−この作品を全ての料理人に捧ぐ−


第一話「白い髪の女はいるか」


場面はとある料理店の前・・・

ざっざっざ・・・(足音)

そこに現れる1人の男がつぶやく・・・

謎の男「ここか・・・ここにいるのか・・・」
(謎の男とかなってますが、こいつがハオだということは一目瞭然です)

そして場面は店内へ。

そこで客は最近世間を騒がせている味魔王の噂話をしています。

なんでも味魔王は白い髪の女を探し回っていて、手段を選ばず片っ端から白い髪の女を

さらっていってるらしい。

そのことについての客Aの感想、

客A(このところどこの村も不作続きでまいってるってぇのに迷惑な話だぜ。)

不作が続いてるのは関係ないだろ。

それに対して客Bも(ああ、まったくだ。

などと返しています。

・・・どうやら頭がバグってるようですね。

そして客の話題はここの店のオヤジ(オヤジという名前です)料理はうまいという話になっていきます。

客B「そうそう。ペラペラ・・・ペラペラ・・・(と、表示されているが実際には)
   最高だぜ!それによ!それによ!このジューシーな肉!鳥のうまみが逃げてね〜よ〜
   とほざいています。

などと言っているうちに突然店内に入ってくる不審なマント姿の男(ハオ)。静まり返る店内。

オヤジ「何にしましょうか?」

と問うオヤジ、

謎の男「ここに白い髪の女はいるか?

その瞬間、ドーン・・・という効果音とともにオヤジのバックに雷が落ちます(しかも紫色)

オヤジ「き、貴様ァ! 何故白い髪の女を捜しているっ!?」

謎の男「・・・・・・・」

オヤジ「貴様ァ〜……さては味魔王の手先だなっ!?」

オヤジ「なんとか言ったらどうだぁー!」

オヤジ、突然おたまを振り上げ男に振り下ろす!

カシィィィィン!

だが男は、箸でおたまを受け止める!

謎の男「ペロリ。

謎の男「鳥のダシに塩、胡椒、ゴマ油・・・
    隠し味に紅酢を一垂らしってとこか?
    なかなかいい味だ。」

オヤジ「うっ、ぐぐぐ・・・」

謎の男「おたまは、人を殴る道具じゃない。引っ込めたらどうだ?」

そんなこというならお箸だって。

謎の男「・・・その態度を見れば一目瞭然、白い髪の女はいるんだな?」

オヤジ「貴様などに妻は・・・ユンファは渡さんっ!!!」

謎の男「そうか・・・あんたの奥さんが白い髪の女なのか・・・だが・・・」


そこへ突然モヒカンの男(北斗の○にでてくる雑魚のイメージ)が店内に!

ザコ「味魔王様の御命令だァ!お前の妻、ユンファをいただきにきた!」

オヤジ「妻をさらって、一体どうしようって言うんだっ!?」

ザコ「貴様も料理の世界に生きる者なら知っていようがァっ!!」

ザコ「味魔王様の御言葉は絶対ィィィッ!! 説明などォ、必要ないわっっ!!!

と、ナイフ(?)を持つ手の小指を立てながら熱く語るザコ

オヤジ「どうしても妻を連れてゆくつもりなら、ワシを倒してからにしろっ!!」

オヤジも熱くなり一触即発の状態に!

ザコ「ならば腕ずくでもォォォ〜〜〜ッ!!!」

オヤジ「くっ・・・!」

そこで間に割ってはいるハオ!

謎の男「お前らも料理人なら料理でケリをつけたらどうだ?
           味魔王なら、そう言うだろうぜっ!!

・・・お前は味魔王のなんだ?

そして結局勝負をすることに。

ザコ「ゆくぞォ〜〜!!この鶏を使って、勝負だァ〜〜!!」

・・・どこから取り出したんだ?その鶏?


と、ここでアイキャッチが入り、セーブができる。

CMがはいりそうな勢いです。

セ−ブすると

「セーブ中!!」

と表示され、ハオも「セェーブ!中!!」

と叫びます。(ロードも同じ)

ちなみに、継続と保存の選択肢なんですが、保存したからといって中断できるわけではありません。

一度ストーリモードに入ると、リセットボタンを押すまでぬけれない(たぶん)のです。



ザコ「クックックッ・・・どうしたァ〜?遠慮しなくてもいいんだぜェ?」

オヤジ「くっ・・・!? うっ、腕が重い・・・!」

ザコ「ヒャッヒャッヒャッ!もう勝負をあきらめたのかァ?
   ならばこの一撃で楽にしてやろう!

オヤジ「くっ・・・!」

ザコ「ヒャハハハァ〜〜〜ッ!、トドメだァ〜〜〜〜〜ッ!!!

