残されたエリアで3日間で3月初めにほどほど満足できる旅行先として残ったのは・・・京都・・・ への旅 



2013年3月 京都(洛北、洛西、東山への3日間)

評価 利 用 先 備 考 金 額 詳 細
交通手段 JR新幹線 4人で往復
108,160円
日本旅行より購入。手数料なし
東京都区間〜京都駅区間
午前7時台の人気時刻帯だったが1ヶ月前予約でスムーズにゲット

1日目宿 御室会館 38,000円 洛北の名刹【御室仁和寺】の宿坊
2F。1人9,500円(夕・朝食付)。簡素ながら14畳の和室。朝のお勤め参加可能

2日目宿 nao乃座
別邸 麩屋町
39,200円 京町家の一軒宿(2階建て)貸切
4人利用で1人9,800円(食事なし)

1日目昼食 そば屋
かね井
4,500 京都No,1の評価の蕎麦屋。
開店前20分から店頭に並ぶ


2日目ティータイム オ・グルニエ・ドール 1,780 錦小路上る
京都No.3の洋菓子のお店
開店前10分に店頭到着

2日目夕食 きし鮓 6,400 河原町
京押し寿司&京風にぎり鮨
90年の歴史

3日目朝食 ボロニア
仙太郎本店
1,605 町家宿の居間で和洋折衷
京都祇園【ボロニア】のデニッシュ食パン
寺町通【仙太郎本店】のぼた餅

3日目昼食 半兵衛麸 12,600 予約済
五条大橋近く
京麩専門店のランチは1コース限定
3日目夕食 らーめん
酒家驛麺
1,480円 JR京都駅八条口東改札
博多一風堂河原氏プロデュースの店


抹茶体験 福寿園本店 5,250 予約済
河原町、四条通
4F茶席室で個人的に
約60分茶道作法を習う


京和菓子 7店 6,000 鞍馬口【聚洸】、今出川【茶洛】、
金閣寺【不動釜茶処】、錦市場【麸嘉】、
出町柳【阿闍梨餅満月】、出町柳【出町ふたば】、高台寺【洛匠】


京抹茶パフェ 5店 13,000円 河原町【福寿園本店】、祇園【茶寮都路里】、
祇園【祇園こいし】、祇園【祇園きなな】、京都駅【中村藤吉】
全て店内喫茶席で

土産 4店 8,000円 錦市場【【杵つきごま本舗】】、祇園【おうすの里祇園本店】、
祇園【井筒八ツ橋本舗】、北山【マールブランジュ】


オヤツ 6店 4,000円 今宮神社【かざりや】、今宮神社【一文字屋和助】、
錦市場【京丹波】、錦市場【魚力】、錦市場【田中鶏卵】、
八坂通【生ゆば工房】
  市内移動
(タクシー、BAS、JR)
  7,890 タクシー5回、BAS2回、JR1回
  拝観料 3社 4,400 金閣寺、清水寺、東福寺
  5,500 キャリーサービス、コインロッカー、弁当2回(往路、復路新幹線内)、ドリンク、




Prologue


 家族に今回の旅行の件を伝えたのは正月休みでした。

 旅の目的地として当初は南九州、京都、北陸が上がりましたが、

 長男が勤務の都合で3日間しか連休が取れないだろうとの話があったので近場の京都になりました。


 京都?、

 「神社仏閣めぐりかあ〜」と当初夫の期待度は高くありませんでした。

 それでも「4人揃って出かけられるんだからいいや」と気持ちを切り替え日程作りをしていくと

 場所決めの段階に考えていた以上に見てみたい場所や、お店が出てきて、出発直前までコースづくりに時間を費やされてしまいました。

 長女は去年11月に京都に出かけたばかり。

 高校の同級生と深夜バスを使って同じく同級生だった国立K大の友人下宿宅(一軒家)に3日ほどお世話になり、

 その友人の案内でコアな京都旅をしてきたばかり。

 それでも今回の家族旅行先が京都と決まっても不満を言わず付き合ってくれました。


 宿題が出ましたがね。

 その宿題とは、

 旅先が京都に決まったと伝えた時に、「父、菩薩と阿弥陀(如来)の違いわかる?」。


 もちろん出発時の新幹線の車内で答えておきましたよ。

 最初にその話が出た時には答えられず固まってしまいましたが、車内で宿題の話をすると、笑っていました。


 今回京都のツアー計画をたてる際にいろいろな資料を見ていると、

 流石古都なんだなと思わせるような歴史が随所に残っているのが逆に夫には新鮮でした。

 今迄、書籍やメディアでの受け身の知識しかなかった京都、

 外国の観光客の国内人気No.1観光地が京都だと言われても首をひねっていたものですが

 実際自分の足で歩き、地元の人達と触れ合うと、より身になっていく気がいたします。

 それが京都に限らず、旅の素敵なところでもありますね。


  < 日 程 >

 < 1日目      2013.3. (土) 晴れ 
→ 6:40 東京駅
早朝から東京駅構内は賑やかです。そのたくさんの人を目当てにした飲食のお店が既にオープンしています。朝6時過ぎですよ。しかもどのお店も綺麗で素敵な商品が棚やケースに並べられています。これを見ただけで旅への高揚感が出て来ました。
朝食手に入るかな?と心配しての早朝集合でしたが、実際全く問題なく朝食は手に入りました。値段が東京価格なんですが取り敢えずお弁当を購入。
7:10東京駅 
東海道新幹線18番ホーム
のぞみ9号

