ストリートの腐乱死体がうたう歌

 僕は死んだ 凍える夜に
 誰もいない世界で 一人老いさらばえて
 じっと地面を見つめたまま
 干からびていったんだ

 理由はいくつも考えられた
 借金苦だの、いじめだの、失恋だとか
 脅迫だとか、良心の呵責だとか
 気がふれていただけとか
 でもどれも不正解
 死んだこともないヤツになんか理解できるわけがない
 僕はいたって正常だったもの
 僕はいたって正常だったもの

 世界はきっともうすぐダメになってしまうんだろう
 なにもかもが色あせて見えるから
 ちょっとトビたかっただけさ
 君はトベるかい?
 僕と同じ世界まで来れるかい?
 強引な力で世界中の錠前を壊すぐらいの勢いで
 扉を開けてごらんよ

 他人が作った価値観なんて関係ないさ
 死んだこともないヤツの声なんか聴かなくていい
 一緒に行こうぜ 魂の触れ合う世界へ

続く。