語句をひとつひとつ分けていくと、なんだかわからないものになるけど、
つながりで意味をなす言葉って英語にもありましたよね. 
take part in とか Not only...., but alsoとか.
群馬弁にもそんな感じの言葉があるんです.
これらを使いこなして、純群馬県人に話しかけてみましょう!
きっと、気むずかしい患者さんにも、うけることうけあいだよ!

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お大事なさい ! (Take care!)

ほぼ県下全域で使われている.群馬県の医療人として押さえておきたい言葉.
共通語では「お大事なさい」と「に」が入るはずなのだが、なぜかほぼ完璧に省略されている.「お大事なり」という形容動詞なのだろうか?
いわれた患者さんもほぼ違和感を持っていない.
東京では、このようなシチュエーションでは「お大事に!」というそうです.

ちなみに京都では「おだいじなさい」というそうである.(ただしアクセントは群馬と異なる.)仮に京都から群馬に飛び火したと考えると、昔は「西の西陣、東の桐生」と呼ばれ、織物で桐生と京都はとても深い関係だった.そこで「おだいじなさい」は、@京都から当時群馬で一番豊かな大都市だった桐生に、まずこの言葉が患者さんをねぎらう粋な言葉として伝播.A次第に京言葉の抑揚がとれて、平坦な現在の「お大事なさーい」となって、県内各地に伝播していった、のではないだろうか??【この件については「インターネット公開調査:「おだいじなさーい!」を行ってらーね.こっちをみてくんなぃ.】

何はともあれ、この言葉を使いこなせることが、群馬県の医療人の第一歩といえる.ぜひマスターしてみよう!

「わりぃんね!」 (Excuse me!, Thank you! etc)

陳謝、感謝など、まるでワイルドカードのような、覚えておくと便利な慣用句.「悪いね」ではなく、速く「わりぃんね!」ないしは「わりぃね!」と発音しよう!
「(ものをもらって)わりぃんね!(Thank you!)」 「(用事を他の人に頼んで)わりぃんね!(Thank you!)」
「(ちょっとぶつかって)わりぃんね!(Excuse me!)」

「医者にみせろ!(みしたか?)」(Have you consulted with a doctor?)

群馬県では、どんなに高名な医者に診てもらう機会があっても、たとえ真夜中であっても「みてもらう」という表現は使われないことが多い.

わっきゃねぇよ. (It's easy!)

「ぜんぜん平気さ!」って感じかな. 「訳」が「わっきゃ」に転訛したもの.
「○○さん、そんなことできるの?」「わっきゃねぇ(まかせとけ!)」

よいじゃねぇやぃねぇ. (It is not easy!)

「わっきゃない」の対義語. 覚えるのもよいじゃねぇやぃねぇ
おそらく「容易じゃない」の転訛と思われる.

せあねぇ(せやねぇ)よ (Nothing matters!)

「大丈夫なんだけどねぇ」ってなかんじ.
ほかに「ほら、いわんこっちゃない」、「やってらんねぇな(やれやれ)」という意味にも使う場合がある.
本来「せわ」なのだろうが、「せあ」、「せや」に転訛される地域も多い.
最初から方言がみんなわかるんなら、せあねぇんだけどねぇ.そうはいかねぇんだぃね.
上のわっきゃねぇが確信的肯定なら、若干「懐疑的な肯定」のようなニュアンス.

んまかねぇやぃねぇ (It's not going well, is it?)

「なんだかなぁ」「やれやれ」「お気の毒にねぇ」といった嘆きの言葉.嘆きが大きければ、大きいほど「」が強調される.

「起立!」→「注目!」→「礼!」

群馬では、朝礼や、先生への号令はこうかける!「注目」を入れるのが、ポイントだ.むかしは先生(講師、上司)に敬意を払わない人間が多かったのか?しかし群馬から東京の企業に入った人は、うかつにこの号令をかけてしまうと、先生(講師、上司)以上に、君が注目されることになる.注意せよ!埼玉でも、長野でも、栃木でも使われていないところをみると、群馬独自の風習といえる.
【この件については「インターネット公開調査:「起立!注目!礼!」を行ってらーね.関東エリア拡大版もあらーね.こっちみてくんなぃ!】

「起立!」→「気よつけ!」→「礼!」

上の亜系として、「注目!」を入れない場合は、「気をつけ!」を入れる事が多い.「気を付けさせる」ところをみると、やはり先生(講師、上司)のまえでダラダラした人間が多かったのか?しかも「気をつけ!」ではなく、多くの場合「気(−)つけぇ」と、「を」でなく「yo」と発音されることが多い.きよつけて号令かけようね!