→ 9:23 京都駅
【京都駅】到着
広い京都駅構内を塩小路通へ向かいます
京都タワーを見上げるのは何十年ぶりかな
手荷物はまとめて宿泊宿へ直送
JRキャリーバックサービス 650円
→ 9:45 タクシー
中央口に出るまで、目的地への移動手段を地下鉄かBASかタクシーか迷ったが、金額よりも利便性でタクシーを利用
目的地の洛北、今宮神社まで堀川通から今出川通
経由で。
堀川通では二条城前を通過
観光地京都のタクシーは運転手が雄弁です。
2,570円
10:10 今宮神社
今宮神社
正門
今回の旅行で最初の神社仏閣
実は事前知識を入れて来ませんでした。
今宮神社の東門からの景色は数百年間時代が逆上った様です。
もう本当にタイムスリップものです。
聞いたら、時代劇の撮影にも時々使われるそうです。
時代を経た門前茶屋が2軒対座しています。
フジTVの鬼平犯科帳のエンディングに使われてますね。そのTV画面では神社の東門を奥にした全く反対側からの画像です。
かざりや】の店頭
炭火で焼き上げるのがあぶり餅
かざりや
あぶり餅の人気店
東門から出てくると右側に店を構えているのが創業400年といわれる【かざりや】
あぶり餅500円(5本)
一口サイズの餅を炭火で炙り、白味噌で味付けしている。茶屋の奥の和室に上がってお茶とともに頂く。
奥に坪庭を設えているのは京都の粋ですかね。
一文字屋和助
平安時代創業と言われ歴史は1,000年超のお店。
これだけ長い間血が繋がっているだけでも口あんぐりだが同じ家業をし続けている事実には言葉が出ない。
こちらも参道を挟んで左側にある。
土間先の上がり廊下の奥にある障子で区切られた畳の席で頂く。こちらのお店の奥にも坪庭が。
あぶり餅の人気店はどちらも甲乙つけがたい
現代人の舌にも十分耐えうる和菓子です
あぶり餅500円
10:30 高桐院
高桐院
今宮神社から次の目的地【大徳寺】へは徒歩で数分。
応仁の乱で荒廃した伽藍を復興したのが庶民破壊僧の一休和尚。
今日の大規模な大徳寺伽藍を残しました。本人は住まなかったようですね。
大伽藍の一つ高桐院
石畳の両側に空竹で仕切りを作り、新緑の松や、苔を美しく配したお寺です。
鎌倉とは違う空気が流れていますね。
散策路途中にある民家への門の仕切りが竹1本というのがとても新鮮で風情有ると感心
→ 10:50 かね井 
かね井
大徳寺前の北大路通を突っ切り小路を歩くこと8分
京都市内で一番という評価の蕎麦屋さん。
楽しみですね
暖簾を出す前に店頭には行列
我が家は3組目で入店出来ましたが開店時には満席になりました。
粗挽き蕎麦1,200円
鶏南蛮1,200円
鴨ざる1,600円
蕎麦豆腐500円
計4,500円
座敷席の奥にここでも坪庭が設えてありますね。
蕎麦自体は茹でると伸びるタイプ、もり系なら問題ないかな。
いいところは汁類、流石というか京料理に慣れた客にも耐えられる薄味だが深みのある汁だ。
12:20 聚洸(じゅこう)
聚洸
洛北(鞍馬口エリア)で人気の和菓子屋さん。
リーズナブルな価格で京和菓子を頂けます
念の為、予約しておいて正解でした。
伺った時間には店前の張り紙に売り切れの文字が。
4品おまかせ予約1、280円
4品とも320円(上段左からわらび餅、春の道、春風、下にあるのが蒸菓子)
注文した際は高いなと思ったが、食べてみてある意味納得しました。
京和菓子は凄いわ。関東で和菓子を食べてもこれだけの驚きは無いですね
12:50 茶洛(さらく)
茶洛
最近移転したわらび餅専門店
新店舗は今出川通に面した京和菓子の店
【聚洸】から歩くこと15分
此処も売り切れ終わりの情報があったので、京都の裏通りを鑑賞してのそぞろ歩きではなく、早足で時間を気にしての移動でした。
わらび餅800円
店内では手作りの真っ最中
慣れた手つきでもぎこちなくみえる仕込みは餅が柔らかすぎるせいなんですね
食べてみて驚きました。
これはその日のうちに絶対食べないと駄目だわ

