僕の名前はフラワー。旅の夢想家だ。

 僕は毎日想像する。自分が死ぬ場面を想像する。または自分の葬式の場面を。もしくは、3億円当たった時のこと。自分が世界を支配した時どうするかをシミュレートする。とても下らない想像。何億人もの人間を殺したり助けたり英雄になったり乞食になったり拷問したりされたりする。想像は楽しい。他に何も必要としないのに、何でもできる。痛みも伴わずに、そこでは因果すらも捻じ曲げて創造と支配を実行することができる。だから夢にかなうエンターテインメントはない。夢を超えるシステムは存在しない。



 ・・・・・・・・・ところが、この街の人間と来たら、誰一人として夢を見ないのだ。これでは商売上がったり。
 はてさて、どうしたものか?


続く。