「医療人のための群馬弁講座」特講

「医療人のための群馬弁講座」はザスパ草津を応援しています

since 2004/05/31


5月20日 山梨中銀スタジアムにて







■ おしらせ ■
       
  • 第9節水戸ホーリーホック戦、観戦記追加!(4/22)
  • 第8節愛媛FC戦、観戦記追加!(4/21)
  • 第5節東京ヴェルエィ戦、観戦記追加!ざすっぱ先生ご寄稿いただきありがとうございました!(3/28)
  • 管理人より:今年も緩く身の丈運営でやってぐんでよろしくたのまぃ!新年度にあたり「観戦記ライター」募集してるで!興味ある人はメールくんなぃ!画像くれらぁって人もぜひよろしくたのまぃ!(3/7)







■ 2012年5月27日(日) ■

J.LEAGUE DIVISION 2 第16節

ザスパ草津 vs 松本山雅FC

正田醤油スタジアム群馬 13時キックオフ!




■ 2012年5月20日(日) ■

J.LEAGUE DIVISION 2 第15節

ヴァンフォーレ甲府 2−0 ザスパ草津

山梨中銀スタジアム 8739人

ワーストタイ7連敗

連敗脱出を信じて







■ 2012年5月13日(日) ■

J.LEAGUE DIVISION 2 第14節

ザスパ草津 1−2 栃木SC

正田醤油スタジアム群馬 4024人

ダービー完敗


観戦記鋭意編集中!




■ 2012年5月6日(日) ■

J.LEAGUE DIVISION 2 第13節

モンテディオ山形 1−0 ザスパ草津

NDソフトスタジアム山形 7102人

報恩果たせず

 ザスパは前半、押し込まれながらもしぶとい守りを発揮。相手のシュートがポストに当たる場面もあったが、ゴールは許さなかった。36分、FW遠藤がドリブルで攻め込み、最後はMF林がゴールライン上まで押し込んだが、あと一歩でクリアされた。
 後半は立ち上がりの3分、相手のミドルシュートがDFの足に当たってゴールに吸い込まれる不運な形で失点。その後はMF熊林やFW土井など攻撃的な選手を投入して反撃したが、決定的な場面は少なく、最後までゴールが遠かった。(5月7日『上毛新聞』より引用)







■ 2012年5月3日(祝) ■

J.LEAGUE DIVISION 2 第12節

ザスパ草津 0−2 ジェフユナイテッド千葉

正田醤油スタジアム群馬 3260人

降りしきる雨の中で


観戦記鋭意編集中!




■ 2012年4月30日(月・振替休日) ■

J.LEAGUE DIVISION 2 第11節

ファジアーノ岡山 2−1ザスパ草津

kankoスタジアム 7139人

不用意な失点

 ザスパは前半、27分にFKから一瞬の隙を突かれて先制されたが、機能し始めたパスサッカーで反撃。30分にMF林の右からのクロスをFW小林がスルーし、FWリンコンが冷静に決めて同点とした。しかし43分にカウンターから失点した。
 後半は立ち上がりからペースを握り、11分にはMF松下がミドルシュート。相手のカウンターをGK北がしのいで反撃したが、DF保崎の負傷退場もあり、ゴールに直結しなかった。(5月1日『上毛新聞』より引用)







■ 2012年4月27日(金) ■

J.LEAGUE DIVISION 2 第10節

ザスパ草津 0−2 ギラヴァンツ北九州

正田醤油スタジアム群馬 1447人

完敗を喫す


観戦記鋭意編集中!




■ 2012年4月22日(日) ■

J.LEAGUE DIVISION 2 第9節

水戸ホーリーホック 1−0 ザスパ草津

ケーズデンキスタジアム水戸 3999人

上昇気流に乗れず

北関東ダービー! 前節愛媛に勝って、今季ホーム初勝利とともに、2連勝を飾ったザスパ。3連勝を賭けた一戦は、アゥエイ水戸に乗り込んでの北関東ダービー初戦。一週間前から雨の予報が少し後ろにずれたおかげで、肌寒いながらも濡れることなく、スタジアムは応援の熱気に包まれました。
 ザスパの布陣は、前節ケガで途中交代したリンコンがそのまま小林竜樹に置き換わり、ベンチには3試合ぶりに熊林が復帰。昨年まで水戸に在籍していた、保崎は右SBでスタメン、遠藤もベンチに名を連ねました。一方、水戸では元ザスパの尾本がCBでスタメン、コーチとして秋葉忠宏も健在です。
 立ち上がり、ザスパは前節勝利の勢いを駆って、ターゲットの金成勇にボールを当て、小林や後藤がDF裏を狙う展開に持ち込みますが、水戸も前線から中盤のプレスを強め、次第に膠着状態に。元日本代表の鈴木隆行が絶妙なボールキープと球の引き出しでリズムを作ります。リンコンがいないザスパは中盤でタメが作れず、次第にロングフィードの多い展開に。乗り切れないザスパを尻目に、ショートカウンターやボランチからのワイドな攻撃で、流れは徐々に水戸に傾いていきます。そんな中、前半36分に自陣右サイドで保崎のタックルがファールを取られ、FKを与えてしまいます。そのFKを繋がれ、一度は北がシュートをはじくものの、ゴール前に詰めていた塩谷にゴールを割られ、先制点を献上。なかなか良いボールがゴール前に入らないザスパは、シュートもままならないまま、前半を終えます。
 後半も同じような展開が続き、ボールを保持しても有効な縦パスが入らず、攻め手を欠くザスパ。フラストレーションの溜まるサポーターの気持ちと同じだったか、業を煮やした副島監督は、後半11分に早くも1枚目のカードを切ります。小林に替えて、熊林を投入。ヘベルチを前目に上げて、熊林が左ハーフに。直後から前線へのボールが入りだし、攻めに勢いが出てきます。しかも、その流れを加速するようなプレーが。小柳とのマッチアップで肘打ちをしたとして、鈴木隆行が一発レッドで退場。願ってもない数的優位を得たと思いきや・・・。ゴール前に走りこんだ櫻田が倒れ、鳴った笛の結果は、シミュレーションのイエローカード。この日2枚目のイエローで、なんと今度は櫻田が退場に。激しく抗議した依田コーチも退席を命じられ、試合はヒートアップしていきます。
北関東完敗 ザスパは金に替えて杉本を投入、その後、永田に替えて遠藤を投入しますが、3バックにしたためか、しばらく守備が混乱し、バタバタした展開に。終盤猛攻を見せ、ヘベルチのミドルは惜しくもGKにはじかれ、そのCKのこぼれ球を松下が狙いましたが、あえなくボールはクロスバーの上に。直後に笛が吹かれ、1点差を詰められずに、敗れました。
 審判の判定にもいろいろ問題があったのもたしかですが、パスを出す熊林と、熊林が出られない間、下がってゲームメイクするリンコンという、攻撃の要を欠いた時間帯は、有効な攻撃がまったくできませんでした。この日もらったたくさんのカードのせいで、次節北九州戦は、保崎、松下、櫻田が出場停止になってしまいます。今日の動きを見る限り、熊林は頭から行けそうですが、リンコンが戻ってこれるかは分かりませんし、苦しい布陣になりそうです。ただ、若手にとってはまたとないチャンス。スタメンに定着した小柳のように、若手の底上げなくしては、ザスパの成長は望めません。ピンチの次節に、ニューヒーローの誕生を期待します!【yosuie@中毛】