京都の人気和菓子のわらび餅はお店によって全く異なる品になります。
→ 13:00 タクシー
茶洛】前の今出川通からタクシーを利用
この運転手さんも情報たっぷり、
京都観光のパンフを貰い、全く知らなかった花街の一つ“上七軒”の町並みをわざわざ通ってくれました。もちろんガイド付きで
650円
13:00 北野天満宮 
北野天満宮
藤原氏全盛の平安時代(いや現天皇も十分藤原氏の血が濃いんですが)、宇多天皇の信任が厚かったが、醍醐天皇と藤原氏の策謀で大宰府に左遷。
死後の北野天滿宮の隆盛は怨霊対策だったのでしょうね。
平将門、長屋王、崇徳上皇などタタリ鎮魂の対象なんですね。古代から中世の日本人は霊魂を恐れましたので
正に梅満開の天滿宮
春先の観光地として季節的にはピッタリの場所です。
梅苑だけでなく、境内のいたるところに数種類の梅の木が花を咲き誇って競っていました。
楼門から入る際、“東風吹かば・・・”の句碑を読み、絵馬所の絵馬を見、なで牛に触れ、梅の花の匂いを嗅ぎ、社殿に参拝して、その国宝の社殿を回りこんで北門から出ました。
源平梅
1本の木に紅白2色の梅が咲く奇しい紅白梅
正式名称なのか通称便宜的にそう呼ばれているのかは不明。
地元の方が声をかけてきて源平梅について含蓄の有るお話をしてくれた。
13:40 平野神社
平野神社
【北野天満宮】北門から徒歩数分でした。
桜の名所の一つらしいが時期的にはまだ早く、桜会場では露店の骨組みの組立の真っ最中、樹齢400年の楠の木の根本にあるのが“すえひろがね”。磁石も吸いつく石は餅鉄らしい。
門前に立っていたマンション建設反対の方々の要望の答え反対書名を4人でした。確かに高い近代的な建物は古い景観を壊しますからね。
大文字
ここから【金閣寺】までは西大路通を北へ20分ほど歩く、やがて分岐路で大通りを避け民家街の狭い路地に入った。
途中五山送り火で知られる大文字焼きの文字“大”が見える大文字山を低住宅の奥に見る事ができた
山に近づきすぎたせいか、思ったより文字は小さいんだな。
14:00 金閣寺
金閣寺
正式名称は鹿苑寺
舎利殿の“金閣”からとった俗称のほうが有名。日本国王を名乗った足利3代将軍義満の造営。
歴史ではもう一人日本国王を名乗った人物として平将門の名がありますが、検証すればわかりますが、関東地方での話で、年代的にも“国王”という言葉にどれだけの意味を含んでいたのか?
対して義満は明らかに外国(中国)への文章です。比較すればレベル的には全く違いますからね。
その為に暗殺されたのではという説が最近話題になっています
今日唯一の拝観料1人400円
金閣寺の外人率高いです。
確実に50%を超えてますね
人が多いので撮影のシャッターチャンスを見つけるのが大変。それでも沢山集合写真をとってから、順路に従って舎利殿を回りこみ
夕佳亭、不動堂で出口になる。
出口直前、不動堂の右側にある茶屋が目に止まった。
歩くの疲れたし、この後は宿のある仁和寺へ向かうだけという日程を残すだけなので、それと京雅をちょっと味わいたい気分も。
不動釜茶所
和三盆の和菓子(金閣)と抹茶が付いて500円
金閣寺納豆が入った表面金箔の金閣柄の和三盆菓子は此処だけの品
金閣寺の中でも一番高い所にある茶席だが舎利殿は見えない野点席。こちらも外人の利用客が一段と多かった
→ 15:10 タクシー
金閣寺からのタクシー拾いは簡単でした。
待機所が目の前にあります
最初は金閣寺から“きぬかけの道”を歩こうという計画だったけど、早めに仁和寺に着いて境内をゆっくりしたいと切り替えてタクシーを使いました。
実際乗ってみたら“きぬかけの道”は一本道ですが意外に距離があってタクシーを使って正解だなと思いました。810円
15:20 (御室)仁和寺
仁和寺
仁和寺の正門にあたる二王門越しから見る中門
更に緩い坂を登った北には国宝の金堂がありますがこの位置からは見えません。

