第15回 日本ジャンボリー

ボーイスカウトの祭典 第15回日本ジャンボリーが 2010年8月2〜8日までの7日間、
静岡県富士宮市朝霧高原にて開催されました。
ボーイスカウト帯広第4団からは、武田隊長と2名のボーイ隊が参加しました。

日本ジャンボリーの参加人数は、なんと19,374人!海外からも、41の国と地域から795人
の参加があったそうです(ボーイスカウト日本連盟発表資料より)。
この数字を聞いただけでも驚きです。
多分、これだけの人数がキャンプ生活をするイベントはあまり聞いたことがありませんよね。

ボーイスカウト日本連盟のサイトに、第15回日本ジャンボリーの特設サイトがアップされてい
ます。
ジャンボリー全体の様子を詳しくお知りになりたい方は、是非下のアドレスからどうぞ!
見ごたえ充分のにサイトですよ。
http://

さてさて、それではジャンボリーの様子をお伝えしましょう!
十勝地区からは、第4団、第6団、第7団から合計9名のスカウトが参加しました。

派遣スカウトを対象にジャンボリー派遣に向けての訓練も実施されました。
万全の準備を整えていよいよ出発です!
さて、ここからは大きく4つのカテゴリーに分けて、指導者として同行していただいた武田隊長から
色々とお話を聞かせていただきました。

1.イベント(開会式やジャンボリー大集合の様子)
2.プログラム(スカウトが体験した様々なプログラム)
3.サブキャンプライフ(食事等の日々の生活について)
4.交流会(色々な地域のスカウトとの交流会の様子)
5.武田隊長談
各項目をクリックしてください。


1.イベント
質   問 : 開会式の様子を聞かせてください。
武田隊長 : 開会式はあいにくの雨と霧でしたが、ジャンボリーにふさわしい盛大な開会式でした。
開会式の様子
質  問   : イベント関連で印象に残った事は?
武田隊長 :  4日目にジャンボリー大集合というイベントがありました。
スペシャルゲストとして、なんとサッカーワールドカップの侍ジャパンの岡田前監督が応援
に駆けつけてくれたんです。
でも、岡田前監督はサプライズゲスト。厳重に秘密が守られていたため、事前に知っていた
スカウトはいません。
だから、岡田前監督が紹介されたときは、会場騒然!一気にヒートアップ!一種異様な盛り
上がりでした。
2006年のジャンボリーのサプライズゲストは、宇宙飛行士の毛利衛さん
だったそうです。
岡田前監督も毛利衛さんも、子供の頃スカウト活動をしてた方です。
毎回そうしたボーイスカウト経験のある方がサプライズゲストとして登場してくださるのだそう
です。
ジャンボリー大集合 岡ちゃんだー!!!
2.プログラム
ジャンボリーでは六つのカテゴリーに分かれて、様々なぷプログラムが用意されました。
・地球開発村
・文化の交差点
・健康と安全
・科学の都市
・冒険と自然探求
・地域社会奉仕
スカウト達はプログラムを通して「愛」「絆」「命」「環境」「技」「心」について、楽しみながら体験することが
出来たようです。
質  問  : 体験プログラムについて聞かせてください。
武田隊長 :  実は、プログラム活動中は、リーダーはキャンプサイトに残ってサイト環境整備等をしています。
なので、スカウト達がどんな活動をしているのか、リーダー達はよく知らないんです・・・。
分かる範囲でお答えしますね。
この日は、ジャンボリー期間唯一のジャンボリー会場外へ
出てのプログラム。
行き先は、かの有名な「青木ヶ原樹海」。
地元のガイドさんに、青木ヶ原樹海の自然の特色を教えて
いただきました。
・・・でも、スカウト達にとって衝撃的で印象に残ったのは、
樹海の入り口に立っていた、「自殺を思いとどまらせる為の
説得の看板」だったようです。
そりゃそうかもしれない、だって私だってそんな物初めて見
ましたよ。

この日は環境問題について学習するプログラムでした。
エコバイクに乗ってみました。
(またがっただけですが・・・・)
牛乳パックで工作。
おそらく再利用がテーマのプログラムでしょう。
下の写真のプログラムは、いわゆる発展途上国には、学校にも行けずに、幼いうちから働かなければならない子供達
がたくさんいる、という事を学ぶプログラムです。

