Lost word


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06/30【カーイ、カイカイ】
 「愉快、痛快」といえば怪物くんですが、「痛快、満足」といったら何のキャッチコピーだと思いますか? 実は昼に行った定食屋で見かけたのです。 その店の夏の新製品であるザルうどんと胡麻ダレうどんの告知ポスターに書かれた煽り文句として。 所謂「冷やし中華始めました!」みたいなものなんでしょう。 それにしてもちょこっと違和感を覚えたので家に帰ってから辞書で調べてみました。
『痛快』
たいへん愉快なこと。

うむ、例えばベタにギャグマンガの帯とかに使われるのが妥当そうです。 件のポスターは多分、単純に「痛快」と「爽快」を間違えたのでしょう。 そうめんなど涼しげな印象を与える食べ物に爽快という形容を使うのは よくある話ですから、「清涼感が得られて尚且つ(質か量かは知らないけど)満足である」といった趣旨がアピールしたかったのだと思われます。 いや、もしも私の検討違いで、本当に食べるとすごく愉快になるとアピールしたいのだとすれば、素材に魔法茸でも使われているんでしょうねェ。

 …うーん、そういう意味では爽快感だって怪しいものではありますが。 延長線上の幸福感は同じでも、食すことで得られる「美味い」とか「満腹感」などの快楽と、 精神的な部分である「痛快」や「爽快」などの快楽の共存は基本的には有りえないと思います。 自分が一般的な男の感覚であると信じて言うなら「AV見ながら飯は食えない」といったように方向性の違う快楽はなかなか1度に甘受できないものではないでしょうか。 (どうでもいいですけど、ふと、6月の日記を見返すとAVという単語が3回も出てきていることに気付いてしまいました。鬱な話ですにゃ)

 後、久しぶりに眺めてみましたが手持ちの辞書が使えません。「痛快」に関して、私としては「痛い」と「快い」がどんな関係であるか という語源の部分も知りたかったのですけど。 つまり、痛いけど快いといったマゾ的感覚から来ているのか、 痛さを忘れるほど快いといった脳内麻薬的な部分から来ているのかって話です。 根本的な意味が「愉快」であることを考えると後者っぽいですね。新しい辞書を買ってこよっと。

06/27【世界のことなど知ったことか】
 何というか。個人サイトという範囲で、テキストと称して自己の考えを主張したり日記やコラムと称して日々の思いを綴るなどしていると 、ある問題を提起して、それに対して自分が信じる価値観を基準に「こうあるべき」とか「こうするべき」 といった具合に話を結ぶことが結構あると思います。けれども、いくら自信有りで正解と信じて疑わない認識だとしても 、それをもって世界を変えようと意気込んで本気で世の中に投げ掛けている人はあんまり居ないと思うのですが、どうなんでしょう。

 と思うのは、ほとんどの個人サイトはサイトの門構えがそうなってないからですね。 認められるべき正しい認識、つまりは「思想」を自分は得ているから、それを広く世界に浸透させ多くの人に恭順してもらおうという目的でサイトを運営するならば、 相応しい場所を用意し、訪れた人に常に一定の方向性を保った主張を展開し、興味を引くよう誘導し、その上で説の正しさを訴えかけるといった 「活動」になるのだと思います。例えば、 カワイイ着ぐるみを外見に、閲覧者に一貫して「日本のために」「国民のためには」と前提した上で、 個性的で尖った主張を投げ掛けるといった手法です (←断わっておきますが、これについて悪意があるわけでも否定しているわけでもないです、誤解無きよう)。

 で、そもそも私達は、少なくても私はそこまで考えていないです。 こんな考え方をする奴もいるよと存在証明したいだけであるとか、 少し我侭を言えば、目の届く範囲の人に共感を得られればうれしいとか、 反論が出ることでより正解に近づければとか、 せいぜいその程度なはずなのです、この門構えでは。 だから、自説を元に「本来の世界はこうあるべきだ」とか「今の世の中がおかしい」などと 言い出し、疑うこともせず、誰彼構わず強要するようなら、もう多分にテンパってる証拠なのだと思います。 突き詰めれば今日の日記自体にも言えることなのですが、まあ、限りなく自戒の意味を込めて。