広大な境内、この中で宿泊するんですね
仁和寺の全景
左下
 二王門の左にある御殿
右下
 御室会館(宿坊)
中央上下斜めに伸びる直線が参道
右上部
 金堂
明日、朝にはこの広い境内が数組の宿泊客と仁和寺僧だけになる
16:20 本坊表門から御殿
御殿】内
白書院の南庭
宿泊客に配布された御殿の無料入場券を使って、16:30頃御殿内に上がり、もう時間ですといわれた17時過ぎまで御殿内に留まっていた。宿に帰る必要がないですからね。
今日の宿は、この【仁和寺】境内内の宿坊です。
御殿内
宸殿の北庭越しの五重塔です。
ここから五重塔をバックにした御室桜画像はあまりにも有名ですね。
5月迄咲くという遅咲き桜、その桜が咲き始めるのは2、3週間後でしょうか。
確かこちらも鬼平犯科帳のエンディングに使われてます。
御殿内
白書院の南庭、北庭
帰る必要がないので閉園まで留まってまったりしました。
最後は追い出され気味に何度か催促されて退場。
15:30 宿坊御室会館
      (1日目宿) 
御室会館(宿坊)
今日の宿は境内にあります。
二王門から入ると、右側の東門に向かう右側にある立派な2階建ての建物
御殿からは門を出て直進し数分。
食事処、大浴場(6人位)、部屋数は1〜20部屋程、洗面所とトイレは共同。食事時間の厳守等があり自由な宿ではなく部屋や寝具は質素。若僧の研修時に利用しているという。珍しい環境と朝のお勤め参加特典が今回利用した理由です、
2食付きの宿泊料金は、1人9、500円×4人=36、500円(ネットポイント引き△1、500円)
和食処【梵】での夕食は、18時から
湯葉、刺身、天麩羅、先付けと質はともかくボリュームは十分な食事
京都湯葉がテーブルに上がっているだけいいかな。
朝食は湯豆腐、紅鮭など。
どちらも普通の旅館並でした。もっと質素かと思いました。
< 2日目      2013.3. (日) 晴れ 
6:30 起床
宿泊部屋
深夜や朝方は冷え込んだがエアコンが付いていたので使用し問題なく熟睡。
町中と違い、外の喧騒が全く聞こえないので落ち着いて寝れました。
朝のお勤めへの催促もなく、参加は全く自由です。
7:00 金堂
境内
御室会館から境内参道を北へ登る
この時間境内には観光客は全く入れません。
金堂まで徒歩数分
寒い〜、
3月中旬とはいえ朝の京都洛北は冷えます。
金堂に近づくに従って聞こえてくる読経の声が大きくなる。
読経の他は何も聞こえない静寂に包まれた広い境内
金堂
朝のお勤め
宿泊者だけ20人程のお勤め参加
仁和寺、京の歴史、ご本尊を拝む本意、有難い御坊の法話も拝聴した。
昨日の大徳寺西陣エリアから始まった京の旅、菅原道真の北野天満宮、足利義満の金閣寺、そして到着した仁和寺、一連の流れは正に日本の歴史、平安京の過去
朝のお勤めの参加後
金堂側から境内を見下ろす
正面奥に中門がやっと見える広さ、とてもとても最南部の入口仁王門を視界に捉えることが出来ない
寒いけどそのせいもあり清々しい空気を吸い込む瞬間
誰もいない境内
後方に仁王門(門裏側から)
正に家族占めの時間
もの凄い開放感と清涼感
開門の9時頃の仁王門
反対側(正面入口側)から
人の対比も面白いが、仁王門て正面と横からでは随分と印象が違う。
→ 8:50 市内バス
仁王門前から市BAS59番に乗車
洛北から東山への移動
河原町に向かう
電車での移動も考えたが、乗り換えがあり最終駅から結構歩くので、直接行けるBASにした。
210円
約40分の市BAS旅
地元の方の乗り降りも旅の景色です。
市役所から河原町に近づくと町の趣が違ってきました。
河原町交差点の京都高島屋入口
今日の宿のチェックインタイムまで荷物を預け
身軽になって京の街へ
貸しロッカー 500円
9:40 錦天満宮(錦小路通り)
錦天満宮
河原町交差点から四条通を暫く西へ、そして右に折れると
京都の台所錦市場の東側の突き当たりにある小じんまりとしたお宮がある。
9:50 錦市場
錦市場
錦天満宮側から西へ一直線に伸びる道の両側が京の台所
突き当りの反対側には【京都大丸】の裏口
此処をゆっくり散策しました。河原町に着いたのが予定より早かったので時間はたっぷりあります
田中鶏卵
隣の【三木鶏卵】と人気を二分するだし巻き卵の店。
庶民的な【三木鶏卵】とお店の印象が違うな。一見客は声を掛けにくい店頭の空気
京丹波
店頭から香りのいい匂いが漂って来ました
兵庫丹波の栗。
明日の購入リストに入れておこう
魚力
鱧照焼550円 鱧天300円 京野菜天300円
店奥の狭いカウンター席で頂く。
鱧は関東人にとってはやはり淡白な味。
照り焼きでも更になんか調味を加えたい程
麸嘉
京麸の専門店
麸まんじゅう220円
悪いけど、今日は甘いもの尽くしなので購入は一個だけ。四人で一口ずつ
10:50 サロン・ド・テ オ・
       グルニエ・ドール
サロン・ド・テ オ・グルニエ・ドール
錦小路より上り歩1分
今回の旅行での洋菓子店訪問はこちらだけ
開店10分前2組目で入店。
その後続々とお客さんが来られて開店時には奥のカフェスペースは満席。
錦市場でもうちょっとゆっくりしていたら危なかった
開店前の店内での待機席の目の前のショーケースに続々と奥の厨房から運ばれてくるスイーツ達。
その美的センスの美しさに4人で目を見合わせましたね。見るからに質の高いスイーツばかり。
こちらのお店の事前学習で決めていたスイーツよりもこの搬入の品達に惹かれてしまったモノが続出し注文時に4品を選ぶのが大変でした。
こちらのお店にも坪庭が。
スタイリッシュなお店らしい今風な庭をコの字型に囲ってカフェ席を配しています。
苦労して選んだ4品を4人で少しづつ分けあっての批評は「凄いね」「どれも三ツ星」と出てくる言葉は高評価の言葉ばかり。
プティ・ポ・オ・フロマージュ、イチゴのミルフィーユ、クレームミルティーユ、リッツァトルテの4品で1,780円。
いいなこのお店、近かったら絶対何度も足を運びたいですね。
11:50 福寿園本店
福寿園本店
錦市場側から交差する富小路通で四条通を渡ると思ったより小さな間口のビルがあります。
本店と聞いてたからもうちょっと趣がある入口なのかなと想像してましたのですがね
只、この最初の期待外れ感は真逆に裏切られました。ビルの中では京都らしい時間を過ごせたと思います
2Fの喫茶でまずはスイーツを。
最初に出てきたサービスの水出し煎茶の旨さに4人とも思わず目を合わせました。
此処で頂いたのは
福寿園抹茶クリームパフェと冷し抹茶大納言ぜんざい、抹茶カプチーノの抹茶尽くし。
今回の京都滞在中5店で頂いた抹茶パフェの初めてのお店がここ。
今日の予定では全4店でのスイーツ巡り、1品の容器の大きさからいって無理かなと弱気になりながらもこんなに美味しい和スイーツなら無理してもいいと思い直した軽食タイム。
此処で4Fの抹茶席体験予約時間まで居座りました。
12:50 茶室での抹茶体験
4Fに設えられた茶室
本格的な茶室です
ここで体験出来るのが抹茶体験
子供達2人を旅行前に予約しておきました。
少人数なのかなと思っていたら、この時間帯での体験希望者は我が家の2人だけ
2,625円×2=5,250円
蹲居もあり、その説明から始まり、実際蹲居を使い、にじり口をくぐりって入室、床の間の見かた、席順の意味、会話の仕方、茶の入れ方
味わい方、最後ににじり口からの退出。フルコースの内容はお勧めです。
まずは先生の蹲居の作法から
予定の30分を大幅に超える60分近い体験は見ている親にしたら長い時間でしたが、師範役の若い先生の作法の説明や茶に関しての話が丁寧で親身、子供達にはいい経験になったでしょうね。
途中足を崩してもいいと言われてホッとした二人の表情はやっぱり現代っ子でした。
15:00 nao乃座
         別邸 麩屋町
         (2日目宿)
nao乃座 別邸 麩屋町
2日目の宿。
こちらの宿は、1軒家
チェックインの時間に宿の前で宿主と落ち合いました。
今回の旅行はホテルや旅館を避けて決めました。京町家での京ステイ、
この手の宿はいくつかありましたが、立地を重要視し、1軒まる借り、築数十年の古いタイプ等で絞っていて、もちろん予約が埋まっていない日が条件ですが、1月早々に予約を入れました。
10人ほどで宿泊できる一軒家ですから家族4人ならゆったり、食事は夕朝食とも望む所の外食です。
土間の入口
いいですね、
室内には骨董品といえる家具や敷物、飾り、布覆い、照明など時代を感じさせる装飾、古い匂いが漂ってくる部屋ばかり