■ 2012年4月15日(日) ■

J.LEAGUE DIVISION 2 第8節

ザスパ草津 1−0 愛媛FC

正田醤油スタジアム群馬 2488人

春爛漫

サカラグ前 遅れていた桜前線が今週一気に北上し、群馬県平野部は今まさに桜花満開です。県庁から敷島公園へ至る一帯は一年で一番華やかな彩りで、まさに桜の回廊。サカラグ前などは、満開の桜が天井を、舞い落ちた花びらが絨毯を織りなし、得も言われぬ幻想的な空間を創り出しています。
 前節アウェー・富山にて今季2勝目を勝ち取った草津。今節はホーム初勝利に加えて、第2節に続いて2回目の連勝チャンスでもあります(前回は失敗しましたが…)。上位を狙うためにも、また観客動員を増やすためにも、ホームでの勝利は不可欠です(今日もこの界隈にはすんごい数の人間が居るはずなんですが、何故かスタジアム内は閑散としているんだぃね)。継続困難な派手なパフォーマンスは要りませんから、とにかく基本を忠実に、確実に繰り返し実行する事に務めて頂きたいです(プレーだけでなく、チーム運営的にもね)。
 それでは、本日のスターティングメンバーの確認です。GK:22・北選手、DF:4・永田選手、23・小柳選手、13・有薗選手、2・保崎選手、DMF:6・櫻田選手、30・松下選手、OMF:10・ヘベルチ選手、19・後藤選手、FW:9・リンコン選手、11・金選手、リザーブメンバー・GK:1・内藤選手、DF:3・御厨選手、5・中村選手、18・杉本選手、MF:8・遠藤選手、FW:15・小林選手、16・土井選手。今節も熊林選手は欠場です。個人的には長く活躍して頂きたい選手なので、無理せずしっかり療養してから登場して欲しいです。その分、起用された選手諸君にはここが絶好のアピールの場との意識高く、大いに発奮し、チームを勝利へと導いて頂きたい。本日の対戦相手は因縁浅からぬ愛媛です(因縁云々ははぁ遠い昔話になっちまったがねぇ)。今季の愛媛の特徴は、コンパクトに保った中盤での鬩ぎ合いから、効果的に出される縦パスを足掛かりに速攻を仕掛ける形と見ます。フォアチェックも速いので、対する草津としては、リンコン選手一人に前線のボールホールドを任せるだけでは早晩手詰まりになると思われます。SHの後藤・ヘベルチ両選手とボランチの櫻田選手辺りが厚い中盤に隙間を空ける楔となれれば、両SBの突破や金選手の裏への抜け出しと言った決定的好機を作り出す事が出来るでしょう。いずれにしろ、主戦場は中盤ニュートラルゾーン。注意すべきはセカンドボールへの対応(特に自陣DFライン裏へ飛ぶこぼれ球には要注意)。
バクスタより榛名方面を望む 桜舞う穏やかな春爛漫、蕩々と詠い上げるラスハルは大気を揺らし、第8節の幕が上がります。前半1分、愛媛・前野選手のシュートがファーストアタックとなります(外れましたが)。試合は予想通り中盤での主導権争いになりました。互いに奪い奪われの激しい鬩ぎ合いが続きますが、次第に愛媛側の攻勢が強まってきます。前半7分の園田選手のオーバーヘッドシュートなど、愛媛は前半32分までに4本のシュートを放ちましたが、草津は未だシュート0です。攻撃に移れないのは問題ですが、一方で愛媛の攻勢を受けながらも防戦一方のフルぼっこでもありません。若いCB2名の頑張りもありますが、的確なスウィーピングを見せる松下選手や、最前線から何度も戻って来ては守備に加わる後藤選手などのフォローアップが草津砦を危機から守っています。ここまでで見えてきた双方の差違は、草津のパスはほとんどが受け手の足元へのものであるのに対し、愛媛は自陣でのパスセットの後にサイドの深いスペースへ出すパスを織り交ぜてくると言う事です。狭いエリアで繰り返される足元へのショートパスは、その最後に縦への突破を絡めてこそ効果を発揮しますが、草津のそれは横へ回るばかりで縦がない。そもそも相手に読まれて奪われる事も少なくありません。こうして愛媛の攻勢に遭っているのです。ここまで良く耐えてはいるけれど、このままではいずれジリ貧です。ダメ元で良いから、相手を自陣に引き戻させるようなパスなりシュートなりを1つでも打ち込みたいです。 リンコンの身を挺したゴールで先制そんな中、前掛かっていた愛媛DFの裏へ出されたロングボールを、金選手がポストとなって前方へフィードした所でトミッチ選手に倒されてFKを得ます(前半34分)。流れが悪いならセットプレーがあるじゃないか。ボールポイントはゴールほぼ正面で距離は30m程です。距離的には松下選手なんですが、ここはヘベルチ選手が蹴りに行きます。遠目に見てもヤル気満々です(笑)。ヘベルチ選手、前傾姿勢で突っ込んだ助走の後、左足を強く打ち込みシュート発射!撃ち出されたボールは3人の壁の横を勢い良く突き抜け、GKの正面へ飛びます。このシュート、球威があっただけでなく、GKの前で大きく落ちます。GK・秋元選手、さすがに掴みきれず、ボールは前へこぼれます。弾んだこぼれ球に突進、最初に到達したのはなんとリンコン選手。右足でボールを蹴った直後にGKと交錯。しかしボールはゴールマウスへと吸い込まれてGOOOOOAL!!! 草津がファーストチャンスで見事に先制!(前半35分)。ただ、殊勲のリンコン選手はピッチに臥したまま、自力で起き上がれません。前半39分、結局ピッチアウトしていたリンコン選手は負傷のためそのまま交代となり、急遽小林選手が投入されます。なにやら出血しているらしいとの事で、非常に心配です。劣勢の中起死回生の一撃をものにし、勢いを取り戻せるかと思われましたが、愛媛の攻勢は収まりません。前半39分、愛媛は右CKのチャンスです。ニアに蹴り込まれたボールは松下選手がクリアします。このセカンドボールを再度愛媛側が確保し、ゴール前へ入れてきます。ペナルティエリア内に落ちてきたボールを小柳選手が競るもクリアし切れず、園田選手にシュートを許します。やられた!しかし、今日は運もあるみたいです。失点確実と思われたシュートは、クロスバーに当たって弾き返されました。危ない所で難を逃れました(黒須くん良い仕事します^^)。前半42分、またしても愛媛は右CKを得ます。今度のCKはファーに落ち、フリーの村田選手がヘディングシュート。この場面はGK・北選手が体を投げ出して防ぎます(一瞬こぼした時はキモ冷やしたで^^;)。前半はシュート2本で1点を獲得した草津がリードを守ってハーフタイムとなります。前半の印象は愛媛の攻勢(シュート5本)を草津が受け止めいなしたと言った感じです。終了間際にゴールへ迫られましたが、全般的にはやられた感はありません。前線が停滞していたために受け身に回ってしまった、と言うのが実情でしょう。スクランブル交代ではありましたが、小林選手の登場によって守備的な雰囲気が払拭されれば、よりアクティブな試合が観られると思います。後半に期待。