06/26【流動的】
 うーむ。結局、 覆面の着用が容認されましたね 。 色々な所でもっと反発するコメントが聞こえるかと思っていたけど、 こういう、声の大きい人気者が当事者で、どちらに転ぶか判らない問題に対しての 報道の姿勢は打算的日和見で、皮肉にも公平なモノですね。

 似た話として私は、教室で授業を受ける時や会社で仕事をする時などに 「室内では帽子を脱ぐ」という行為をわりと常識だと受け入れていました。 何回かそういう状況で「帽子を脱げ!」と注意されているのを見かけたことがありますし、 「帽子を含めて自分という個性だ」なんて主張されたら屁理屈臭いなーと思ってしまいます。 正直、帽子を被る習慣が無い私にはどうでもいいことで、だからこそ 強情に帽子を脱ぎたくないという人の気持ちが理解できないんですよね。 一方で、きちんと自分の頭で考え、何か根拠があって常識だと思っていたわけでもありません。 室内で帽子を被っていることが誰かの迷惑になったり何かの問題になったり する事態なんてよほど穿った見方をしない限り思いつきませんし。 無理に理由を挙げるなら集団においては例外にならないことが礼儀であり、 例外を許さないことが美徳であるといった流れに乗っていたのです。 …とか、そういう認識がいつまでも普遍なモノだと思っていると 流れの変化に気付かないで置いていかれることになるのでしょうけど。 結構、判断の難しい話だと思います。

 にしても、覆面ですからねー。何時頃からだかコンビニに「フルフェイスヘルメット着用で入店した場合、不審者として 扱います」といった注意書きが貼られるようになりましたが、 この場合、意図に関わらず容姿が確認できない人間は周りの不安を煽るから不審者として 扱うよ、と言っているわけですよね。 この「確認ができないと不審である」という部分は議会と覆面にも通用する気はします。 いや、例えば偽者を仕立てようとしても 似たような体格、目元、口元の人間を探してくるのは現実問題として非常に難しいだろうとは思うし、 会社のプロレス好きには「そんなに本人確認が必要なら指紋チェックでもすればいいんだ!」 とか言われてしまいましたが、それでも一個人のために特徴的な部分を覚えたり、 必要なかった部分に手間や手続きを増やすことはただの我侭と言わないのかなーと。 まあ、本人の弁をバカ正直に取るなら県民はキャラクタに投票したことになるのでしょうから、 外見がそのキャラクタであれば中の人は誰でも関係無いのかもしれませんが。

 ちなみにAV出演疑惑の方は、仮に出てたとしても「だから何?問題あるの?」と問いたくなるような下世話な話です。 けれども本人であるなら認めないのはちと不味い気がします。(上で私は難しいだろうと書きましたが、実は)簡単に偽者が用意できるという解釈になりかねませんから。

06/25【分からんのです】
 もー、もー、もー。とっくにゴールラインは切った筈なのに何でここに来て運用の核となる部分の仕様変更という話になるんだろう、 すげー怖いよー。 別に物分かりが悪いことや、後天的に物分りが悪くなることが出世の条件というわけではないでしょうに何で人って偉くなると 半端な知識で専門的な部分に意見を通そうとするんでしょうねェ、はぅぅ…。 そういや、私世代のトラウマ、初代機動戦士ガンダムでも 「足なんて飾りです。偉い人にはそれが分からんのです」なんてセリフが有名です。 一年戦争末期、巨大人型機動兵器ジオングの未完成部分を指摘された時に、名も無い整備兵が思わず洩らした心の叫びなのです。