部屋の奥のトイレ内のウオシュレットと浴室内の化粧用品、格子戸奥に隠れるようにして配された簡易台所のIC調理器具などとの対比が自分達の居場所がはっきりせずに尻の下がもじもじしてそれも楽しい。
長方形の町家の再奥部に坪庭
いいですね和モダンの粋かな
左横に廊下を回りこむと浴室があり、その浴室内の信楽焼の浴槽に浸かりながらもこの坪庭を見ることができます。
夜のライトアップも可能。
15:20 四条大橋から祇園へ
四条大橋
宿から、再び四条通まで上がりもどり、大繁華街河原町交差点から一大観光地の祇園へ。徒歩だと15分ほどでしょうか
3月中旬の冬休みに入った日曜日という時期、観光客が沢山路に溢れていました。
四条大橋を渡ると、右側に直ぐ京都南座があります
借用画像です
 《幸三工房ブルグ》さんのブログからです。
15:30 祇園こいし
祇園こいし
四条通の突き当り、八坂神社の交差点傍。
それ程混んでいないという事前情報を覆す店頭からの行列は、2Fのカフェスペースに続く階段に繋がっています。日曜の祇園はものすごい人の数ですね。
20分ほどで2Fの卓前に着席。
今日2軒目の和スイーツ
抹茶パフェも、ワラビ餅も黒蜜を使っているのがこの店の特徴。
メニュー表に1人1品の文字を発見した。たくさんのお店を回りたかったのでこの文字はキツイ。
こんな強制が有るんだと京都商人の嫌らしさを感じて気分が引いてしまった
京都祇園ボロニヤ
京都祗園ボロニヤ
知恩院三門に続く入口の交差点より少しだけ東大路通りを北に行く
デニッシュ食パンが有名で1979年の創業。2品で1,101円
デニッシュ食パン1.5斤で861円
生地は面白いし特徴があるけど、価格が高すぎるね。
毎日食べる主食としてのパン屋さんじゃないですよね。
16:20 八坂神社
八坂神社
西楼門からみる八坂神社
起源は半島渡来人のようですね。
夫は高校時代の修学旅行(グループ行動)と大学時代にその高校のクラスメートが関西に転居した後、仲間達と訪れた際にと2度来たことがありますね。あの頃は歴史には全く無頓着でした。
西楼門から入ると数軒の夜店が並び、本殿前や舞殿前には着物姿の女性の数が目に付きます。いいですね古都には着物はピッタリです。
日曜日だったし、夕刻だというのに境内の観光客が多いです。
そのまま南楼門から出て、ねねの道へ
八坂の塔
八坂の塔
八坂神社を南楼門から“ねねの道”沿いに
散歩道としては良い感じです。
八坂の塔
正式には
八坂法観寺の五重塔
東山エリアでは寺自体は地味ですが塔はシンボリテックな存在
我が家も
ここで来年の年賀状用にと記念撮影
生ゆば工房(八坂通り) 
生ゆば工房
八坂の塔付近の上田町通
生ゆば)200円×2皿=
通りで覗ける調理場と二席ほどの椅子を配した店。食べた後は、夕食を取るために一度鴨川を渡って夕食に行くために八坂通を直進し松原橋へ。
祇園界隈で夕食を食べようと食事処を調べたら、1人5,000円以上が必要ですこれじゃ適わない。
松原橋から祇園へ
松原橋
鴨川に掛かる橋の一つ
平安時代はこの橋あたりが五条橋だったそうです。今の五条橋より上流ですね。
(※松原橋画像はブログ《アトモス部屋》さんからの借り物です)
夕刻が迫った鴨川の河原では鳥に餌をやる方の元にたくさんの野鳥が集まって来てのんびりした鴨川の河原風情でした。
17:50 きし鮓
きし鮓
寿しという漢字が“鮓”でもあるんだなと学習させてくれたお店。
京寿しをリーズナブルな料金で頂けます。
松原橋を宿のある松原通へ戻った小通にある店。
鯖寿司1.800円、穴子押寿司1,400円 箱寿司1,200円、なでしこ2,000円
合計4品で6,400円
一人2,000円以下。夕食をずいぶん安く上げられたな。
押し寿司。
美味いわ
御飯がいいんだと思います
それとこの鯖の押し寿司、京都の押し寿司といえば鯖が直ぐに上るらしいですが、生臭い魚系の鯖をうまく調理しています
京に来たら鯖寿司は食事メニューから外さないほうがいいですね。
鴨川 団栗(どんぐり)橋から祇園へ
【団栗橋
まだ祇園で目的の半分も達成していないんでね。
食事後再び祇園エリアに戻ります
徒歩15分くらいかな
今度は鴨川に並行して流れる高瀬川エリアの狭い小路をぬって松原橋より上流の団栗橋に出ました
コレも借り物画像、鴨川に掛かる橋の写真を全く取っていなかったんですね。失敗しました。橋の写真があるといいと思い、付け加えました。借主さんには連絡方法がわからず(ブログメール出来ない)借用状態です。連絡を何としても取らなければ。
※この画像も借り物。借主のブログ先は《幸三工房》さんです
18:40 祇園きなな
祇園きなな
鴨川を渡り、建仁寺で左折、雰囲気たっぷりの路地に入ってたどり着いた店、
最近メディアではよく取り上げれれているので暖簾を潜った店内に行列ができていました。
2F席もあるが50分くらいは待つというので長女の提案でカウンタースタンディングで頂く1品を4人で食べることにしました。それなら直ぐに飲食できるというお店の方の案内に乗ったのです。
できたきなな 350円×2個
茶なし、スタンディングで4人で2個注文し(種類が日替わり1種類だけだったので)
あっという間に完食
特別うまいとは思いませんでした。悪くはないんですよ。でも特別・・・
先を急いでいたせいもあるんでしょうが。
18:50 先斗町(白川南通り)
祇園きなな】を出るともう外は夕闇
急いで、大和大通から四条通に出て、更に横断して白河南通へ
先斗町はもう暗闇に包まれてました。観光客がちらほら出ている中で白川付近の風情を目に残しました。
鴨川に注ぐ小さな川白川の狭いエリアは美観地区、この時間帯でも結構な数の人が出ています。
実際狭いんで昼間来たら観光客だらけで風情を感じるのは大変そう
19:00祇園【おうすの里祇園本店
花見小路通から再び四条通に戻り足が止まったのがこの梅干屋さん
お土産にと店内におじゃましました
白寿の梅1、050円、雅の梅190g(壺入り)1,386円を買いました。
19:10 祇園【茶寮都路里】
茶寮都路里
四条通。今日4件目の和スイーツのお店
実は18時頃一度伺った際の行列の多さに、お店の方が19時を過ぎると少なくなりますよという案内を頼りにその時間帯で再訪することにしたのです。何しろ今日の宿はここから徒歩圏内ですから夜遅い事はハンデではなかったのです。
お濃茶プリン、
軟過ぎてもうちょっと面白みがほしい
濃厚さもね。他に、抹茶むうす、お芋さんパフェの4人を頂きました。
19;40 祇園花見小路
祇園の最後は、花見小路通へ
3月中旬の今日夜までの期間限定で行われた、“東山花灯路”の催事。
夜間だけのライトアップされた街を見ることが出来ました。
元々景観を重視しての街並みづくりをしているので夜になっても素敵なエリアです。
すべて明らかになる昼間とは異なり、夜は灯籠の明かりが灯り、自分の感じた印象が増幅されて目から脳へと入っていきます
八坂の塔前はこんな感じかな
特別拝観がありましたが、和スイーツ巡りの方を優先したので、もうクタクタ、通りを歩いただけで宿に戻りました
この後、狐の嫁入り巡行があるんですが。
20:10 nao乃座
         別邸  麩屋町
 宿
戻ってきました。
歩きましたね〜
帰って畳敷きの奥の居間にごロリ
ホテルのようにロビーから部屋までの長い移動時間も無く、玄関から土間を上がるともう直ぐにこの風景。
一軒家の魅力です。
順番に信楽焼の風呂に入って明日の予定を伝えてる間に女性達は座卓の上にあった折り紙を折っていました。
2Fに3間ある和室
階段からの最初の間になる中間の一間を開けて、道路側と、奥の間で2人ずつ布団を敷いて寝ました。
通り沿いに寝た男性陣は、最初通りを通る車の音が気になりましたが昨晩に続いて熟睡。
疲労は良い睡眠を誘います。
外の音が部屋に聞こえてくるのはやはり建て付けが問題なんです。建物自体が一部改装されていても元は築数十年の京町家ですからね。
< 3日目      2013.3. (月) 曇り/小雨 
5:40 nao乃座
      別邸 麩屋町
早い起床です。
外は曇天、
雨が降り出さないことを祈って最後の京都旅の始まり。
天気予報は、午前中から小雨が降りだすという。
迷っている時間を惜しんで予定通り、食事前に手ぶらで清水寺に出かけます。
→ 6:10 タクシー
宿から徒歩5分ほどで河原町通
BASかタクシーの早い方で清水寺へと思っていたら、朝早くからタクシーの通る数の多いこと。
早速1台を拾って清水寺へ向かいます
乗っている間も空模様が気になる。
なんとか持ってほしいな
五条坂から松原通コースで仁王門前まで行けました。道中他の車両は見ませんでした。