保崎、ヒートアップ 後半最初のシーンは、開始直後に内田選手のチェックに保崎選手が切れてイエローカードを貰う場面です(オイオイ)。気持ちは分かりますが、そのカレー券は高く付くんです(主に金銭的な意味で)。自重自重。後半11分、櫻田選手がアタッキングサード・左サイドからDF裏へ縦パスを入れます。このパスに対して、ポストに入った小林選手がキープした後、マイナスにパスをセットします。このセットボールをヘベルチ選手がシュートしますが、相手DFに当たってこぼれます。しかし、ここ最近しつこさや泥臭さを取り戻してきた草津攻撃陣は、こう言ったオイシイシーンを見逃しません。この場面では、金選手がすかさず突っ込んでヘディングシュートへ持って行きます。シュートはDFに体を寄せられて左へ外れましたが、前を向く意識と行動のベクトルが一致した素晴らしいプレーと言えます。後半15分、愛媛はSB・内田選手が負傷のためFW・福田選手がピッチに入ります。嫌な選手が出てきました。後半19分、カウンターで左サイドを金選手が駆け上がり、櫻田選手とのワンツーパスでDFを引き剥がすと、再加速して敵陣深く疾駆します。金選手、相手を十分に引き付けた所で右サイドへ大きくチェンジするセンタリングを入れます。ここに快足でゴール前へ切り込んできた保崎選手がシュート!…に行きたかったんですが、侵入速度超過で体勢が整わず、足に当てて前へ転がすのが精一杯でした。それでも、ゴール前へ駆け込む姿には熱い漢の魂を感じましたよ。後半20分に愛媛、OMF・赤井選手→OMF・東選手、後半31分に草津、金選手→杉本選手、後半32分に愛媛、OMF・大山選手→OMF・加藤選手と、両陣営が次々と手札を切ってきます。なお、杉本選手は金選手の居たFWにそのまま入りました(おおっ、スギモン久々の「我が家」だぞ)。後半36分の草津はカウンターのチャンスです。左前方の無人エリアに蹴り入れたボールに永田選手が追い付き、相手DFを振り切ってゴール前へと侵入します。永田選手、ドリブルしながら中央に杉本選手、右サイド方向にヘベルチ選手が追い付いてくるのを待ってからファーサイドのヘベルチ選手が走り込む先へと送球します。ヘベルチ選手がこのボールをしっかり足元に入れられれば得点機となったんですが、ここは前野選手の体を張ったブロックに阻まれてシュートを打たせてもらえませんでした。 後藤、攻撃に守備に獅子奮迅の活躍!後半38分、小林選手が自陣内でボールを奪います。そして、小林選手がボールを奪ったその瞬間には、左タッチライン沿いを後藤選手がスタートを切ってダッシュしていました。小林選手は、すぐ目の前で相手DFを背負った杉本選手をポストに使い、左サイドの後藤選手へとボールを繋いでゆきます。ここでキラリと光ったのが、パスを出し終わった後も止まる事なく真っ直ぐ疾走し、後藤選手のフォローとDFの分散を図ったクレバーで迅速な小林選手のプレーです。こう言う献身的な所がサポーターの心を掴むんだぃねぇ。パスを受け取った後藤選手、ボールウォッチャーとなっていた手前2人のDFの隙間を縫って小林選手へスルーパスを送ります。ただ残念ながら、ここは歩幅が合わずシュートを打てませんでした。後半40分、左サイドでボールを持つ後藤選手は、ゆっくりした動きからトミッチ選手が寄せてきた所で急加速し、一瞬で抜き去るとゴールラインギリギリをドリブルで突破します(この時更に2人を抜きましたよ)。後藤選手、中央へ切れ込んでセンターへパスを送ります。このボールは、パス先に居た小林選手、杉本選手の内、杉本選手の足元へピタリと収まります。杉本選手、シュートを打ちますが、東選手が体を入れてきたため力の入ったキックが打てませんでした。〜、残念。後半44分、カウンターから抜け出したのは杉本選手。ゴールライン際まで良く粘り、そのまま中へ切れ込んでシュートを打ちますが、ここもコースが狭く防がれてしまいました。あと一歩が届きません。後半ロスタイムに草津は最後の1枚として、ヘベルチ選手→遠藤選手の交代を行い、ボールを相手陣内高くでホールドする作戦で逃げ切りを図ります。以前はこうしたケースでなっから不安定なプレーをしては僕らを凍り付かせてくれたものですが、今はどうしてどうして、しっかりマイボールを保持してカウンターの隙を与えません。そして試合終了。
勝利! 前半はまともな攻撃陣形が構築出来ずセットプレー絡みのシュート2本に封じられましたが、後半は一転して草津攻勢となり、シュート7本を浴びせました(愛媛は後半シュート3本)。ただ見方を変えれば、後半は草津が何度も決定機を迎えたものの、最後の詰めが甘く追加点を奪えなかった、とも言えます。
 前半と後半ではっきりと違うのは、リンコン選手の在・不在です。前線でポスト役をするリンコン選手は保持力に優れた中継点ではありますが、今日のように彼の後列に居る選手達が縦突破をしない状態だと、なかなかシュートには至れない、と言う事も現実としてあります。ではリンコン選手不在の後半、小林選手が入った後はどうか。愛媛のDFラインが高かったからと言う事情もありますが、最前線でしつこくボールを追い回す選手(小林選手、後藤選手、杉本選手)が沢山居ると言うのは、それだけで相手へのプレスになり、相手の体力が落ちてくる時間帯以降に至っては、中盤に空いたスペースを縦横無尽に使って縦、縦、縦と、カウンターが決まるようになってゆきます。これは必然でしたね。ここで言いたいのはですね、リンコン選手が機能しなくて小林選手が良い、と言う短絡的な話ではなく、選手の個性や特徴に応じた方法を適切に選択し実行する意識をもっと強く持つ事が重要ですよね、って事です(前半だって縦の意識をもっと強く持っていれば、リンコン選手からの決定的なラストパスを受け取る事が出来たかも知れませんし)。それから、守備は概ね集中していて良かったですが、それでも幾つか完全に抜かれたり裏を取られたりしたシーンがあり、こうした所をもっと改善できれば言う事なしです。若いCBはまさに成長する春の若芽の如し。彼らに触発されて他の選手達が一層奮起してくれれば、良いスパイラルが生じてチームの実力も成績も上昇気流に乗る事でしょう。
 帰路スタジアム脇の桜回廊で歩を止めて振り返ると、舞い散る桜花の下で、今日の試合についてにこやかに楽しげに語り合う人達が目に映ります。春爛漫の穏やかな気候がみんなの気持ちを柔らかくしているだけでなく、ある地元のチームの勝利が、斯くも人の心を高揚させ、豊かでほんわりとした空気を創り出しているのだと、この光景を見て実感します。幸せな一時だ。【ほーせん@高崎】



