CardWirth
(groupASK)


・・・ついに・・・ついに・・・・・・!

まともな紹介をする時が来ました。

そのゲームとは・・・・・

CardWirth (カードワース)

WINDOWS用のゲームで、フリーウェアです。

フリー。

凄いです。


・・・とまあこんな事をいくら書いてても、肝心の”どんなゲームなのか”がわからないので、

さっさと本題に入ります。


で。

どんなゲームなのかと言うと・・・・・・

基本はRPGです。

が、そうでなかったりもします。

「?・・・・何を言ってるんだこの脳タリンが。」

と思われるかもしれません。

思った奴は滅殺。

・・・・どういう事かと言うと、このCardWirth(以下、CWと表記)というゲーム、

本体部分とシナリオ部分で分かれており、そのシナリオ次第で

RPGだったりADVだったりミニゲームだったりクソゲーだったりとかするのです。

例えるなら、ファミコンの”本体”と”カセット”のようなものです。

そのシナリオなんですが、これまたエディタがフリーなので、誰でも作って公開する事ができるのです。


・・・まあその辺は後で書くとして、もっと具体的にどんなゲームなのかをまず書いていきます。

カードワースと言うくらいなのだから、ゲームを構成するそのほとんどがカードです。

登場人物、アイテム、魔法、選択肢、等々・・・・・

カードじゃないのは背景とメッセージ欄くらいじゃないでしょうか?

基本となる舞台は中世ヨーロッパ風の世界です。

そこでプレイヤーは冒険者達を操り、依頼を受けるという形でシナリオをプレイします。

冒険者。

決して”勇者”とは違います。

世界を救うような壮大で長い旅ではなく(中にはそういったものもありますが)、

怪物退治や遺跡探索なんかのちょっとした冒険を行います(10分から30分程で終わるのが多いです)。

そしてその冒険者ですが、かなり細かく作る事ができます。

名前、顔、性別、おおまかな年齢、勇将型や策士型等のタイプ、性格、等・・・・・・

それらによってその冒険者の能力が決まる・・・んですが、

それらの能力は、プレイヤーに対し、決して明確には分らないようにできてます。

このゲームでは数値はほとんど出てきません。

数値としてはっきりと前面に出てくるのはお金とレベルくらいです。

この辺もまたこのゲームを面白くしてる要素の一つだと思います。

数値とにらめっこしながらゲームをプレイするのではなく、あくまで”冒険”の雰囲気を楽しませる・・・・

最高です。

プレイヤーの強さを明確に示すのはレベルだけ。

そのレベルを上げる方法も特殊で、敵を倒して経験値を・・・・ではありません。

経験値なんていう”数値”もありません。

依頼をいくつもこなしていくうちに冒険者としてのレベルが上がっていくのです。


そして・・・そこでまたこのゲームの凄いところがでてくるのです。

いくつものシナリオをプレイしていくうち、

「自分でも何か作ろうかな?」

という気分になってくるのです。

・・・僕もそうでしたね。

何か作ろうかなあ・・・・と半年前から思ってます。

・・・・・・・・

すなわち結局作ってない、と。

(でもまあ、作ってみよう、という気はまだあるんですけどね。)

最初の方でも言いましたが、エディタもフリーなので、

そういう気分になり、実際に作った作者さん達が公開してるシナリオの数は膨大です。

本当にいろんなものがあります。

まあこれは・・・”いろんなものがある”としか言えないですね。

ありすぎです。

・・・その中には正直かなりアレなものもあります。

よく地雷シナリオなどと呼ばれたりします。

ゲームのバランスを大崩壊させたりするやつとか・・・・

ゲーム中で超強力なスキルや武器を手に入れさせ、シナリオの最後で消去せずにそのまま冒険者の手元に残す、というタイプですね。

まあ・・・これはプレイヤーが使わずに捨てて(もしくは売って)しまえばいいのでまだマシですが、クリア不可とかいうのは最悪ですね。

こういったシナリオの存在に関してはどうしようもないので、

当たった時は運が悪かったと思いましょう。


・・・・と、悪い部分も書いたところで、CWがどこで手に入るのかを書きます。

GROUP ASK WEBSITE

ここです。

そこで、フルパックの方をダウンロードしときましょう。

また、シナリオもそこに置いてあるので、それも一緒に手に入れておきましょう。

・・・というのも、groupASK様の作られたシナリオは非常に面白いからです。

CWを始め、最初にプレイしたシナリオが全然面白くなかったりしたら、一気にやる気がなくなると思われるので、

まずはgroupASK様の作られたシナリオを一通りプレイしましょう。

それと・・・あまりここでシナリオ紹介しても仕方ないのですが、

後一つだけここであげておきたいのが”モンスター退治”というシナリオです。

是非探してやってみて下さい。


おおまかに紹介しましたが、もしかしたら知ってる人の方が多いかもしれませんね。

それくらい有名です。

とにかく面白いので、

「最近PSとかの家庭用ゲーム、あんまやらなくなったなあ・・・・」

と思い始めてる方は、一度やってみて下さい。

その際、冒険者の顔ですが、最初から用意されているものばっかりで構成するのではなく、

何か別なものを用意して(絵が描ける人は自前とか)、それを使ったキャラを2、3人作っときましょう。

自分の中での盛り上がりが全然違います。

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あとがき

いや〜・・・ついにやってしまいました。

全く普通の紹介文。

何故こんな形になったのかと言うと、このゲームは今まで紹介してきたものとは決定的に違う部分があるからです。

ゲーム自体の内容がどう違う、とかいうのではなく、ゲームの置かれている状況と言うかなんと言うか・・・・

今まで紹介してきたものは、そのゲームの存在を知ったからといって、すぐに手に入るというものではありません。

ゲームショップ等に出向き、お金を支払って初めて手に入れる事ができる物です。

いや、店に出向いたとしても置いてない事の方が多いです。

FCなんかだと、ソフト自体全く置いてなかったり、

PSの物でも、クソとして有名なものはあまり見かけません。(あったとしても決して安いと言える値ではない)

それらと比べてこのCardWirthというゲーム、今このページを見ている人の多くは、

これからすぐに手に入れる事ができるという物なのです。

なので、”やってみよう”と思ってもらえるようにしたかった、という事です。

まあ・・・・やってみて、

「どれもこれも全然面白くなかったじゃねーか!!
 この俺様の・・・限られた人生の・・・貴重な時間を無駄に消費させやがって・・・!!」


と言う方ももちろんいると思いますが。


それと・・・・・

いろんな素材(または自作)から使用されているので、

ゲーム本体の紹介とちょっと違うような気もしますが

音楽もいいです。

よく耳にする事になる、デフォルトでついている音楽がいいので、これもいい部分と言えるでしょう。


あ、最後に。

ヘルプはちゃんと見ましょう。

見ても最初は少しわかりづらいかもしれませんが、やっていくうちにわかってきます。

熟読してからプレイするのではなく、プレイしながら、もしくはとりあえずプレイしてから見た方がわかりやすいです。

それでもよくわからない人は、公式サイトを見てみるか、ここの掲示板ででもいいですので聞いてくだされば、僕のわかる範囲でお答えします。