子供達がどんな仕事をしているのか、ほんのちょっとだけ体験してみました。
体験の後は、「今日の稼ぎはいくら?」
家族の食べ物は買えるかな?
怪我をした弟の為の薬は買えるかな?
貴重な体験です。
3.サブキャンプライフ
2万人近いスカウト達はジャンボリーの開催期間中、9箇所のキャンプエリアに分かれてキャンプをしながら
8日間生活をしました。
サブキャンプライフは保護者の方々も興味があるかと思います。
食事は?洗濯は?・・・・・??
2万人という人数がどの様に生活していたのでしょうか。
前半は雨に悩まされ、また、蚊やブヨにも悩まされたそうです。
質   問 : キャンプサイトの様子について教えてください。
武田隊長 :  8泊9日のテント生活ですが、正直なところ、けっこうシンドイです。
でも、きつい生活を一緒に送ることで、スカウト達の連帯感が強くなり、日に日にチームワークは
良くなっていったように感じました。
そして、きつい生活であっても、最終日までサイトにはスカウト達の笑い声は絶えませんでした。
スカウトの中にはそういう逞しさがあるんですね。
ちょっと分かりにくいのですが、正面の白いテントが
食堂テントです。
左側の緑屋根が台所テント。その奥に資材置き場
があります。
火おこし。
これにかけては帯広第4団はどこにも負けない自信あり。
ロープワークだって何処にも負けませんよぉ。
4団から参加した二人は黙々とまきを割っていました。
技術に自信があるからというより、当たり前のこととして。
三日目にやっと富士山が見えました!やったー!
質   問 : 食事について聞かせてください。
武田隊長 :  O-157などの問題浮上したこともあり、最近のジャンボリーはレトルト食品が中心。
お米は自分達で炊きますが、いわゆる「調理」はほとんどしません。うーん・・・残念。
出されたレトルト食品は、決して不味くはありませんでしたよ。
でも、それだけだったらちょっと味気ないかも。あとは各隊の工夫あるのみ。
今回、第4団が所属した北海道第5隊には、料理上手の名寄第1団の山口副長がいて
くれたおかげで、おそらくジャンボリー参加隊としては、最高級レベルの食事をしていた
と思います。
圧巻は「ミネストローネ」。隣のサイトのスカウト達が「食べさせてくださーい」と乱入。
そしてその美味しさに感嘆していました。
山口副長、ありがとうございました。

食事では、世界の飢餓問題を考えるために、トウモロコシ粉が配られ、それを調理する、
というプログラムがありました。
ここでも山口副長が冴えました!
ゆでたトウモロコシ粉(味気ない)を、クリームシチューに浸して食べることで、おいしい
一品に。
でも、これはやっぱり豊かな日本だから出来ることだなあ。
こんな贅沢、発展途上国の子供達には出来ない。スカウト達はその事に気づいてくれた
でしょうか。
質  問  : トイレ、シャワー、水とかはどのようになっていたのですか?
武田隊長 :  ここがジャンボリー生活の一番つらい所。
水は20リットル位のポリタンクをリヤカーに、4、5個位乗せて、水道まで汲みに行きます。
2,3人がかりの仕事で、これを1日に2,3回。
トイレは、お世辞にも快適とは言えない簡易トイレ。
また、期間中は風呂には入れず、簡易シャワー(一応個室)を使うことが出来るのですが、
混んでいてなかなか使うことが出来ないので、うまく時間をやりくりしてシャワーのための
時間を作らないと、毎日浴びられません。
また、割り当てられたキャンプサイトも運の良し悪しがあります。
今回4団が所属していた北海道第5隊は本当にラッキーでした。
水道、トイレ、シャワーから100m位というキャンプサイトが当たりました。
他の隊は300m位(それ以上かも)離れたサイトが当たる可能性も充分あるのです。
4.交流会
ジャンボリーには日本各地や世界から沢山のスカウトが参加しています。
様々な地域のスカウト達との交流もジャンボリーの楽しみの一つなのでしょうね。
所変われば品変わる。自分達が当たり前だと思っていた習慣が、他の地域では「!?」の様なことはよく
ある話ですよね。
質   問 : 交流会について聞かせてください。
武田隊長 :  夕食後、他府県のスカウト達との交流会を何度か開きました。
お茶会の様な事をしたり、ミニキャンプファイヤーをしたり。
一度だけですが、熊本県の隊と夕食交流会を実施しました。
初対面ですから、最初は皆緊張していましたが、徐々に話が弾み、盛り上がっていきます。
どちらかというと、おとなしめのスカウトが多かった北海道第5隊。
大阪のスカウトのノリの良さに、少々圧倒されてました。
熊本県の隊(ピンクのチーフが熊本県の隊です)との交流会の様子です。
夕食を一緒に食べ、この後キャンプファイヤーをしました。
5.武田隊長談
このように、ジャンボリーでは快適な日常からは程遠い生活です。
でも、だからこそ、スカウト達の逞しさを引き出すのだと思います。
たかだか10日間程度のことです。不便、不快な生活に飛び込んでみませんか!?
武田隊長、ありがとうございました。
次回 第16回 日本ジャンボリーは 2013年に山口県きらら浜で開催されます。
して、その2年後の2015年には、同じく山口県きらら浜で、第23回世界スカウトジャンボリーが開催されます。
一人でも多くのスカウトが参加してくれる事を祈っています。

以上、第15回日本ジャンボリー報告でした!!!