 で、そう叫ぶからには、この整備兵は過去に「ジオング足不要説」を否定されているのでしょう。 その上で「偉い人には分からない」と主張するのですから一部の人間以外には受け入れられて然るべき常識論であると。 ならばその説はどこまで正しいのか検証してみましょう。 二足歩行の起動兵器が地上で足が必要なのは必然ですが例のセリフは宇宙空間で口にされました。 空間戦闘での足の役割は主に姿勢制御でしょうから、バーニアやスラスターの 位置や出力次第では必須項目では無いと言えると思います。 ひとつ問題があるとすれば、このセリフを聞いた側である赤い彗星の人は、 空間戦闘において蹴りで相手を撃破した実績があり、それは足を武器として活用していたという事実に他ならないのですが、 ジオングは元々近接武器を持たず、それゆえ移動砲台のような運用を前提とされていたと 推測できますから、この機体で蹴りという行動、さらには格闘戦に突入すること自体ナンセンスな話で、 「足不要論」を覆すまでには至らないでしょう。どうやら正しい認識であると結論しても問題なさそうです。 そして実は、続く未来においてもジオングから発展していった機体には足が付いていません。

 うむ、豪快に脱線しかかっていますね。ようするに私は「ああ、偉い人には哀れみすら感じるなー」と思うんです。 誰だって知識不足やそこから導き出す意見が間違うことくらいありますが、 これだけ噛み砕いて説明すればいくら鈍かったり頑固でも理解してもらえそうなものです。 ならばその機会が無いのだろう、権威やら畏怖やらが邪魔して後に誰から訂正が入るチャンスを逃してしまうのだろうなーと。 もちろん、自ら聞く耳を持たない状況を作り出している人もいるでしょうが。 件の整備兵の言葉も正面から意見を交わした末の「偉い人には分からない」ではなく 半ば先入観から来たものだろうと推測できますし。 こうして、偉くない人々には余計な仕事が増え、偉い人は影でバカにされるといった 不毛な図式が完成します。まあ、だからと言ってこちら側から歩みよって行く気は起こりませんけどね。

06/23【時期外しな人】
 今更な話ではありますが、セブンイレブン先行販売のバニラコーラを飲んでみましたよ。 いや、今更な話すぎて話題の旬はとっくに終ったらしく、どこにも感想が見当たらないので 自分の舌のみを信じて感想を語らなければならないといった状況は、孤立を恐れる今時の若者にはかなりの冒険です。 が、それはそれとして、期待していたよりは随分とアッサリした感じで、始め炭酸、後味コーラフロートとでも申しましょうか、無難な味にまとまっているなーと思いました。 私はコーラ自体常飲しないのでたまに「コーラ飲みたい!」という衝動に駆られた時は普通のコーラを 選んでしまいそうですが、たまにのたまにくらいなら選択肢に含まれるかもしれません。 実は会社の同僚の「これならドクターペッパーの方がうまいよ」 が唯一聞こえてきた、そして信じていた感想だったのですが、どうやら頼りにする相手を間違えていたらしいです。 彼は普通に満足できない舌の持ち主だったのでしょう。ドクペと比較する辺り。

 ところで、1つ不便を発見しました。 こう「ああ、炭酸飲料飲みたいなー」と思った時、 ペットボトルにしてもアルミ官にしても大概は半分も飲めば満足してしまいませんか? 他の飲み物なら冷蔵庫にでも取っておけばいいんですけど、炭酸飲料だとそうはいきません。 封を開けて放置してしまった物は気抜けてしまってとても元の味を満喫できなくなってしまいます。 しかし、そこがチャンスだと思うです。 例えば入浴剤の「バブ」のようなイメージで固形の炭酸復活剤が付属していたらどうでしょう。 しばらく置いておいても錠剤を一粒落とすと「シャワシャワシャワ」ってな感じで炭酸が復活し、あの喉越しが蘇る。 まさに炭酸愛好家の夢が適う瞬間です。 なるほどと思った人は商品化の際に私にアイデア料ください。 もちろん、「ケチ臭いこと言ってないで捨てろ」とか「半分の量を売ればいいんじゃ?」などという夢の無い突込みは却下します。

