パイロットウイングス
(第二回)
批評家:いえぽん 様
なし崩し的に試験を受ける事になったあなた。教官から試験の説明を受けます。
「まずセスナです。これは滑走路の延長線上にビームがありますので、それに従って着陸して下さい。
着陸は地面と機首を垂直にして出力を下げるだけ。簡単でしょ?(微笑)」
「なるほど。では離陸は?」
「あ、大丈夫ですよ。飛行機で上から引っ張りますから。」
「そ、そんな!一般に離着陸は一番事故が多いとされてるのに、なんでそこから教えてくれないんですか!?」
「それは飛翔感を味わっていただくためのサービスですよ。
大丈夫。ここの飛行機は下部が墜落した時に変形し衝撃を吸収するんで、胴体着陸されても死ぬ危険はありませんよ(笑)」
反論しようとしましたが、教官が特殊警棒を持っているようにみえたので諦めました。
このような楽しい強制的なミーティングが終了し、あなたは機体に乗り込みます。
機体は引っ張られ、どんどん上昇していきます。
そして切り離し。あなたはどうにか機首をビームの方向に合わせて行きます。
そして、着陸の段階に入りました。あなたは出力を落としにかかります。しかし、ここで問題発生。
推進力がある分、出力を落としてもすぐには減速しません。急いで方向転換しようとすると、
今ごろになって効いてきたのか、機首が傾いたまま機体が落ちて行きます。危険です。
その時、無線に教官の声が!
「減速状態で機首を曲げるとこうなっちゃうんで今後気を付けてくださーい(笑)」
「早く言ええええ!!」
哀れ、あなたの機体は翼の部分がグンニャリと曲がってしまいました。着陸失敗であなたも鞭打ちです。
「今回は失敗しましたけれど、次回頑張りましょう。さあ、次はスカイダイビングです
「いや、でももう不合格なのでは?」
「いいから、いいから(笑)」
失敗で幕を開けたこの学園生活。次回はどんな波乱が待ち受けているんでしょうか?
次回はスカイダイビングです。
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−FITより−
いえぽん様による”パイロットウィングス”連載第二回です!
管理人の都合で掲載が遅れたこと、深くお詫び致します<(__)>
確かにこれ、何やるにもちゃんと教えてくれなかったような気がしますね・・・・(^^;
まさに命懸け。
特にスカイダイビングが・・・・・・
って、それは次回で(笑)