知ってる人は知ってるかもしれませんが、僕はコンピュータの専門学校卒です。

そこのゲームプログラマー科に所属(?)していました。

まあ何故大学ではなく専門学校に行ったのかは、面倒なのでここでは割愛さしてもらいます。

後、普段と口調が違うのは演出という事で・・・(^^;


始まり

専門学校の入学式・・・その日僕は悩んでいた。

ものすごく悩んでいた。

頭から立ち上る湯気でティッシュをふわふわできるくらい悩んでいた。

入学式はやはりスーツで行くべきなのか?

と。

激しくどうでもいいように思えるが、もし自分一人だけがスーツ(もしくは私服)だったらかなり恥ずかしい。

迷った挙句、私服(ズボンはスーツっぽいの)で行きスーツは鞄に入れて持っていくという、面倒な事この上ない戦法を取る事に決定。

「今から出れば待ち合わせには十分間に合うな・・・」

そう思い家を出る。

その日は、同じ高校を卒業した友人と、現地の駅で待ち合わせをしていたのだ。

ちなみにその友人は全然違うコースでの入学だ。

・・・で、予想通り待ち合わせの時間よりかなり早く駅に着いた。

友人はまだ来ていないようだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・来ない。

(う〜む、遅れるなんて珍しいな・・・・・)

とかいうレベルじゃなく、めちゃくちゃ時間を過ぎていた。

これ以上待つと遅刻してしまいそうなくらい過ぎていた。

入学式でいきなり遅刻なんてシャレにならん。

ので、待つのは諦めて会場に向かう事にした僕。

てくてくてくてくてくてくてく

てくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてく

てくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてく

てくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてく
てくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてく
てくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてくてく


・・・・・・・マズイ。

会場の場所がわからない!

く・・・!

このままでは本気で遅刻してしまう。

本気と書いて”マジ”だ。

なんだよこの地図!

騙されたよ!

慌ててその辺に立っていたどっかの警備員らしき人に尋ねてみる。

教えてもらった場所は・・・ さっきから何回も素通りしてた場所じゃねーか!

息を切らしながら現れて、すぐ近くにある建物の場所を尋ねた僕をあの警備員さんはどう思っただろう?


警備員さんの助けもあり、ようやく会場に辿り着けた僕。

かなりぎりぎりだった。

スーツに着替えてる暇なんてありゃしねえ。

平静を装いつつ受付を済ませ、案内された会場に入る。

ほとんどの人は既に席についていた。

・・・てか僕より後に現れた人なんて両手で数え切れるほどだ。

まあ間に合ったんだからいいけど。

しかし友人の方は間に合ったんだろうか?

等と思っているうちに始まる入学式。

はっきり言って何があったのか覚えてません。

それくらいどうでもいい内容

って事で省略。

入学式が終わった後、待ち合わせをしていた友人に出会う。

話を聞くと、その友人はちゃんと時間には駅に来ていたらしい。

ただ、待っている場所が間違っていただけのようで・・・

前日に電話で確認しただろうがああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・!!

と血の涙が出そうになるが、まあ間に合ったんだしいいか、とすぐに思い直す。

そして、「会場はスーツ派の方が多かったな・・・」

と思いつつその日は家路についたのでした。


・・・・・つづく



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