■ 2012年4月8日(日) ■

J.LEAGUE DIVISION 2 第7節

カターレ富山 1−2 ザスパ草津

富山県総合運動公園陸上競技場 2696人

キタ〜!

 ザスパは前半、パスがつながり始めた10分過ぎから次第にペースをつかみ、12分、30分と得点には結び付かなかったが、惜しいシーンを作った。先制は38分。カウンターを仕掛け、FW金成勇がつないだボールをMFヘベルチがドリブルで持ち込み、相手GKとの1対1を冷静に見極め蹴り込んだ。
 後半は一転し、序盤から押し込まれる展開。度重なるピンチをGK北のファインセーブなどでしのいでいたが、27分に北がゴール前でボールの処理を誤る痛恨のミスで同点。だが直後の29分、FWリンコンのパスを受けたMF松下が右足を振り抜き、勝ち越しゴールを奪った。その後はしぶとく守り逃げ切った。(4月9日『上毛新聞』より引用)







■ 2012年4月1日(日) ■

J.LEAGUE DIVISION 2 第6節

ザスパ草津 1−1 横浜FC

正田醤油スタジアム群馬 6891人

The April Fool

曇天 「ヘベルチ選手、移籍・退団!」
…嘘です。エイプリルフールと言う事で、嘘ネタから記事を始めてみました。もっとも、あんまり身近すぎるネタだと、全く嘘に聞こえないのが恐ろしくもありますが(笑)。
 季節は、桜前線一歩手前。草津の開花も一歩手前で足踏み状態です。前日の寒雨で開きかけた蕾はその身を縮めて固くなってしまっていますが、そこは草津の熱い活躍で一気に満開へと導いてやりましょうよ。そして、今日は待ちに待った今季オーセンティックユニフォームが手に入りました♪何というか、新しい衣を纏って、これでやっと今シーズンの戦闘態勢が整ったな、と言う実感が沸いてきます。試合開始前には、恒例となった全国少年サッカー選手権県予選の開会式が行われました。色とりどりのユニフォームも鮮やかに、県下のサッカー少年達が一堂に会しました。彼らはこの後スタンドで試合を観戦する事になるのでしょう。クラブチームの成績や財務と言った脂っぽい話はともかくとして、子供達にとっては、お手本とする、目標とすべきプロチームが自分のごく身近にあるという事それ自体が大事なのだと、開会式を見ていてしみじみ思います。お手本となる良いプレー、良い試合を頼まぃ。
 今日の対戦相手は横浜です。ここまで勝ち星なく低迷していますが、いやいや騙されてはいけません。このチームの持つポテンシャルは油断なんかして良いレベルではありません。そして就任から間もない山口監督と言えば、群馬県出身の名プレーヤーとして知らぬ者ない人物です。凱旋する郷里で、チームとしての今季初勝利および監督初勝利を目論むのは必然と言えます。初物に滅法弱い我がチームのこれまでを思うと何やら目眩がしますが、ここは鬼神の気迫で相手を撃滅するのです。
キング効果メインもぎっしり それでは、本日のスターティングメンバーの確認です。GK:22・北選手、DF:4・永田選手、23・小柳選手、13・有薗選手、2・保崎選手、DMF:6・櫻田選手、30・松下選手、OMF:7・林選手、19・後藤選手、FW:9・リンコン選手、11・金選手、リザーブメンバー・GK:1・内藤選手、DF:3・御厨選手、5・中村選手、18・杉本選手、MF:8・遠藤選手、10・ヘベルチ選手、FW:15・小林選手。熊林選手を欠く中で、草津首脳陣はディフェンダー4人中3人を入れ替えると言う冒険に出ました。取り分け目を引くのがCBです。ここまで不動の双璧であった御厨選手・中村選手を共にサブへ回し、実績ある有薗選手を起用したまでは想定内でしたが、Jデビューとなる小柳選手をいきなりスタメンで出してきたのには正直驚きました。一方、今季初登場となる永田選手と有薗選手ですが、実績は折り紙付きです。そして、前節の反省と収穫から、攻撃フォーメーションは左右にSHを配した2トップとなりそうです。思い切った采配と言えば、横浜もFW・三浦選手を先発起用するなど、スタメンを大きくいじってきました。両チームとも思うような成果が得られない中で試行錯誤しているのが分かります。
 試合開始が近付くにつれ陽が陰り、北風はいよいよ強く吹いてきました。寒いです。コイントスの結果、草津は風下からのスタートを選択したようです。前半はしっかりガッチリ守って後半勝負の意図です。
キングカズ 前半風上から攻める横浜は、キックオフボールをいきなりゴール目がけて蹴ってきました(途中で草津選手に当たって止まりましたが)。風を利用するのにロングボール、ロングシュートは有効です。横浜はやはりそれを多用する気かな、と思いましたが、あに図らんや、サイドに流すロングスルーこそ多く見られるものの、中・長距離からのシュートは打ってきません。複数での対人プレスを徹底した草津の対応がその一因となっているようです。横浜がサイドを拠点として攻め込んできた時、草津はSBとボランチ、あるいはSBとCBがサイドのボールホルダーへ寄せ、ゴール前のスペースを残りのCBとボランチ、時にSHの選手が加わって警戒、ファー側の対応にSBとSHの選手が当たると言った緻密な連携を繰り返します。風下専守の前半は、セットプレーこそが得点のチャンスです。前半12分は、左45°から30mのFKのチャンス到来です。キッカーは林選手。林選手がゴール前目がけて蹴り込んだセンタリングは、強風に押し戻されてゴール正面からファーサイドへ大きく曲がり落ちる変化球になりました。合わせづらい軌道にリンコン選手がなんとか頭を合わせましたが、ボールはマイナス側へこぼれます。この浮き球の落下点に入った櫻田選手、ここは迷わずダイレクトボレーシュートに打って出ます。シュートはキーパーの正面でキャッチされましたが、少ないだろう好機にゴールを目指す姿勢は素晴らしい。サクちゃん、その意気だ。直後の前半13分、今度は右タッチライン沿い30m強からのFKです。この距離だとキッカーは松下選手が担当します。松下選手、強風に負けない強いボールをペナルティエリア左隅に蹴り込みます。ここにリンコン選手が到達、ヒールボレーで中央へ返すと、ここに居た小柳選手がハイボレーでゴールに向かってシュートを放ちます。シュートはゴール左へ外れましたが、DFとは思えないような良いシュートでした。草津の攻勢は続きます。前半17分には保崎選手が相手の虚を衝いたロングシュートを打ちます。ここもシュートは右に外れますが、風下でともすれば守勢に回りがちな中で積極的にシュートを撃つ姿勢を示すのは、特に相手の攻め足に鎖を付ける効果をもたらしますので、遠慮せずバンバンいきましょう。ただ、そうは言ってもやはり風の影響がどう作用するか分からないので、前半残り時間は先ずは堅い守備第一を貫き、目論見通り零封で終えます。前半のシュートが互いに4本ずつだったのは、風を考えると思惑以上の出来と言えますし、更新した守備陣の力量が満足いくものであることも分かりました。これで後半は心置きなく攻勢に出られるでしょう。