06/20【最強伝説再び】
 ぐふぅ(吐血)。そろそろ本気で心身共に限界なのですが、なんとかこの週末さえ乗り切れば 束の間の日常が戻ってきそうな感じです。failsafeです。こんにちは。

 今日は久しぶりに寄り道をしました。どうせ休み無しも確定しているし今日くらいは早く帰ってしまえと思い 周囲の冷たい視線を掻い潜りながら21時に会社を出たのでした。 そうして、閉店ギリギリの新宿ヨドバシで「MOTHER1+2」と「メタルマックス2改」をGETし ウキウキ気分でハッピーハッピーな予定でした。 が、そんなささやかなfailsafe幸福化計画は失敗に終ってしまったのです。レトロゲー好きを甘く見ていたよ、ママン。見事に両方とも売り切れでした。 皆、そんなに土星さんストラップが欲しかったのか?あんないかにも客寄せ的な愛くるしいキャラなんて…私はまったく欲しかったよ。

 ところでMOTHERといえば物語冒頭で「自分が一番カッコイイと思うもの」の入力が催促されます。 ネタバレになってしまいますが、入力した文字は劇中で主人公が覚える最強のサイキック能力の技の名前になるのです。 ですから何も考えず適当に入力してしまうと終盤で激しい後悔に襲われることになります。 ファミコンでプレーしていた当時の私も例外ではなく、この罠にはまってしまいました。 カッコイイエフェクトで炸裂するのですよ、PK「ふかづめ」が。いやいや、 さすがの私でも小学校時代は浅はかでしたね、最強の技が「ふかづめ」って。 想像すると痛そうな技ではありますが。 …しかし神は名誉挽回のチャンスを与えてくれました。 カラクリも解かっていますし今回こそは慎重を規し華麗にしてデンジャラスな名前を付けることにします。 うむ、「テポドン」や「スカラー波」も捨てがたいけど、何人をも魅了する破壊力という点では「武富士ダンス」や「アイフルチワワ」辺りが最有力候補かなー。

06/17【求む任意たん、当方ひろゆき有ります】
 昼飯後にたまたま立ち寄った本屋さんでネットランナーを見かけて衝動買いしてきました。 何でも2周年記念の付録でネットで有名な62キャラをトレーディングカード化し、 その中の12枚が同封されているのだそうな。 うーむ。そういや私は、去年の今頃もネットランナー買ったんでした、先行者目当てで。はいそこ、躍らされてるとか言わないように。 で、「やっぱ人型機動兵器の基本は赤専用だよな」などと思いつつ真紅に塗装、角も自作し、何年ぶりかでプラモデルを作った割に 自分では結構満足した出来だったんですけど、童心に返ってバーンとかドーンとかやってる内に 肝心の中華キャノンの弾が全弾行方不明になってしまいました。若さ故の過ちです。

 しかし今回は盛り上がってませんね。前回の時は自作コンテストなど多少お祭りムードがありましたが、今回は 本屋でも普通に余ってますし(だから気付いたわけですが)、 ネットでも話題にしているところを見かけません。 いや、レアとか激レアとかあからさまに狡い商売してますし、SB社もネットランナーも見渡せば 気まずいネタには事欠かない感じですから仕方の無いことなのかもしれませんが。 さらにネットキャラ62大集合とか言われても先行者1体よりもピンと来ないのは確実ですし、 一般ウケしないのも頷けます(つか、あの本事体一般ウケなど狙ってないか)。 ただ、この手の物は時代の風物詩ですし、それより何より原画が懐かしのビックリマンシールの人なのですよ。 小学校の時、躍起になってプリズムシールを集めていた私ら世代には 興味をくすぐられる部分があるのも事実なのです。 当時ヘッド目当てで大量買いしチョコの処理に困った思い出のあるみんな!今度は本の処理に困ってみないかい? (←言い過ぎ)。

06/14【終電模様】
 駅員さん今日も起こしてくれてありがとう!もはや、何ら誇張でもなく 最寄駅止まりの電車に乗らないと終点まで乗り過ごしてしまうのが当たり前になってきてしまいました。 夜空に輝く北斗七星が八つ星に見える日もそう遠くないかもしれません。 failsafeです。こんにちは。家までのタクシー代は経費として請求できるのだろうか?

