ゲイモス
(ASCII・・・だったかな?)


このゲーム、知らない人の方が多いんじゃないかと思いますが、僕の中ではまさに忘れられないソフトです。

なぜならこのソフト、幼かった僕の心に大きな傷跡を残し、数年間封印されていたようなソフトだからです。


ゲームの内容ですが、ジャンルはシューティング・・・・・3Dシューティングです。ファミコンです。

その時点でかなり無理があると思うのですが、まあいいでしょう(よくないだろ)。

ストーリーとしては、西暦2315年にマストドンが太陽系惑星の衛星に基地を作ったから、

太陽系防衛軍が最新鋭機ゲイモスを送り込んで、要塞母船フォボスを中心とするマストドン軍団を

太陽系の外に追い出す(倒すのではない)
というものです。

はい、意味わかりませんね。

でもストーリーはどうでもいいので詳しく説明しません。

ゲームモードは2つあります。

 モードA:ゲイモスは画面上を上下左右に自由に飛ぶことができます。

 モードB:ゲイモスは常に画面中央に位置し、景観が移動するので、
      ゲイモスを実際に操縦しているかのようなスリルが味わえます。(もちろん味わえません)

とりあえずスタートすると、妙に頭に残る音楽が流れます。

しかしそれも最初だけで、ステージ中は変な音が鳴り響くだけです。

でもBGMもどうでもいいです。

シューティング部ですが、はっきり言って無理ありすぎです。

あたり判定がわけわかりません。こっちの弾はなんか当たりにくいし上に、敵の攻撃はいつのまにか当たってたりする。

遠近感がわからなさすぎです。さすがファミコン。

誰だ、この企画出したの。

敵をよけるには、画面を所狭しと大きく動いて避けなければなりません。

しかし、そこもどうでもいい部分です。

このゲームが僕に傷を残した部分・・・・・

それはフォボスです。

ステージの最後に現れるいわゆるボスなのですが、その登場の仕方が嫌過ぎます。

ステージを黙々と進むゲイモス・・・・

ドバァ!!ドバァ!!ドバァ!!

何の前触れもなくすさまじい音・演出と共に現れる巨大なフォボス!

泣き叫び部屋の外に逃げ出す僕!!



ゲイモス封印



ゲイモスのおかげで僕は、突然何かが出てくるといった風なことにめっきり弱くなりました。

今、バイオハザードシリーズをやらないのも、元をたどればこれのせいでしょう。

友人の家で1をやらされたやらしてもらった事がありましたが(しかも部屋暗くして大音量で)・・・・・・

突然窓を突き破って現れる駄犬の群れ!

パニクる僕!

銃乱射!

しかしボコボコに!

主人公瀕死。


バイオハザード心の封印





ゲイモスの封印は数年後に解かれ、クリア(確かループだったが)するまではやりましたので、

その時の事を元にもう少し説明します。

このフォボス、突然現れるのですが、現れる場所は決まっているので、知ってれば心構えができます。

もっとも、普通の人は心構えなどしなくても驚いたりはしませんが

フォボスは、現れると大量の弾を撒き散らし始めます。これは円の動きで回避できました(今やれば普通によけれる)

そして、巨大なくせに当たり判定は中央のほんの少し(もしかしたら1ドット位しかないかも)だけというせこさ。

そこに5発当てれば高度なワープ機能とやらで次の衛星に逃げます。

どう見ても粉々に砕け散っているようにしか見えませんが

突然現れるのもこの高度なワープ機能とやらのせいです。くそ!

しかし、このフォボス戦、なんと時間制限があります。

時間内に5発当てられなければなぜかそのステージの最初からやり直しとなります。

まあ、うまくすれば現れた瞬間にぶっ壊す事もできるんですけどね。


・・・・とまあ、こんなとこでしょうか。ゲイモスは。

後、ちょっと変に感じた事書いて終わろう。

ここまで書いといてなんだけど、ゲイモスの説明なんか適当でいいや。

誰もこんなゲーム知らないだろうし。

はい、じゃあ変に感じた事。

地面の色。

それぞれ衛星のはずなのに、何故かその惑星のイメージカラーで描かれている。

最初のステージの月。月と言えば黄色だが、地面は青。

説明書を理解できる年齢になるまでは、

「なんで地球にいるはずなのに向こう側にもう1つ地球があるんだ?」

と思ってました。

ま、変なしましま模様がスクロールしてるだけだから、地面と言っていいかはわからんが。

はい、ゲイモス終わり。

お疲れ〜。

戻る


あ、このゲームにもいいところあったわ。

ステージが始まる時にだけ流れる音楽。あれはすごい頭に残ってます。

今でも普通に口ずさめるほどに。