金移籍後初ゴール!手荒い祝福! 後半は開始直後にカウンターから横浜に攻め込まれ、危うい場面になりかけましたが、守備陣が集中してこれを凌ぎました。後半10分、草津陣内での相手パスを小柳選手が出足良くカット。小柳選手、そのままドリブルで上がる上がる。右側を併走するリンコン選手へスルーパスを出しましたが、残念、ここは通りませんでした。いやぁ、しかし小柳選手のプレーは見ていて楽しいです。もしかしてロングシュートなんかも凄かったりしませんか?一度見てみたいものです。後半11分、先ず動いたのは横浜。OMF・小野瀬選手→OMF・武岡選手の交代です(武岡選手のJリーグ初得点は2009年J2第13節・草津戦だったぃね)。選手交代で押され気味な状況を変えたかった横浜ですが、草津の攻勢は続きます。後半12分、リンコン選手がペナルティエリア内でキープ後、右サイドに開いていた後藤選手へセットパス。後藤選手、中央へ切り込みながらシュートを打ちます。しかしコースが狭く、シュートはサイドネットに刺さってしまいました。後半15分にも、後藤選手は相手陣内でパスを受けると即反転してロングシュートを放つなど、しっかりと風を考慮に入れた積極的な攻撃を試みます。後半17分、草津は林選手→ヘベルチ選手の交代で攻勢に拍車を掛けます。システムの変更はないようです。後半18分、草津は左サイドで細かいダイレクトパスを3つほど繋いだそのラスト、櫻田選手が左足で25mのダイレクトシュートを放ちます。このシュートは相手DFに当たってCKとなりましたが、今日の櫻田選手はシュートの意識が大変高く、非常にGOODです。そして、この積極的な姿勢が直後に結実します。後半19分は、そのCKのこぼれ球を追い掛けて横浜がカウンターに移ろうとする切り替えの場面で、保崎選手がボールをインターセプトするところから始まります。保崎選手、相手からボールを奪いざま、CKで前残りしていた自軍選手へスルーパスを打ち上げます。これに反応したのが金選手。完全に裏をかかれた横浜の最終ラインを突破すると、クリアしようと飛び出るGK・関選手にも臆する事なく頭から飛び込みます。勇気ある突進からのヘディングで関選手と交錯しながらもゴールへとボールを突き刺します。GOOOOOAL!!! 先制は草津!リードされた横浜・山口監督の対応は素早く、失点直後の後半22分にFW・三浦選手→FW・永井選手の交代を行います。うわぁ、嫌な選手が出てきましたよ。そしてこの采配が的中。横浜の動きがいきなり活性化し、草津の攻勢は退潮します。後半24分の永井選手の鋭いシュートはポストに当たる危ないものでしたが、GK・北選手が枠外へ弾き出して凌ぎました。しかし、永井選手にとっては、これがゴールに向かう準備運動となりました。後半30分、左サイドからのスローインボールをキープした佐藤選手が、ポストとなった大久保選手とワンツーパスで草津DF2名を抜いてセンタリング。この時、ボールサイドには2名、ゴール前にも2名の草津DFが居ましたが、その全てがボールだけを見ていました。よって、ゴール前に迫り来る永井選手を完全にフリーにしてしまっていたのです。佐藤選手のセンタリングが風で伸びたのもGK・北選手の判断を狂わせた要因になったのかも知れませんが、それ以前にストライカーを自由にした段階で勝負ありでした。永井選手は綺麗なヘディングシュートを突き刺し、同点とされます。後半36分、草津は2枚目のカードとして金選手→遠藤選手の交代を行います(なにやら金選手は足を引き摺っていますが、負傷交代でしょうか)。これでヘベルチ選手をトップに移すかとも思いましたが、どうやらリンコン選手の1トップの様に見えます。リズムを取り戻した横浜に手を焼く草津。業を煮やした草津ベンチは、後半40分に永田選手→杉本選手の交代を行います。杉本選手は右SBへ入り、空いた左SBに保崎選手が移動します。永田選手の動きは悪くなかったと思いますし、負傷でもないみたいです。杉本選手を高めにして攻めるサイドを変えるという事でしょうか(う〜んそれはなんか中途半端なパワープレーだなぁ)。後半42分、横浜のOMF・内田選手→OMF・野崎選手の選手交代で全ての打ち手が出揃って、残り時間の力比べです。ロスタイムに、先制時と同じ様なDF裏へのボールに保崎選手が突っ込んでゴールを狙いましたが、今度はGKに弾き返されました。そして両軍追加点を奪えないまま試合終了のホイッスルとなります。 ドロー 前半は注文通りの零封堅守で折り返しましたが、攻めに出る予定の後半は9本のシュートを放ちながら1点に止まるなど、好機での精度が勝敗に直結している現状が今節も浮き彫りになりました。良く頑張った試合を引き分けにされてしまったのは残念でしたが、それでも、前半からシュートチャンスに打ち切って終わる事が多くなってきているのが光明です。そして、今日はDFに関して大きな収穫がありました。復活なったSB・永田選手とCB・有薗選手ですが、やはり試合に出れば自分の仕事はしっかりやってくれます。保崎選手は右でも左でもそつなくこなしていましたので、それだけでも戦術の幅が広がります。それから、初先発した小柳選手は、これまでの草津にはなかったスタイル、つまり名古屋の闘莉王選手のように最前線までオーバーラップして攻撃参加するタイプのCBで、停滞しがちな場面では意表を衝いた攻撃で良いアクセントを付ける事が出来そうです(もっとも、周囲のフォローと連携がちゃんと出来ればですが)。控えに回った中村選手、御厨選手など、DFラインの戦力は駒が揃ってきた感じがします。新戦力の活躍、これこそがチーム内の代謝を活性化し、今後の草津を牽引して行く新しい力を生み出すはずです。チームは新戦力という「新しい衣」を纏い、次のステップを上がって行ける事でしょう。 えーと、本日はエイプリルフールと言う事なので、折角ですから最後にもう一つネタを書いておきましょうか。
 「今年、草津はプレーオフ対象チームにはならない」
 いかがでしょうか。僕の予想は意外と良く当たるんですよ?さて、どこまでが嘘なのでしょうか。【ほーせん@高崎】



