ハフハフと

寒くなると、暖かいものが欲しくなる。酒もビールから焼酎のお湯割りへ、と。酒の肴とは別に、ま、ハフハフした汁モノも欲しくなる。ジャガイモ好きだから、豚汁は大好物。だいたい味噌汁は好きなので、それにいろんな具がはいってるのはいい。肉、野菜、なんでも美味しさを引出す味噌の偉大さ。もろきゅうに、和え物、味噌は偉い。まず魚ではアラカブの味噌汁が一番。アラカブ偉い!伊勢エビもいいんだろうが、伊勢海老ない!高い!我家では、カナトフグの味噌汁もよく登場。ま、白身の魚はだいたい汁ものにあう。北の地方だとタラなどもいいなぁ。あと魚のすり身のツミレ汁もよろしい。山で吹雪きに合い、寒さに凍えつつ、ようやくたどりついた民家。招き入れられたその囲炉裏端に自在鈎。それに下げられた鉄鍋に汁ものがぐつぐつと湯気をたている。アア〜ッ、おねげえです。食いてぇ〜〜。
まずはブタ汁、トン汁なのか。ブタジルは方言?昔、東北でブタマンと、言ったら通じなかった。肉マンやろ、と。ジャガイモがゴロゴロ入ったのが好きだなぁ。
アラカブ(カサゴ)の味噌汁が旨いのは、あのゴッツイ顔から旨いダシがでるからか。魚の汁ものはだいたいなんでもいいダシがでる。身も白身で旨い。 又我家ではよく出る汁椀ものは、このあたりでやたらと手にはいるカナトフグ。カナトフグには毒はないんだろうな。プリプリとした白身はほぐれやすく、食いやすい。 魚のツミレが入った味噌汁、ウ〜ム、焼酎もすすむぞ。
甘鯛のツミレ汁。これは味噌ではなく、澄まし汁。三つ葉を散らして上品です。柚子の皮も必需品。いっただっきマス。 これは薩摩汁。薩摩汁には玉葱はいれない、と強く言い張る料理人。