 私のような職歴だと終電帰り事体はそう珍しい話でもないのですが、 過去の会社は殆ど半フレックス、つまり時間にルーズでいい加減な所が ばかりだったので15時〜00時とか昼もそれなりの時間に出社していたんですよ。 今の会社は組織としてヘンに律儀で働く方も真面目な人ばっかりなので 徹夜の次の日に普通に通常出勤してきたりします。 1人だけ抗っているわけにもいかないので、結果かなり体力的に過酷な状況になっているのです。 だから、決して決して歳から来る体力の衰えというわけではありませんよ?ホントですよ?

 しかし、慣れていると言っても終電帰りはイヤなものですね、雰囲気的に。 誰しも、できれば醜いモノは避けて通りたいというのが心情だと思いますし、 私も、特に人間様のエゴが炸裂するところなんて頼まれても見たくないのですけど、 状況が悪いんですよねー。 何せ乗合せる殆どの人は、その時間まで アルコール摂取してて、いい感じに自制心の箍が緩んでるのに、私はと言えば、 ほんの少し前までPCの前で「あーだ、こーだ」格闘していたので、きわめて普通に意識が覚醒しちゃってるわけですよ。 そうすると、一緒にいい気分になっていれば流せてしまうこともついつい目についてしまうわけで。 深酒したのか電車止まるなりホームに降りてスーツグシャグシャにしながら吐いてるおじさんとか、 電車が遅いことに腹を立て、大声で怒鳴りながら社内を蹴っ飛ばしてるおじさんとか、 自分だって一因になっていることに気が付かずに 「何でこの電車こんなに混んでるんだ!」なんてひたすら文句言ってるおじさんとか、 「もう、いい大人なんだからさぁ」と諭して上げたくなるケースに頻繁に遭遇してしまうんです。 で、そんな時の私は、ひたすらに懐かしのCMソングを脳内でリフレインすることで 気持ちを沈めています。「昼間のパパはちょっと違う〜昼間のパパは男だぜ♪」 だからって夜のパパの幼児化の免罪符になるわけではありませんけどね。

06/12【詭弁】
 何故に人はちょっと考えれば(考えなくても)ボロが出るような詭弁を必要とするのでしょうね。 一応、筋は成り立っているけど、まともな思考と判断力があればそんな展開には ならないだろうとか感じるような話は、おおよそその手の能力を必要としている立場の人間ほど 言い訳として口に出しやすい傾向あるみたいです。どうも「また、そんな言い訳か」とか 半ば無意識に予定調和として流してしまいがちですが、そんなモノ無くても世界は成立するよなー。 詭弁を使う側の人だって大変でしょうし。 例えば、願い事を聞いてやるほど懇意に付き合ってた人間の素性をまるで知らなかったなどと平気で口に出せる人の感覚を私は疑ってしまいます。 それは、筋書きが稚拙すぎるなどの頭の悪さを露呈している部分よりも、他人が、それもかなり複数の人間が表面上は追求するのを止めるけど、その実、 誰しもが浅はかさを笑ったり、罵ったり、哀れに思ったりするのだろうと容易に想像できることに対しての苦痛や、 エスカレートするであろう詮索や想像で、事態を認識されてしまうことへの恐怖に対してです。 心情的な面で私には耐えられそうにありません。

 他にも最近は、 「身に覚えのないのに非人道的な取り調べを受けることを良しとしない」なんて 公的に発言した人がいましたが、 これもよく解からない話です。 有らぬ疑いを掛けられた場合、 潔白を証明する手続きを受け入れないことや、その上で正論を持って抗議することは、 まあ、かなり正しい方法と言えるのでしょうが、 前提として相手より有利な立場を得たいところに濡れ衣が掛かったのなら、私なら嬉々として受け入れちゃいますけどね。 無実なのに理不尽な取り調べを受け入れ、尚且つ何も出てこなかったなんて展開ならば、相手との相対的な立場が一気に跳ね上がるでしょうから。 それができなかったということは、よっぽどヤバイ何かを持っていたんだろうな。(←エスカレートする詮索の例)

