カラスの耐えられる寒さはどのくらい?
北海道在住 Sさん(30歳)



 北海道の冬はとても厳しいですね。その中でもカラスたちは力強く生きています。
 ハシブトガラスに関して言えば、彼らはアジアの熱帯林から出現したといわれています。ハシブトガラスの英名は「Jungle Crow(ジャングル・クロウ)」と言うくらいです。ですから、もともとは暑い地方の森の中に住む鳥だったようです。日本にいるハシブトガラスは「都会派」などと言われその面影もありませんが、彼らの遠いご先祖の生活は今のものとはずいぶん違ったようです。
 さて、ジャングルにとどまることなく分布を広げたハシブトガラスですが、スキーや山登りに行くと驚くことに冬山でも結構見ることがあります。スキーウェアを着てもさらに寒いほどの気温(−10℃ほどだったと記憶しています)でも平気(本当に平気なわけではないでしょうが)で飛び回っているところを見ると、相当な低温でも耐えられると思われます。

 具体的な数値は分かりませんが、私の感じ方は「ジャングル・クロウのくせに寒さより暑さの方が弱そうだよな…」というものです。寒さにはかなり耐えられるカラスも、夏の暑いときはよくポカンと口を開けながらだるそうにしています。また輸送などの時に少し気温が上がってしまうとコロリと死んでしまいます。

 しかし、夏場は山では多くのハシブトガラス(山だから農村派のハシボソの方が多いかと思えば、そうでもないんです。山林はジャングル・クロウの生息域)が見られ、それに比べるとかなり少数になるので、多くは冬になると寒くない低地に下りて行っているのだと推測されます。冬のねぐら入りの数が多くなるのもこうした要因があるからだと思われます。寒さに耐えることはできてもやはりなるべく過ごしやすい気温で過ごしたいはずです。

あちぃ〜
夏の口開けガラス。だらしないです。(笑)