幻想


「魂が死んで

ガラクタと灰になるまで

愛を叫んだとしても

いずれ世界は無に帰すのだとしたら

造られた光の中でしか生きられない僕らは

一体何を求めればよかったのだろう?」

世界が終わりに近づいて

僕らは無価値な先代を怨んだ

星の命が渇き始めて

ようやく僕らは

全てが手後れであることに気づいた

「もしも生まれ変わるなら

ロボットになるんだ

スマートで 強くて 頑丈そうに見えて 悲しい

決して間違わず、罪が無く、命令はきく

パパやママの言うことは必ずきく

ロボットの兵隊になるんだ」

何に意味があって何に意味がないのか?

何がいけないことで何がよい行為なのか?

果たして人間が古代より築き上げてきたものに
価値などあるのか?

「僕は神に絶望する」

そう言って笑った