パワーバランスについて その2


 いじめやドメスティックバイオレンスに限らず、恋愛関係も人間関係で一つである以上、 当然パワーバランスに気をつけなくてはなりません。

 「好き」というのを相手に示す時は「自分のことを好きになってください」とお願いする 事に近いわけですから、パワーバランスは自分に不利な方に傾き勝ちです。だから、 好きだからといって卑屈な態度をとってしまうのは避けなくてはいけません。 いくら付き合う事ができたからといって、相手に大切にされず、果ては、浮気・ 暴力・金の無心何でもありの大サービスをさせられるようになっては、幸せはからは 程遠くなってしまいます。

 そうならないためにも、パワーバランス、つまり精神的な国境線を 少しでも侵略された場合は、猛抗議をして、それを元に戻さなければなりません。

 要するに、「この状況をこのままで流したら、自分の立場が弱くなる」 と思った時には、例え本当は怒っていなくても怒ったフリをして 「なんて酷い事をするの!」と言った 感じで激怒し、謝らせないまでも、二度と繰り返させないようにしなければなりません。

 買い物での交渉のテクニックとして、例えすごく欲しいものでも 「そんな値段なら、いらないや。」 と言って値切るというのがあります。恋愛においても例え自分が好きで たまらなくても「そんなに自分が大切にされないなら、 付き合っていただかなくって結構!」という態度で臨む事で パワーバランスを有利に導く事ができます。ま、駆け引きも大事って事ですかね。

 逆にこちらが攻めすぎてパワーバランスを有利に崩しすぎると、 相手はストレスを感じてキレてしまい、最終的には二人の関係を解消してしまう事が あるので、まあ、専守防衛といった感じでちょっと有利なくらいでバランス させておくのがいいように思います。

 僕も以前付き合っていた彼女に対して、「このままじゃこの後、 自分の立場が弱くなってしまう。」と感じた時は例えカチンときていなくても、 すごく怒ったフリをしてケンカをした事がたくさんあります。 元彼女の方がガンガン攻めこんでくるタイプだったので・・・。(^^ゞ

 まあ、以上の事は人間関係においては全てに言える事ですけれどもね。


メインへ