カラスには予知能力があるのか?
ものすごくたくさんの方々



 あいまいな話が多いのであまり触れたくないネタだったのですが…。(^^;
 カラスは地震を予知する、カラスは人の死を予知する、カラスが家の上で鳴いたらその家から死人が出る…カラスにまつわる、様々な不気味な言い伝えがあります。これらは本当なのでしょうか?

 まず、地震予知について。科学的には、地震の前に地殻の破壊によって発生する電磁波をカラスが感じて大騒ぎをする、というもの。カラス以外も様々な動物で言われていますが、確実に言えることはあまりなさそうです。ただし、ナマズやネズミなど、動物たちの地震の際の異常行動が過去多く報告されていますし、個人的にはカラスに限らず動物はそういった微妙な変化を感じる力を持っているのだろうとは思っています。
 しかし、それが予知に使えるかどうかは話が別です。ここからはカラスの話に限っていきますが、飛べるカラスにとって地面が揺れるのを予知することに意味があるのか?疑問です。カラス自身が地震を知る能力を持っていても、気にしていなかったら意味がありませんものね。事実、大地震の時など地震が起こってから驚いて大群のカラスがねぐらから飛び立った、という報告も多くあります。また、カラスが騒いだら地震が来るというのでは日本中年中大地震で、大混乱でしょうね。猛禽類への警戒などの場合はそれはものすごい騒ぎ方をしますし、カラスが猛禽に警戒しているのか、地震に警戒しているのか、はたまた人間に警戒しているのかはなかなか分かるものではありません。よって、私の考えとしては、カラスは地震予知には「全く使えない」と思います。これだけ人間にとって予想外の動きをする動物を、人間にとって非常に重要な地震の予知に使うのは、かえって混乱の元と言わざるを得ません。
 どうしても動物を地震予知に使いたいのであれば、カラスよりは適した動物がたくさんいるはずです。

 また、人の死を予知する、という「死の使者説」ですが、確かにカラスは自然界では掃除屋の役割をしていますから、弱っている動物には敏感で、死にかけた動物の後を付いていって動けなくなったら食べる、ということをします。死を予知していると言うよりはよく観察して弱っているのを見抜く、と言った方が良いと思います。
 それが人間に当てはまるかどうかは分かりませんが、人間の場合体が弱るとだいたい家の中に入りますよね?カラスが直接見えないのに「そろそろここで死人が出そうだ」と分かるとは、ちょっと考えられません。逆に、自分の家の人が体の具合が悪いと、普段気にならなかったカラスの鳴き声が気になって不吉に思う、という人間側のとらえ方はあるように思います。全身真っ黒で、鳴き声もきれいではなく、人間にとってのイメージが悪いため、「不吉な鳥」とされてしまった部分も大いにあるでしょうね。昔は多くの国で神の使いだったそうですが…。

 まぁ、なんにしても気にしすぎるのはよくないというのが結論でしょうかね。