ディスプレイとして使ってみました。(ま、皆さん、あまりこういうのは見たことないでしょうから・笑)このチェアー、テーブルは<むっく>製作。
会場は夕刻になると、照明の効果も相まって、昼間とは又違った表情を見せます。
この照明も<むっく>での開発商品です。

静かな住宅街にある会場のオリハウス。歩道に面したピクチャーウィンドウから、会場内が眺められます。写真の家具は<シキファニチア>製作です。

多くの方々にご来場して戴きました。お礼申し上げます。
又、会期中何度か、夕方から一杯タイム(笑)。コレも又、楽しかったです。