■ 2012年3月25日(日) ■

J.LEAGUE DIVISION 2 第5節

東京ヴェルディ 2−0 ザスパ草津

味の素スタジアム 3008人

無情にも

味スタにて ザスパ草津は1勝2分け1敗で13位です。東京Vに勝ってひと桁の順位になるか、10位以下でズルズル順位を落としていくのか分水嶺の戦いです。昨年は同じ味の素スタジアムで、3対1でザスパが勝ちました。昨年と同じく、験を担いでJ1昇格目指す「特急草津号」で出陣です。今回は林勇介選手の出身中学の盛岡市立厨川中学校のサッカー部の大先輩の友達を誘っての観戦です。47年前に岩手県中体連で3連覇した黄金の時代のサッカー部主将です。味の素スタジアムに到着すると、スタメンが発表されました。林選手の名前があり、テンションは上がります。林選手の横断幕は2つ、ゲーフラは2つあり、元サッカー部主将は写真を撮りまくっていました。誘った私としては、一安心です。
林負傷 怪我をした熊林選手の代わりに櫻田選手が入り、開幕戦と同じ1トップ3シャドーの布陣です。試合が開始されると、東京Vのパスサッカーに翻弄され押されっぱなしです。しかし最初の決定的場面はザスパでした。リンコン選手のパスに小林選手がDFをかわしシュートです。しかしGKが体ごとぶっかってきました。ドーンという音とともに、残念ながらボールは上に舞い上がりました。ゴール裏からは歓声が悲鳴に変わります。その後はやはり東京Vのパスサッカーに押されました。その時、相手ゴール裏から歓声が沸き起こりました。味の素スタジアムにはオーロラビジョンが2つもあります。そこにゴールシーンが映し出されます。それに依りますと、フリースローから東京Vは細かいパスを通して阿部選手がシュートしました。これを北選手がはじきますが、そこに西選手が詰めてゴールを決めたようです。ここ2試合得点の無いザスパにとっては、痛い失点です。その後は、ザスパが必死の反撃を開始します。28分にはゴール前でフリーになった松下選手が左足でシュートしますが、惜しくも右に外れます。前半終了間際にはリンコン選手がシュートするも、バーの上を越えていきます。林選手も左足でシュートをしますが、東京VのDF土屋選手にブロックされバーを緩く越えていきます。目の前にザスパの選手が次々現れ、シュートをサポーターに向けて打ってくるのは迫力があります。J1規格の正田醤油スタジアムになると、ザスパ劇場が毎試合見られるようになるのでしょうか。
ブーイングも飛ぶ 後半戦になると、ますますザスパ草津が攻勢をかけます。開始直後リンコン選手のシュートは左へ、65分には櫻田選手のシュートは右に外れます。そして74分に決定的な場面を迎えます。後藤選手からリンコン選手に楔パス、再び後藤選手から金成勇選手へパスが回りシュートしました。GKがはじいたボールを後藤選手がふたたびシュートします。ゴール決まったと思った瞬間、相手DFの右足に無情にも当たってはじかれてしまいました。ああ無情!神はザスパ草津に試練を与えたもうた。ザスパサポーターは悲嘆にくれました。その後もザスパは積極的に攻めます。しかし守備的になった東京Vを崩すことはできませんでした。終了直前にはパワープレーにでた隙をつかれ決定的2点目を献上してしまいました。ここで試合終了、残念ながら痛い敗戦です。
 サポーターに挨拶にきた選手達に、「切り替えろ」「これからだ」と優しい声、厳しい声がかけられました。厳しい戦いが続きますが、6位以内に入り、ぜひJ1昇格へ向けて選手サポーターが一丸となって頑張りましょう。【ざすっぱ@前橋】
ざすっぱ先生、ご寄稿いただきありがとうございました。