どんな料理勝負だ。

謎の男「その勝負!待ったァッ!!」

謎の男「おい、お前ッ!!このオヤジに痺れ薬を盛ったな!?」(何にどうやって盛ったかは謎)

ザコ「フンッ、それがどうしたァ?要は勝ちゃぁ〜いいんだよォォ!」

ザコ「料理は勝負ゥゥッ! 料理は力ァァッ! それがッ!! 味魔王流だァァァッ!!」

店内の熱さは最高潮に!

謎の男「違うッ!そんなものは料理じゃないッ!!」

謎の男「俺が本当の料理ってものを、教えてやるぜッ!」

謎の男「いくぞォーー!! いざ!! クッキング・バトル!!!」 


クッキングバトル開始


バトル中突然回想シーンに!

味魔王(多分)「どうした?そんなことでは一人前の料理人にはなれんぞ!
         料理は力だ!お前もわしの息子なら、もっと強くなれぃ!」

謎の男(ハオ)「ちがう!」

謎の男「料理は力じゃない!・・料理は心だッ!人を幸せにしようとする・・心だッ!!」


謎の男「色即是空空即是色、人は生きるために食うのではない、食うために生きるのだッ!

謎の男「そして、料理で人を幸せに導くのが料理人の務めッ!
     これ即ち、食為天の極意なりッ!!

画面にでかでかと食為天の文字が!

ザコ「なッ!何だ?
   あの男を中心に自然界の力がみなぎっているゥゥゥ〜ッ!」

謎の男「拳よッ! 俺に力を貸してくれッ!! うおおおおおおおあああああッ!!

キラーン!

全身金色に輝く謎の男!

謎の男「かああああああああああああああああっっ!!!!!!!」

ハオ「料理人心得その一ッ!
   料理人は人に幸せをもたらすべく、常に己の腕を磨かねばならないッ!」

ザコ「この技は、まさかぁ・・・まさかァァァァァァッ!!」

一体何やってるんだ!?意味不明の展開!少なくとも料理ではなさそうだ!


と、突然クッキングバトルに戻る。

自然界の力がみなぎったハオ。当然強くなってません

また、立派な事を言ってたくせに、やることも変わりません(強奪)

そして調理終了

6400対でハオの勝利


謎の男「お前の負けだ。帰って味魔王に伝えるがいい。」

謎の男「お前の料理は間違っている。いずれ、この俺がそれを証明してやる!・・・とな。」

ザコ「貴様ァッッ!」

謎の男「それから、お前たちが探している白い髪の女はここにはいなかった。」

謎の男「俺の作ったこの料理がお前の邪な心と記憶を消し去るだろう・・・」

・・・そんな恐ろしい料理つくるな。

ザコ「誰がそんな料理食う・・・食・・・あああっ!!? て、手が勝手に動くゥ!!
   この料理を食いたくてしかたがねぇ!!」

ザコ「パクリ。

ザコ「こっ、この味はァァァ〜ッ!!」


−−−−−−−−料理の解説中−−−−−−−−−−−−

これほど鳥のあらゆる部分を使いながら・・・

・・・・何言ってるかわかりません。理解不能。

−−−−−−−−解説終わり−−−−−−−−−−−−


ザコ「ブツブツ・・・ブツブツ・・・」

この間になんか、

「味噌が・・・」

とか

走る・・走るぞ!・・・走る、走る!・・・うわああぁぁ〜〜!

とか

俺の頭が〜〜〜!

とか涙を流しながら言ってます。

そんな、自分の料理(ほんとはザコが作ったものだが)を食べて感動している相手に対し、ハオの言った台詞は・・・・

謎の男「誰か、こいつを外に出しといてくれ。

え!?ひでえ!

ザコ、フェードアウト。


謎の男「俺がつくった料理を奥さんに食わせてやりな。少しは体が楽になるはずだ。

嘘つけ。たった今ザコを葬り去っただろ。

謎の男「・・・じゃあな。」

オヤジ「待ってくれ!あんた、一体何物なんだ・・・?味魔王とはどういう関係が・・・」

謎の男「・・・俺の名はハオ。味魔王は・・・・・・・・俺の父親だ。」


そして満月をバックに去るハオ

 

     第一話 終



そしてここで次回予告が!!

女の声「当たり前ェ!当たり前ェ!!当たり前ェェ!!!

味魔王の弟子を名乗る美人料理人アニス!

彼女の料理に、重大な欠点を見出したハオが彼女に言った言葉は?

怒り狂ったアニスの必殺技がハオを襲う!


次回!クッキングファイター好、第二話!

この料理は辛すぎる。

振り下ろす包丁にも、愛を込めて・・・!


・・・・・・・・・・・・つづく

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