 660円
6:20 清水寺
【清水寺】
開門時間は6時なんです
人気観光地にしては早いですね
旅行前にこの事実を知って早朝なら観光客が少ないだろうと願ってのこの時間帯での拝観計画
大正解でしたね。
入場口では地元の方が数人。
本堂前の舞台でやっと観光客2組を発見
おもいっきり4人の写真を撮りました。
ここからの展望は圧巻です。
拝観料 300円
奥の院前から望む三重塔と経堂、開山堂、舞台
曇天なのが残念ですが、雨が降らないだけでも良しとします。
桜が咲くとまた風景が変わるのですが、新緑の中の清水寺をたっぷりと目に焼き付けました。
音羽の滝の前では地元の方々が水を容器に汲んでました。毎日来られるとか。気軽に話しかけてくるのでここで話を聴きながら私達も休憩
元は能舞台だという清水の舞台を真下から眺めるとこのアングル
観光客が少ないといろいろなポイントで写真が撮れます。
境内にあるアテルイ・モレの碑を見忘れたのが残念。
清水寺は奈良時代の坂上田村麻呂の創建、ご本尊の十一面千手観世音菩薩も田村麻呂の寄進です。
アテルイ・モレは田村麻呂の助命も虚しく処刑されました。
→ 7:40 バス 
早朝の境内を満喫して、さあ宿に帰りますか。帰りはBASで。
清水寺からを下り 東大路通の清水道バス停まで歩きました
市BASだと思って乗り込んだバスは民営の京阪BAS。
東大路通で八坂神社前で左折、四条通りに入り、鴨川を渡り、四条河原町交差点の先のバス停で降車
京阪バス 河原町バス停 220円
寺町通 京和菓子【仙太郎本店】
仙太郎本店
京阪BASの河原町停留所は京都高島屋前
そこから寺町通を徒歩で宿に戻る道すがら見つけたお店
ぼた餅252円   ぼた餅252円
開店前の時間でしたが、水撒きをしている方が優しく迎え入れてくれました
2個しか買わないのに接客も丁寧で驚きました。驚くといえばこのお店は有名店で大手百貨店に数店舗売り場を持っていて、しかも人気なんです。これ京都駅に戻って知りました。
8:10 nao乃座
      別邸 麩屋町
宿に再び戻りました。
眠いな。
観光客の居ない街を歩いたけど、賑やかな昼間では全く見えない街の表情がありますね。