06/09【自己紹介】
 気まぐれな風は6月に吹くなーと思ったり。failsafeです。こんにちは。

 んーと、駄文についてなんですが、あれは何かと問われたら 「私は、この状況についてこう感じるよ」とか、 「今現在はこれが正しいと思うよ」とか、 「こう考えると面白い(楽しい)んじゃないか」とかいう主張であり、 それはやはり、私という人間を延々と自己紹介していると称するのが一番シックリ来る気がします。 特定した相手を意識しているわけではないので単純に自己満足以外の意味があるわけでもありません。 だから、共感を期待しているわけでもないし、全ての問いかけが肯定されるとも思ってないし、 そも、仮にそんな自体があるなら、私は何と言うかもっと「立派な人間」で「幸せな状況」にいる筈なんですよね。 沢山の人が共感する思考の最大公約数な部分を持って日々を生きていることになるのですから。 いや、そんなことを思いつつも、反応として一番多いのは共感というキーワードで、 他人とそんなにズレていない感覚を確認できて安心したりするのですが。 とにかく駄文は、私はこんな人間だよと語っているだけなので、 内容を神妙に取る必要もないし、逆に「コイツは偉そうに何言ってるの?」とか思ったとしても、私と馬が合わないってだけの話です。 唯一効用があるとしたら、拙くても人の思考が記されているからには、別の誰かの思考の起点になる可能性があるってことだけですね。

 とか、前置きが長くなったのは、言い出しっぺとしても 「早く大人になりたかった理由」を書いておこうと思ったからなんですが、 月並にして漠然と、大人になれば自由になれると思っていたんだよなー。ただそう思っていたからには何か圧迫感を感じていたんでしょうけど。 んー。そう感じることに正当性があったのかとか、大人になって自由になれたのかとか、忘れていたか無意識に目を背けていたことが結構ありますにゃ。

06/07【それぞれの犠牲】
 久しぶりに日付が変わらない内に帰ってこれました。 いや、一般的には今日は休日ですけどね。 failsafeです。こんにちは。

 まあ、そんなわけで私を非日常へと追いやっていたプロジェクトも β1提出となり何とか終わりが見えて来ました。 誰も誉めてくれないから自分で誉めてあげよう、「偉いぞ、failsafe」。 提出にあたり天上人さんの「遅れそうとか不安にさせてくれたけど間に合ったじゃないか」 という無配慮な一言が私の神経を逆撫でてくれるという微笑ましい一幕もありましたが。 そりゃ、朝から日付が変わるまで会社に常駐し、休日も返上して、 この2週間で4週間分の時間を確保、費やしたんだから どんなにアンタらのスケジューリングが稚拙でもカバーできるってもんでしょう。 しいて言うなら「間に合わせた」んですよ、私らが。そうなる必然を作りだして。 そして、皮肉にも固定された月給ではこういった濃密な時間を過ごしている時ほど 時給が割安になっていくという現実があるわけで。 …あー。一区切りついたので、単純に達成感に浸ったり、喜んだりしたいのは山々なんですけどねー。

 しかし、こういう状況では「誰が何を大事にしているのか」って部分が鮮明に現れますね。 そも、完全に別の価値観を大事にしている人はこの職業を選択しないし、 趣味と区別がつかないほどシステム弄りが好きな人は苦痛を感じる理由もないでしょうから、この辺は例外として。 人間関係や上下関係、それらの円滑な運営より、プライベートな部分、自分の時間が大事な人は 反感買おうが悪評立とうがクビにならない範囲でなるべく会社に居る時間を少なくしようと動きますし、 まったく逆に感じている人は自分の時間を大幅に犠牲にする変わりに、ローカルな、ある程度の信頼を勝ち取ることになります。 んー。誰が悪いではなく、皆何かを犠牲にして自分にとっての大事を守っているわけですにゃ。

