セガガガ(DC/セガ)


ドリームキャスト末期にセガから発売された経営シミュレーションRPG(らしい)です。

ドリキャス持ってる人なら殆どの人が、そうでなくても名前くらいは聞いた事ある人が結構いるんじゃないでしょうか?

とんでもないゲームですよコレは。・・・いい意味でね。

シェアが極限まで落ち込んでしまったセガを再建させるのが目的という、その時点で既に猛烈な自虐っぷりを発揮しているという凄さ。

もちろん架空の世界での話、って事になってますが(w

経営シミュレーションって事ですが、実際にやるのは主にゲームソフトの開発・宣伝です。

で、ソフトを開発する為の人材を確保する為に、おかしくなってしまったクリエイター達が跋扈しているゲーム開発室へと乗り込む。

これがRPGな部分で、各開発室はどこもダンジョン化してしまっているのです。

その戦闘がまた凄い。そこでの攻撃方法は主人公である瀬賀太郎による”説得”となっています。

もちろんクリエイター側からの攻撃もそれに見合ったもの。

まあ口喧嘩みたいなもんなんですが・・・

以下一例

瀬賀太郎
 「70億って本当ですか?」
 「アニメ好きな人が多いですね。」
 「こんなゲームでお金を取るつもりですか?」

クリエイター達
 「いいから予算をよこせ。」
 「人並みの幸福を求めて、なぜ悪い!」
 「残業400時間オーバーだ!」

痛い。痛過ぎる。

70億の話はもうやめてやれよ。ってかこれ説得じゃないだろ。

・・・とまあこんな感じに危険な匂いがぷんぷんするRPGパートを進めつつ、同時にソフトの開発も行いストーリーを進めていくのです。

とにかくゲーム全編を通じてネタだらけで・・・と言うか全てネタと言っても過言じゃないので、

その辺を受け入れて楽しめる人にとってはとてつもなく面白いゲームです。

それに、真EDルートでは笑いだけは無い、まともな感動まで含まれているというのがまた凄い所だったりします。

この真ED、迎える為の条件がいまいち不確定だったのですが、僕は運良く1周目で真EDへと行っちゃって、

そのまま満足して結局2周目はやってないんですよね。(条件は今でもはっきり知らなかったりする・・・)

まあそれでも十分過ぎる程に面白かったからいいんですが。

ちなみに僕はセガについてはあんまり詳しくありません。

秘書だった人が最後に正体を明かすような描写があったんですが「?・・・誰?」ってLVに知りませんでした。(今は知ってますが・・・)

それでも面白かったのです。セガのゲーム機はドリキャス以外だとゲームギア位しか持ってません。

後は遥か昔、よく友人の家でマークIIIをやってたって位でしょうか・・・アレックスキッドとかの時代です。

もちろんセガについてよく知ってる方が楽しめるとは思いますが、ゲームの出来自体が良いので、知らなくても十分楽しめます。

・・・多分。


とまあこんな事言ってもそこはドリキャス。

本体自体持ってない人のが多い気がするのでプレイできる機会のある人なんて限られてるでしょう。

そもそもドリキャス買ったような人はこのセガガガも買ってるんじゃなかろうか。

う〜ん、もしドリキャス持っててセガガガ持ってない人が居たら、暇を持て余した時にでもやってみて下さいな。

本体無い人はわざわざ本体ごと買うような事はしなくてもいいでしょう。ってそんな人いるわけないか。

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