新鮮といえばこの宿の周りは観光ずれしてなくて新鮮です
朝食は
昨日買った【祇園ボロニア】の食パン2種類を焼き、今購入した【仙太郎本店】のぼた餅2個、コンビニで買ってきた牛乳とお茶で頂きました。
この町家、簡単な調理器剤と器は用意されています。
パンもぼた餅も美味!!
出来合いの品での食事でしたがいい朝食でした。
→ 9:50 自転車
朝食後は4人とも一寝入り
旅行中の早起きは辛いです。少しでも疲れを取るために2度寝です。
寝具は朝清水寺に出かける時もこの事を考えて出しっぱなしでした。2Fの布団で1時間ほど休みます。
9時半くらいで起きました。
さあ、買い出しだ。
この宿は自転車2台が無料レンタルなんです
玄関の土間の片隅に新品の自転車があります。使わせてもらいます
夫と長女の2人で買い出し
歩くと片道15分くらいは掛かる工程も5分弱で行動出来ます。
寺町通から麩屋町通に入って北上します
【京都大丸】
まずは、
開店直後の【京都大丸】のB1Fの地元特産品売り場に駆け込み3品を購入

出町ふたば】の豆大福、【洛匠】の草わらび餅、【満月】の阿闍梨餅
昨日、売り場を訪れて下見をして今日の開店時間での入荷がある品をピックアップしていたんです。
日待ちしないので今日の帰りの新幹線の車内で全部いただきます。
10:00 大丸京都店   
出町ふたば
(出町柳)
 豆大福(3個)630円京都大好き人に大人気のB級和菓子です
本店では行列しないと手に入りません  
洛匠
(高台寺)
草わらび餅525円
このわらび餅も凄いですね
黄粉にまぶされた餅の柔らかさ具合と香りが独特です
【満月
(北山)
阿闍梨餅(5個)525円
なんてことのない見栄えの饅頭ですよね。でもひと味確かに違います。餡も薄皮も巷でよく有る饅頭ではないです
10:10 錦市場
続いて、大丸の裏通りになる錦市場に到着。
ここも前日に下見済みで、3店をあっという間に移動し、目的の品購入。
田中鶏卵
京だし 380円 田中鶏卵 小)350円  2件並んでいる卵屋さんでもイメージは全く違う。こちらは愛想も少なく観光客はちょっと近寄りがたい雰囲気が漂う。地元客中心の営業方針なのかな
京だし巻き素直に美味しかった。鶏卵本体だけじゃなく、砂糖を使わず、塩と薄口醤油だけの味付けは出汁がたっぷり
 【杵つきごま本舗】金ごまキューブ630円  黒ゴマキューブ630円
 【京丹波】丹波栗(焼ぽん)1,000円(100g)大栗粒14個程
10:35 nao乃座
       別邸 麩屋町
    
