フォートレス概要:

まず、入るとすぐに「さわるな! 危険」と書かれた札をさげた女神の彫像がアメジストの指輪をはめて立っている。これはあからさまな罠である。

この罠はパーティに罠の発見と解除の方法を学んでもらう為に造られたものだ。探知値、解除値ともに最低の18に設定されている。

パーティが次に出くわすのは2つの扉。ただし、右(壱)はIDの必要な扉になっており、当然破壊不可になっている。

左には開けると爆発する罠がかかっている。この扉を「聞き耳」せずに開けると、奥の部屋にいる「不確定名:魔物」達に奇襲を受けることになる。奇襲されたものは「回避:-3 防御(神力):-3」の修正を受ける(ルールブックp70)ので注意。

この東側の部屋では初めての戦闘を行ない、戦闘の仕方を憶えてもらうことが目的となっている。敵もザコっぽい「ヴァルカンヘッド」が3体いるだけ。彼らは部屋の射線を利用しながら「全てを貫く右腕」で攻撃してくる。中央の2つの黒丸は柱であり、このSqには侵入することは出来ないし射線も通らない。

なお、「不確定名:魔物」の正体を調べるには1回の行動を使って知力判定で知名度チェックを行なうこと。

なんなく3体を倒し、扉を開けると通路は左に曲がっており、右に扉がある。右の扉は「破壊不可」で鍵がかかっている。この鍵を開けて通れば「3」の落とし穴を回避して進むことが出来る。

左に行くと落とし穴がある。探知値が高いので、見つけられずに落ちる可能性はある。左手はダークゾーンになっている。奥には「暗視能力」を持つシャドウジャイアントが潜んでいる。シャドウジャイアントはパーティがダークゾーンに入ると「生首投げ」で奇襲をしてくる。この時PCは明度による修正(明度0なので命中・回避・防御に-3)を受けていることに注意。

奥には回復の泉とテレポーターの出口(4”)がある。

戻って先へ進むとテレポーターの出口(7’)がある。

さらに進むと、壁に紙が張られている(参)のが判る。「右は天国、左は地獄。好きな方を選べ。」と書かれている。

2つの通路の奥には魔導砲台が設置されており、「聞き耳」を立てていない限り、射程に入った途端奇襲を受けることになる。その後は戦闘としてイニシアチヴを決め、処理すること。PCが全力移動で魔導砲台の前を去ろうとした場合、そのラウンドの終わりまであらゆるジャッジに-2に修正を受けてしまう(ルールブックp66)ことに注意。

奥にはテレポーターと動く通路(落ちると3mの落下ダメージ)がいやらしく配置されている。西側のテレポーターはドッペルゲンガーの部屋へ、東側のテレポーターはダークゾーンに続いている。どちらも1人で飛ばされるとかなり厳しいことになるだろう。

動く通路の先にはIDの入った宝箱が置かれている。

魔導砲台手前の6mの穴にはそれぞれ宝箱が置かれている。1つはハイポーション×4、もう1つはファランクスシールドとライトクロスボウだ。それぞれ重量に気を付けること。この重量は装備していなくても、制限に引っかかる。この弓と盾はラスボスであるミザリーとの戦いで役に立つことになる。

さて、IDを手に入れたパーティは「壱」の扉を開けることになるだろう。最後の部屋は床が矢印の方向に動き続ける部屋だ。「10」の回りの太い棒線は壁を表しており、中のフォートレスコアは扉の方からは見えない。勢いよく飛び込んだパーティはこの動く通路に動かされつつ、奥にいるミザリーと戦いつつ、フォートレスコアを破壊しなければならない。ここでは特に「ライトクロスボウ」と「ファランクスシールド」が役に立つだろう(動く通路に流され、ミザリーの近くで止まれない為)。

「動く通路」の処理はPCが移動した直後に行なうこと。つまり、「PCの行動順」→「PCの通常移動」→「動く通路による移動」→「PCの通常の行動(攻撃等)」という手順になる。

「9」の攻性防壁がかなりの強敵となるだろう。ミザリーがその隣で待ち構えている為、ファンブル値が7になっていることに注意。

ミザリーはPCが近づいたのに気付くと、まず、「10」の部屋の壁のない辺に「今、ここにある壁」の魔法をかけ、通路を塞いでしまう。その後、PCに攻撃してくる。ミザリーは飛んでいるので「動く通路」の影響は受けない。

この時点でミザリーのHPMPはこのシナリオ中に起きたファンブル×3ずつ増えているはず。ほとんど倒せる相手ではなくなっている可能性も高い。だが、パーティの目的はミザリーを倒すことではなく、フォートレスコアを破壊することだ。それに気付けばどうにかなるだろう。

なお、ミザリーを倒さずにフォートレスコアを破壊した場合、ミザリーはパーティを道ずれにしようとする。「壱」の扉の場所に「今、ここにある壁」を使ってくる。このフォートレスコアは破壊されるとフォートレス自体が崩壊するトラップがかけられている。「今、ここにある壁」が幻の魔法であることに気付けなかったものは生き埋めになってしまうだろう。