…私?、私はアレですよ。どちらも大事なんで変わりに睡眠時間、つまりは健康と寿命を犠牲にしてますよ。

06/05【韓国産】
 去る5月30日、韓国産のPCゲーム「青い涙」が発売されました。 ぶっちゃけ所謂「エロゲー」です。んでも、私はエロゲーだけに興味深々なんですけどね。 何所ぞの国の偉い人が正義の戦争とか平気で嘯けるように、 育ってきた文化圏の違いは意外と同じモノを同じとは認識させないらしくて、 だからこそ、向こうの人の恋愛観や性的な部分のポジションやら考え方の一端が話として表現されている商品に触れるのは面白いだろうなーと。 まあ、興味があると言っても店のワゴンに特価1000円とかで詰まれてない限りは買う気ないですが。 悲しいかなやってる時間も無いですし。 で、ネットに出ている感想を見た限り、全編を通したテーマ的には情>愛なんてことが語られているらしく、 内容も(韓国的)モラルが見え隠れする、やや説教臭いモノなのだそうな。 それだけ聞くと「韓国では(AVやらエロ本やら見るような) エロ状況化でもモラルを説くことを忘れないのだろうか?萎えないか?精神的に」 とか邪推してしまいますが、単体例から来る極論なのは言うまでもありません(多分)。

 しかし実際「青い涙」の作品としての評価は、プレーする人の韓国人に対する立ち位置次第でどうとでも変わってしまうんだろうな。 その手の掲示板などにはあきらかに嫌韓的感情論や煽りもありましたし。 エロゲー発売なんて世間的にはほんの些細な出来事にすら過敏に反応する人はいるんだなーと。 ちなみに、私の立ち位置はと言えばW杯以降やや下がり気味ですが、それでも今だニュートラルなポジションです。 いやー、個を見れば日本人にだって嫌いな奴はいっぱいいるし、 自分を疑うことをしない声のデカイ奴が一際目立って集団の代弁者に見えてしまうような風潮も 何所の国でもあることですからね。それをもって集団を「こうだ」と決めつけることは意味を持たないです。

06/02【進むしかないなら】
 ようやく午前様にも慣れつつあるfailsafeです。こんにちは。いや、慣れちゃだめだろ。

 私は根っからのネガティブ属性なので物事を負の方向からしか考え始めません。 だから集団での発言には結構気を使っています。 プログラマーは誰かの頭の中で設計された(ある程度根拠があるにせよ)絵空事を存在する形へ組み上げる職業ですから、 形無きモノから形有るモノへ変換する過程で非現実的な部分を現実に対応させるべく考える必要がでてきます。 ので、この職業では後天的にも物事を疑ってかかる癖が付く要素が整っているんですね。 よく「学者が3人揃うと仮説と反論で何も決まらない」なんて言いますが、 「プログラマーが数人揃うと否定的意見で何も進まない」とか言っても過言でないと思います。 例えば、○○という新製品について考案しようなんて議題で会議すると 売れる要素はさて置き、売れないであろうと思われる要素が多く羅列されてしまったりするんですね。 懸案段階ならまだしも、新製品が作られる事が決まってしまっている時にこれではいけないわけです (そも、売れない要素が多く挙がる製品が作られることが決まっているというのもおかしい話ではありますが)。 開き直って、少しでも売れる(良くする)要素を発見、追加していくしか術はないし、余程、建設的な話合いができると思います。

 いや、過去に企画自体(もしかしたら会社もか?)を冷めた目で見ていて実際目の出なかったモノも少なからずありまして。 もっとポジティブな視点で取り組んでいれば別の伸び方をしたモノもあったかなーと。 まあ、場で求められている役割ってありますし、結局はバランスなんだろうと面白くもない結論に辿りつくんですが。


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