まぁ、なんだいのぉ (Well,・・)

ご年輩の方が、話を切り出すときに使う.この言葉自体にあまり意味はない.間投詞みたいなものか.
   「今日はどうしたのですか?」「まぁなんだぃのぉ、腹がちっといてーんで来てみたんだぃね」

今、いく時? (What time?)

群馬では、「今、何時?」ではなく、「今、いく(幾)時?」と聞かれることが多い.
   「今、いく時だぃ?」「はぁ、5時だからけーるんべぇ」

ほっきゃぁ(ほっか)(Is that true?)

「そうなの?」というあいづちは、このようにいわれるんだぃね.  ほっかぁ?

そっさ (Yes!)

「そっさ、そんなんあたりめーだぃね!」「そーかぃ?」「っさ!」
ちょっと他人を諭したり、優越感に浸ると「っさ!」というように「そ」が強調される.

〜よか (〜more than)

比較形の場合、「〜よりは」なんてお上品にはいわず、「〜よか」が多用される.
「きのーよか、痛みもいぃーんさね」

〜ぶに

「これはおまえの分だよ!」の「分(ぶん)」は、群馬県人は「ん」を省略し?「〜ぶに」ということが多い.良く聞いてみ!
「これは、おめーんちのぶにとっといたんさ!」

ちがかったん?(@桐生周辺)

「違ったの?」は「ちがかったん?」なのだ.
「えー、桐生じゃ「違う」の使い方、ちがかったん?」「そーだがね!」

あっちゃぁねぇ(@新治)
あんじゃあねえ(@吾妻〜利根) (Don't mind, you are all right!)

「案ずるでない」の変形?
「大丈夫だから気にすんな」というような意味だそうです.
これは知らなきゃ応対もできねぇんべぇ.北毛地区の言葉はむずかしいんさ.
でも、あんじゃあねぇ(あっちゃぁねぇ)、このホームページでまっと勉強しなぃ!

あってこともねえ!(@吾妻)(Oh,my God!)

「とんでもない」の語気を強くしたもの.自分の予想以上の惨事の発生や、強い否定時に使う

そんなづらぁねえ!(@利根) (You are kidding!)

「そんなことはない」と相手の言葉を強く否定するときに使う
例:「今年はこんにゃくの値がわけなしいいげじゃねぇかい」 
  「そんなづらぁねえよ。農薬の管理でえれえめにあったい」

あばー!(@吾妻) (Bye!)

別れの挨拶.さすがは日本ロマンチック街道沿線は一味違う!

はいくしろ!(@少なくとも東毛) (Hurry up! etc)

「早い」という形容詞は、連用形接続の場合、「はやく」→「はいく」となる.
例:「はいくこい!」「はいくいったほーがいーんじゃねぇん?」

はっこ!(@館林&多野) (Come quickly!)

「早く来い!」の短縮形か?
周りの人も、群馬県人なら、「まだねんかぃ?」とぜひツッコミを入れてみよう!

あーねー(@主に前橋以西以北) (Ah_hah?)

前橋以西以北の若い女性のあいづちに使われる.どちらかといえば気の無い言葉.
飲み屋のおねーちゃんを口説いて、この言葉が返されたら、あなたは相手にされていない??(^^;)

気づいてぎな!(@西毛) (Take care!!)

「気をつけて」という別れの挨拶.西毛地区で使われている.
まだまだ群馬弁には「きづいてない」言葉があるんさね.

なんめっちゃい!(@片品) (It's too bad!)

例:「雪ですっ転んで、足ぶっかいたっちゅうかい、そりゃまぁ、なんめっえちゃい」
「大変なことですね」というねぎらいの意味ではあるが、「仕方のないことですね」のニュアンスが、混ざったような言葉とのこと.片品地区のご老人が使う.

「お客に行ぐ」、「お呼ばれに行ぐ」

「「お盆で休みだったから、○○さんちに、お客にいったんさねー」などと使うが、フツー自分から「お客」ってずうずうしくも名乗らないよね.ただ単に「〜○○さんちへ行った」でいいはず.「そろそろ行ってみるかい?」と帰るタイミングを伺う表現とあわせて使ってみよう.

ほかにもあったら是非教えて下さい!
特に他県から群馬に来た方、
気になった言葉、言い回し、風習はありませんか?
東京に行って恥をかいたことはありませんか?