■ 2012年3月20日(火・祝) ■

J.LEAGUE DIVISION 2 第4節

ザスパ草津 0−0 徳島ヴォルティス

正田醤油スタジアム群馬 2903人

気持ちの天秤

春分の日 敷島の杜を巡ってみると、まだまだ裸木ではあるものの、しだれ桜の枝先がほんのりと赤味を帯びている事に気付きます。あいにくの曇り空ながら、春はそこまで来ているようです。スタジアムに入ってみると、陽射しはそれなりにあって寒さは感じません。ただ、日が陰って風吹くとやや肌寒いあたり、いまだ冬将軍も存在感を失っていません。その風ですが、北、北西から時折強めに吹いていますが、まあ試合展開上支障になる程ではないでしょう。
 さて、本日は前節から中2日と言う過密日程で迎えたホーム2戦目です。対戦相手は、今年こそは、の勢いで臨む徳島です。過去の対戦を紐解くと、徳島との対戦成績は完全な五分です。J2同期生と言う事もあって、互いを強く意識する間柄です。副島体制3年目の「熟成」が良い味を出せるか、はたまた刷新なった小林体制が「新鮮な色合い」を示せるのか、興味は尽きません。
 ホーム初勝利を! 本日のスターティングメンバーの確認です。GK:22・北選手、DF:2・保崎選手、3・御厨選手、5・中村選手、18・杉本選手、DMF:14・熊林選手、30・松下選手、OMF:8・遠藤選手、19・後藤選手、FW:9・リンコン選手、10・ヘベルチ選手、リザーブメンバー・GK:1・内藤選手、DF:13・有薗選手、17・星野選手、MF:6・櫻田選手、25・横山選手、FW:11・金選手、15・小林選手。前節、主力の完全休養を図ったベンチの戦略により、岐阜戦から数名が変更となりました。草津のシステムは4-2-3-1の2ボランチ1トップ3シャドーですが、状況次第ではリンコン選手とヘベルチ選手をトップにおいた4-4-2を採るかも知れません。対する徳島は、オーソドックスな4-4-2です。草津のキーマンは、やはりリンコン選手とヘベルチ選手と言う事になります。この2人にどれだけ決定的な仕事をさせられるかが勝負の分かれ目です。そして今日はサブに横山選手が入りました。出場の有無は展開次第ですが、早い時期にデビューを果たした方が今後のためにもなりますので、是非とも出場して貰いたいし、ピッチに立ったならば勇躍して頂きたいですね。対する徳島のキーマンはMF・鈴木選手に尽きます。絶対にフリーにしてはいけない選手です。それから、守備陣ではエリゼウ選手あたりがリンコン選手のマーカーに付く事が予想されます。従って、ここを上手くかわせないと草津の攻撃の推進力が低下してしまいます。
左サイドを駆け上がる保崎 前半の笛が鳴ると、序盤の草津は従来通りの細かいパス回しの中に時折長短の縦に流すパスを織り交ぜるなど、変化を意識した攻撃姿勢を示していて良い感じのスタートです。これが一つ形になったのが、前半6分のプレーです。ハーフライン付近でヘベルチ選手からパスを受けた熊林選手、ダイレクトで前方、徳島DFの裏へ抜ける長いパスを蹴り込みます。DFを振り切った後藤選手がこのパスに追い付き、そのまま右45°からのボレーシュートを見舞いますが、ここはGK榎本選手が好セーブで防ぎます。対する徳島の見せ場は、前半21分です。左サイドを駆け上がった那須川選手からのセンタリングをゴール正面で待ち受けた津田選手がヘディングシュートに持って行きます。しかしこのシュートはGK真正面だったため難なくキャッチし、事なきを得ます。前半25分、草津は右CKからのチャンスです。熊林選手の蹴り込んだボールに対して、相手守備のマークを外したリンコン選手がフリージャンプして頭でゴール方向へ打ち込みます。このヘディングは前方の密集地帯へ飛び、ここに居た杉本選手が体に当ててコースを変えましたが、その更に奥に居た津田選手に再度当たってゴール外へと弾かれてしまいました。いや〜、惜しかった!前半32分にも40m近いFKをヘベルチ選手が豪快に狙いに行きましたが、惜しくもキャッチされるなど、これまでの所、拮抗しながらもゴール前への圧力は草津にやや分がある展開です。残り時間で押し切っちまうんべえや。ところが、思いも掛けないアクシデントから、草津の推進機関が停止します。前半39分、この予期せぬ早い時間に熊林選手がベンチへと下がり、櫻田選手が交代出場して来ます。熊林選手ですが、交代する少し前頃から腿の辺りを気にしていたので、どうも負傷交代の様子です。大事ないと良いのですが、心配です。前半は両者得点に至らずスコアレスのまま終了。掴みかけたリズムを思わぬ形で手放した草津に対して、徳島がいかに付け込んで来るか。それに対する草津ベンチの作戦は。刮目して後半を待ちます。
杉本のクロス 後半最初のシュートは、後半4分の徳島・田中選手によるものでした(枠外です)。このシュート自体は危険なものではありませんでしたが、これが徳島攻勢開始の合図になりました。嗚呼、やっぱり徳島に先手を握られたか。優勢に試合を運んで行く徳島の後半最大の決定的場面は、後半13分、右CKの場面です。ファーサイドに飛んだセンタリングの落下地点でフリーになっていた花井選手がダイレクトシュート。遠目には入っちまったかと思ったぃね。ここはサイドネットの方を揺らしてくれたんで助かりましたが、いやはやセットプレーでの守備(マーク)にはまだまだ課題がありそうです。押され気味な草津でしたが、後半17分になってやっと好機を作り出します。カウンターアタックで抜け出したヘベルチ選手が良く粘ってボールをキープし、併走したリンコン選手へとボールを預けて潰れます。リンコン選手、後藤選手との綺麗なワンツーパスでDFをかわすと、ゴール方向に向かってドリブル再開。と、ここでゴールマウスまでの花道が開いた事から果敢にシュートを放ちます。しかし、このシュートはGK正面だったため、敢えなくキャッチされてしまいました。うむ、惜しかったけど、シュートで終わるのは良い事です。ただ、その後はリンコン選手およびヘベルチ選手が相手からの執拗なマークをかわす事が出来ず、完全に沈黙。中盤のゲームメーカー(熊林選手)に続いて前線のコントローラー(リンコン選手)まで失った草津に、本来の戦術をもって有効な攻撃を繰り出すだけの手段も機会ももはやありませんでした。 高卒ルーキー横山デビュー!後半30分にリンコン選手→金選手の交代を行い、ポゼッション一辺倒からターゲットアタックへと舵を切りましたが、如何せんこのターゲットに配球するパサーが居ません。結果として、後半20分〜35分までの間、草津が手も足も出せないのに対して、徳島はFK2本、CK4本、田中選手の(コースさえ良ければあわやと言う)シュートなどを次々と浴びる状況に陥っています(これでも失点していないのは、徳島のお陰様もありますが、草津の守備陣が良く守っていると言う事も記しておかねばならないでしょう)。さすがにこのままでは座して死を待つだけだと感じたか、草津ベンチが動きます。後半39分、ヘベルチ選手に替わって投入されたのは、横山選手です。横山選手はヘベルチ選手の居た位置に入り、システム的には金選手をターゲットに据えた4-2-3-1となります。大事な場面で投入された横山選手、緊張で固くなるかな?と心配しましたが、いやいやどうして、溌剌と前線を駆け回っては相手選手へと果敢なアタックを繰り返します。試合最終盤でこうした元気な選手がフォアチェックをしっかりやってくれると、それは相手の出足を封じる楔になるのです。その証拠に、残り5分は草津の時間となりました。後半40分に左CK、後半43分には左FK→左スローのチャンス、後半44分には左CK、そしてロスタイムにはゴール正面からのFKと、立て続けにチャンスを掴んで行きました。ただ、あと一歩、あと一工夫が足りず、結局ゴールを割る事は出来ませんでした。そして両軍痛み分けのドローで試合終了。
スコアレスドロー 対戦を終えてみて、今年の徳島は守備力強化が第一義にあるように感じました。この辺りの方針は、新任の小林監督の色が良く出ているなぁと言う感じです。前線のタレントも揃っているので、チームとしての熟成が進めば、かなりの強敵になるかも知れません(それだけに今日叩いておきたかったなぁ…)。チームの熟成と言えば、草津の方こそ一日の長があるのですが、今日は相手の守備、特にリンコン選手とへベルト選手に執拗なマンマークを付けたそのスカウティングにしてやられました。これからの対戦相手はこれを手本とした戦術を打ってくるのが明らかでしょう。その時に、草津としては意表を衝く奇策で迎え撃つのか、はたまた、承知の上で貫くのか。僕個人としては、「奇策は通じても1回限り」と言う定石を思うまでもなく、相手の対策のその更に上を行く力と技とアイディアでねじ伏せる事を希望します。それでないと成長も進歩もありませんし、何より見ていて楽しくないですし。
 アウェイの徳島は、どうにもしっくり来ない試合に、まずは堅い守備で負けない事を腹の底の方に置いていたように見えました。一方の草津はと言うと、「勝ちたい」と言う気持ちよりも、「負けちゃいけない」と思う気持ちが先に立っていて、気持ちが空回りするばかりに拙速に逸ってしまったように見受けられました(もっとも、これには熊林選手と言う中核を欠いた事への動揺が大きく影響していたと言う事もありますが)。この両者の「気持ちの天秤」の揺れ方が、選手達の動き方、ボールの動かし方などの戦い方全般を大きく揺らしていたんではないか、そんな印象が強い試合でした。「負けちゃいけない」と「負けたくない」は似て非なるものです。勝敗の天秤に載せられるのは「勝利の要素」と「敗北の要素」、この2つだけ。より大きな荷重を掛けた方へ天秤は傾きます。その大事な片方に「負けちゃいけない」なんて後ろ向きなものを、そう、間違っても「載せちゃいけない」。【ほーせん@高崎】