自転車買い出し部隊2人が戻り、その間に残留部隊が荷造り、大きな荷物を1個作って宅配便扱いでチェックアウトの鍵の受け取りに来られた女将に業者への手続くを依頼しました。
約束の10分前の10:20頃に宿の女将が訪れました。
土間と玄関先で少し話をして、ブログ用の写真を撮られ、お見送りをしてもらって宿を後にした。
この頃はまだ雨は降っていなかったが、昼ころに降り出しそうだったので玄関に置かれていた傘を2本ほど貸して頂いた。返す必要が無い傘ですとおっしゃってました
10:45 鴨川 五条大橋
五条大橋
宿から徒歩で5分ほどで五条大橋へ
麩屋町通を南下して五条通、直ぐに左折するとこの大橋が見えます。
弁慶と義経のゆるキャラ像が立ってます。
コレで今回の旅では鴨川に掛かる橋の内、四条大橋、団栗橋、松原橋、五条大橋を渡った事になります。
11:00 半兵衛麸(五条大橋) 
半兵衛麸
五条大橋を超え、1本目の道を右に下がり気味に入ったお店。
旅行開始前に予約しました。
京料理と言えば湯葉と麸
生湯葉や麩まんじゅうは他でも頂きましたが、本格的な湯葉と麸の本格的な京料理のドッキングを食べてみたいと思い選びました。人気の高いお店のようでネット上では出かけるなら予約必至とありますね。
江戸元禄年間の創業と言われています。
予約席は一番奥の席でした
通り庭と坪庭を見て玄関の左手の小上がりな席です。確かに聞こえてくる会話は他の多くの客が予約組なようです。
畳式の上に高いテーブル席というスタイル。荷物預けから始まり、間を外さない品出しと料理の説明、ゆっくり出来ましたし、湯葉を含めた麸料理の数々を味わえて、此処に来て良かったと思いました。
帰り際、大女将らしき方が玄関でのお見送りに出てきていて、「2Fが御辨當箱博物館になっていますので寄ってみてください」と声をかけてくれました。
最終日で先の読めない日程だったので寄りませんでした。
半兵衛麸
このコースだけのメニュー
。なま麸の田楽やみぞれ椀、ゆばの揚げ物
などの“むし養い”3,150円×4人=12,600円
店の方の人数が席数の割に多いと思いました。しかもどの方も会話や仕草が丁重でした。このサービスが京都なんでしょうね。
豊富なバラエティの麸料理を口にする度に自分が豊かになっていく感じを覚えました。
運ばれてきた一の膳の折詰。
生麩の三色田楽
竹麸
焼き麩の酢の物
生麩の時雨煮
生麩で包まれた利休坊の炊合せ(?)
麸饅頭
焼麩の胡麻和え
大きな折と椀が3品
更に頃合いを見計らって追加されたのが
汲み上げ湯葉
冷えていて新鮮さがたっぷり。
他にも
湯葉と麸の揚物三種類
お菓子みたい。
湯葉と麸のみぞれ煮
全くの新食感。
あと湯葉豆腐あったかな?
この頃には麸料理だけというのにもうお腹が一杯になってきていました。
最後が
生麩白味噌仕立て
コレが一番驚きましたね
洋風スープのようなまったり感
とても味噌仕立てには思えません。
ここいいわ
リピーター率高いでしょうね。
入ったのは早い組みだったけど
ゆっくりしていたので退席は結構遅くなりました。
12:20  タクシー(BOX型)
五条大橋迄戻ってタクシーを拾いました。
何と黒塗りのワンボックスカー
運転手さんの話では会社に2台しか無いという高級タクシーだそうです。
そういえば基本料金が高かったような。
川端通から師団街道、約10分で東福寺に到着
880円
12:30 東福寺
臥雲橋
屋根のある橋
臥雲橋から見た通天橋
タクシーの降車場(北駐車場)から東福寺の日下門まで歩く際にこの橋を渡ります
東福寺境内にある幾つかの橋は非常に有名だそうです。
通天橋
紅葉時にはもの凄い観光客が訪れるとか。
桜の無い東福寺は秋の寺として名高いですね。
でも最盛期の京都の名所の混雑具合を推し量ると、絶対避けたいと思います。
方丈の西庭の展望楼から見える通天橋
四方の庭を見がてら、ちょと寄り道して展望楼へ立ち寄りました。
通天橋は
鬼平犯科帳のエンディングに使われてます。
鬼平のエンディング好きなんです。ジブシーキングの《インスピレィション》が流れる中での江戸慕情、スペインと日本なんで合うのかな?
東福寺の方丈は四面にそれぞれ独特な庭が配置されています。
一番有名な南庭の前の長廊下で、小雨の中不覚にも横たわって暫く寝てしまいました。
平日の昼前後、小雨模様天気、季節柄東福寺への観光ルートは無さそうという幾つかの理由があったのでしょう。
程よい具合の観光客でしたので、廊下で寝ていてもシャマにはならなかったと思います。
方丈庭園 南庭
400円
東西南北の四庭に配された八相の庭、意外にも昭和の作だそうです。
4つの庭のなかでも一番人気があります。
この庭は歩きながらの鑑賞ではなく、殆どの観光客は立ち止まって、座って長時間眺めていますね
西庭
ダイスのような四角形
保全管理は大変でしょうね
この頃小雨が降ったり止んだり
13:51 JR東福寺駅
日下門から中門をくぐり本町通へ
この通りを北上して駅へ
140円
京都駅区間内なんでこのまま東京駅まで帰るなら新幹線切符を使えるんですが、途中下車無効なんで京都駅で一度改札口を出るので普通に切符を購入しました。
13:55 JR京都駅
【京都駅】
JR奈良線で隣の駅、奈良線の終点駅京都駅に5分ほどで到着。駅についた辺りで雨がやや強くなってきた。
駅構内にいる分には快適ですから問題なし。小雨程度で良く持ってくれました。我が家の旅行は天気に外れたことはあまり記憶にありません。晴れ女がいますから。
おっと、大分、福岡の北九州旅行中に最終日に台風が来たことがありました。
後は指定券を購入した新幹線の時間まで駅構内で過ごします。約3時間あるな
今回の旅行時には全く買わなかったお土産をここで全員で購入。
移動が徒歩やBASだったので荷物が増えるのは避けたんです。よって最終立ち寄り地の京都駅で全て購入します。その時間もたっぷり配してます。
13:58 JR京都駅構内
SUVACO京都】の4Fレストランの中にある【中村藤吉京都駅店】 
帰りの新幹線が指定席で時間に余裕があったので我慢して並びました。1時間くらいだったでしょうか。
この時までにもう土産購入は済ませてあります。【ジェイアール京都伊勢丹】の食品街で。
中村藤吉京都駅店
こちらも1人1品注文という制限がありました。
京都はこのタイプが多いんでしょうかね
分けあって食べて、数店を食べ歩くには向かないですね。甘いモノにかぎらず腹に貯まるのは不健康ですよ、ご主人。
でもこの品は食べて正解です。リピートする時があれば列のない時間帯でお願いしたい。
4品で3,392円
ジェイアール京都伊勢丹
マールブランジュ】の茶の菓 630円
この店の前に結構な行列がありました。最近TV連続登場だからな。我が家の購入リストにも上がっているし仕方ない。並んで購入。
井筒八ツ橋本舗】では京都ぶらぶら(京わらび餅)日持ち可能な土産型の京わらび餅。
素材にニッキと抹茶を使った京都では基本のわらび餅ですが、三日間あまりにも素晴らしいわらび餅を手べてきたあとなので、格段に評価が落ちました。でもお土産品としてなら悪く無いですね。
17:26 京都駅 新幹線ホーム
指定席とってあるので安心です。
新幹線改札口を入った待合室で時間合わせをして5分ほど前にホームに上がりました。
待合室内でも到着予定の案内が流れるので遅れることはありません。
【京都駅ホーム】
のぞみ244号到着
定刻通りです。日本人の規則性はやっぱり凄いな。
車内では、今日の午前中に自転車を使って買い回った【京都大丸】と錦市場での品を全部食べちゃいました。
→ 19:41 東京駅着

20:00解散



Epilogue

 ◆家族にこの旅行計画の件を伝えたのは正月休みでした。

  “千年古都”、“そうだ京都へ行こう”、“日本の歴史の宝庫”、京都を語る時の飾り言葉は数限りなく存在しますね

  我が家にとって京都の良さを十分に感じ取ることのできた3日間の旅でした。

  今回の3日間の日程と全く同じでもう一度再挑戦してもいいな。自分ながらよく出来た行程でした。

  そしてこの時間を家族で共有できたことに心から感謝します。

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