■ 2012年3月17日(土) ■

J.LEAGUE DIVISION 2 第3節

FC岐阜 0−0 ザスパ草津

岐阜メモリアルセンター長良川競技場 1836人

Unable Control

 降りしきる雨の中で水がたまり、思うようにボールコントロールできないピッチ状態での戦いとなった。両チームとも難しい試合運びが強いられる中、ザスパはFWへベルチからの絶妙な縦パスにFW金成勇が左足で合わせたもののボールは惜しくもゴールポストをたたき先制点とはならなかった。後半もピッチはぬかるんだままでチャンスを創出できず、逆に岐阜に攻め込まれる時間も増えたが、得点を与えずスコアレスドローとなった。 (3月19日『桐生タイムス』より引用)







■ 2012年3月11日(日) ■

J.LEAGUE DIVISION 2 第2節

ザスパ草津 1−3 湘南ベルマーレ

正田醤油スタジアム群馬 4237人

あれから一年・・・ 敷島 開幕!

テープ舞う 昼下がりの敷島は、残念ながらやや肌寒い曇天です。待望のホーム開幕戦です。チームは既に先週アウェイにて開幕戦を戦い、見事勝利しての今日の凱旋です。
 副島体制3年目と言う事で、チームの採る戦術については大きな変更はありません。ベースとなる中盤のポゼッションの要たる2ボランチに熊林選手と松下選手をどっしりと据え、1トップのリンコン選手が明確なポスト役をこなし、2列目の選手およびオーバーラップするSBがゴール前になだれ込む、そう言った攻撃スタイルです。今年は2列目に特徴的な選手が揃いましたので、多彩な攻撃が期待出来そうです。
 それでは、期待高まる本日のスタメンを確認しましょう。GK:22・北一真選手、DF:2・保崎淳選手(NEW)、3・御厨貴文選手、5・中村英之選手、18・杉本裕之選手、DMF:14・熊林親吾選手、30・松下裕樹選手、OMF:7・林勇介選手、15・小林竜樹選手、19・後藤涼選手、FW:9・リンコン選手、リザーブメンバー・GK:1・内藤圭佑選手(NEW)、DF:13・有薗真吾選手、MF:6・櫻田和樹選手、8・遠藤敬佑選手(NEW)、10・ヘベルチ選手(NEW)、FW:11・金成勇選手(NEW)、16・土井良太選手(NEW)。スターティングラインナップは前節から変更なしで、1トップのリンコン選手をポストに据えた4-2-3-1の陣形です。今シーズンは、開幕前からリンコン選手がかなり(体型的な意味で)絞れているのが分かり、前節の動きなどからもコンディションの良さが窺われます。スタメンで注目すべき選手は、先ずそのリンコン選手。次いで両SBを張る杉本選手とニューカマーの保崎選手です。草津の攻撃システム上最も重要なのはSBの突破を伴う大きく素早い展開なので、この2名に掛かる期待はそれだけ高くなります。それから、今季草津の目玉とも言うべき新戦力・ヘベルチ選手。開幕戦では僕らの期待の遙か上を行く圧巻のパフォーマンスを披露して度肝を抜いてくれました。途中交代が必ずあると思われますので、彼の活躍にも注目です。対戦相手の湘南は3-4-3を採る攻撃的な陣形です。僕らにしてみると、右サイドに張るFW・菊池選手、SH・古林選手にどうしても気が向きますが、左サイドのFW・岩上選手、SH・高山選手の快速突破へのケアも忘れてはなりません。ゲームは、人数が多くなる中盤での攻防でどちらが主導権を取るかに掛かっていると言えます。いずれにせよ、かなり激しい闘いが予想されます。気合いを入れて頑張ろう。
黙祷 さて、今日は3月11日。あれから1年が経ちました。この一年で、色々な物事が大きく変わりましたが、サッカーのある日常は、今年もこうして変わらずにやって来ました。それぞれの想いを胸に、試合開始前に場内全員で黙祷を捧げます。完全なる静寂、その後の大きな歓声。2012シーズン、敷島の幕が、今上がります。
 前半の入りは、ボクシングで例えるならば、拳を突き合わせた近距離での様子見、と言った所です。ハーフラインを挟んだフリーゾーンで、互いのパスを奪い奪われる状況ですが、奪われた後のフォローにおいて、湘南側がやや出足が良いようです。これが主に草津側に対して守備的な意識を植え付けつつあるようで、じりじりとではありますが、主戦場が草津ハーフへと移動してきます。草津側は松下選手をアンカーとした中盤の防壁と、CBが固める最終防衛ラインとが湘南の侵攻ルートを塞ぎ、ゴールマウスへ至る花道を封鎖します。それでも湘南は5分に1本ペースでシュートを放つなど、きっちりフィニッシュでプレーを終えているのに対し、草津はシュートどころかペナルティエリアに近付く事すら適いません。前半25分を過ぎた辺りまできて、草津は中盤でのパスを選択する事がほとんどで、これがことごとく相手のカットに合う悪循環に陥っています。そして前半29分、湘南は右サイドで古林選手が倒されてFKを得ます。キッカーの岩上選手は、早目の球速のセンタリングをゴールエリア右隅辺りへと蹴り込みます。このセンタリングに対しGKが吊り出されます。さらに悪い事は重なるもので、遠藤(航)選手に付いていたはずのCBのマークが完全に外れた状態になっていました。結果は明白、遠藤(航)選手が綺麗にヘディングシュートを決めて、湘南が先制します。先制を喫す先制を許した草津としては、劣勢を挽回するためにも何かしらの手を打って然るべきなんですが、この場面でも失点前と変わらず、細かいパスを出しては相手に奪われる一連のルーチンを繰り返すばかりです。そうこうするうちに前半も残り5,6分という時間になっていました。前半は追い付けそうもないので、まあ、1点のリードならば…、と思った矢先の前半39分に落とし穴が待っていました。直前のプレーで湘南側へ攻め掛かっていた草津は、全体にやや前掛かりになっていました。自陣からややハーフに近いエリアでボールを奪った湘南は、残り時間の事もあったでしょう、ロングボールによるカウンターを選択します。ここで、草津の守備のうち一人だけでも右サイドを見ていたならば、この後の展開は違うものになっていたかも知れません。草津が見逃したその右サイドには、裏を取るのが滅法上手い古林選手が待っていました。ハーフラインからやや草津側へ入った深い位置から、馬場選手の長いスルーパスが通ります。これに反応して草津DFラインを易々と突破した古林選手、GK・北選手が一瞬前に出掛かったのを見て、ループシュートを放つと、これがそのままゴールマウスへ収まります。この時間に追加点を取られるとは…。前半は12本のシュートを浴びて2ゴールを許す一方、当方のシュートはたったの1本という有様で、湘南に良いように翻弄されてしまった感じです。前線の圧力が弱いのが相手に攻勢を掛けられる一因であるように見えるので、兎も角も得点を奪うために早目の手当てが必要でしょう。さて、後半いかに。
杉本、1点返す! 2点のリードを許した草津は、後半開始から小林選手→ヘベルチ選手、林選手→遠藤(敬)選手の2枚のカードを替えます。そして、交代投入されたこの2選手は期待通りの働きをしてくれます。後半3分、右CKのチャンスでキッカー・ヘベルチ選手が中央へ蹴りこんだボールに杉本選手が頭を合わせてゴールへと撃ち込みます。この初撃はGKに当たって跳ね返されますが、戻ってきたボールを杉本選手が再度ねじ込み、今度こそGOOOOOAL!!! 後半の立ち上がりで1点を返します。いきなり戦況が変わった感じがします。いけそうな雰囲気があります。この得点はさすがに湘南へもそれなりの打撃を与えたようで、左右の上がりがやや影を潜めました。ここで一気に畳み掛けられれば即座に逆転まで持って行けそうではありますが、湘南もさすがにそこまでは許してくれません。前半からポツポツと気配のあった雨が、後半に入ってはっきりと降ってきました。湘南戦はまたしても雨模様です(「湘南と雨」、まるで売れない小説の様だぃね(笑))。膠着した展開に変化を付けるべく先に動いたのは草津です。後半25分、後藤選手→金選手の交代を敢行。これによってシステムを4-4-2へと変更します(遠藤選手とヘベルチ選手を左右のワイド、リンコン選手と金選手を2トップへ配置)。後半38分、草津はカウンターアタックのチャンスです。相手DF3人に対して中央をドリブルで駆け上がるヘベルチ選手。左には金選手、右にはリンコン選手が併走します。ここでヘベルチ選手の選択は左、金選手です。ヘベルチ選手がチョコンと出したボールにピタリと右足を合わせてシュート一閃。鋭い弾道はゴール目掛けて一直線。次の瞬間、バゴンッと言う音を残してボールはクロスバーに当たって跳ね返ります。〜!残念、ゴールならず。このシュートが今日の分水嶺でした。劣勢に 残り時間はロスタイムを入れても10分程度。草津ベンチはパワープレーを指示した模様です。攻撃意識の高い左SB・保崎選手と、FWが本職の杉本選手に前目のポジションを取らせ、最終ラインに松下選手が入ったようです。今年は色々な場面を想定してのオプションを考えていると聞いていましたが、この場面での3バックへの変更は、果たして吉と出るか。この賭けは、しかし裏目に出てしまいます。湘南に右サイドの空きスペースを上手く使われ、そこを拠点とした攻撃を受けます。後半41分、右サイドから草津ゴール前へと細かいパスを組み立てた後、高山選手がヒールでゴール前へ短いパスを出します。ここに反応良く走り込んだ岩上選手がゴールへと蹴り込み、試合を決定付ける3点目を奪います。そして試合終了。
 今日の試合で勝敗を分けたのは、やはり中盤での駆け引きだったと思います。草津側のプレスやチェックも決して緩慢ではありませんでしたが、湘南のフォアチェックはそれを凌駕していました。「奪われたら奪い返す気迫」、この一点において草津は及ばなかったと言う事です。そして、中盤で圧力を受けている状況を打破するための、あるいは圧力をいなすための方策(パス一択ではなく、ロングボールを楔に撃ち込むとか)が足りなかったのも敗れた一因です。
ホーム開幕戦、完敗 その一方で、少なからず収穫もありました。先ずはリンコン選手。元々技術力には定評がある訳で、試合でそれを表現出来るかどうかが彼の場合は課題となりますが、今日の出来を見る限りでは、キープ力に関しては問題なさそうです(球出しと周囲との連携がもちっとんべぇマッチすれば言うことなしです)。次いでヘベルチ選手。これは逸材ではなかろうか。しなやかな身のこなし、ボールの奪い方、そして何より前を向く姿勢。直接言葉の通じるリンコン選手と組ませたら、ゴールデンコンビになる予感すらありますよ。今後大いに期待します。あと一人挙げるとすれば、こちらも交代出場した遠藤選手。一言で表現するならば、「上手い」。流石は水戸で10番を背負っていただけあって、前線の状況判断が早く、有効な手段へ至るアプローチが的確です。連携を高めるのも大事ですが、彼の場合は遠慮せずにゴールが見えたら即シュート、くらいの感じでやって貰った方が良い結果を生みそうに思います。
 華舞台であるホームゲームの初戦を落としてしまいましたが、僕個人はそれほど落ち込んでいません。と言うのも、過去何度もそうであったように、「目一杯やってしっかりやっぱり負けました…」、と言う、完全な力負けの感じが今回はない事がその要因です(今日は戦術で敗れたと言う印象)。今年の草津のポテンシャルはまだまだ天井が見えない、そう思える闘いぶりではあったと思います。
 ともあれ、無事今年も開幕した敷島のお祭り騒ぎ。晩秋までの長丁場、大いに楽しませて頂きましょう。【ほーせん@高崎】



■ 2012年3月4日(日) ■

J.LEAGUE DIVISION 2 第1節

大分トリニータ 2−3 ザスパ草津

大分銀行ドーム 9379人

圧巻のJデビュー!

 ザスパは0−0で折り返した後半10分、FWリンコンが右サイドに展開、折り返しのクロスに頭で合わせて先制するも直後に大分の反撃を許し同点とされた。勝ち越しを狙うザスパはヘベルチを投入、すると独特の間合いのステップが相手のファアルを誘い同26分にフリーキックを獲得、これを左足で鮮やかに決めて1−2とした。しかし、後半終了間際に相手コーナーキックの混戦から痛恨の失点を喫して再び2−2と追いつかれた。このまま試合終了かと思われた後半ロスタイム、中盤の右サイドでボールを奪ったヘベルチが中に切れ込み、左足で放ったミドルシュートがゴール左隅に突き刺さり試合を決めた。 (3月5日『桐生タイムス』より引用)










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