ココおかしいと思いませんか?
No.57何度も提案される秋春制(2012/5/10)


日本サッカー協会の犬飼前会長が執拗なまでに固執していたJリーグの秋春制への移行。
この秋春制への異常なこだわりが原因か、異例の一期での退任となり、現在は小倉会長が日本サッカー協会のトップに就いているが、2012年5月またもやサッカー協会としてJリーグ側に秋春性への移行を提案してきた。

前回までの提案からまず変わっているのはリーグ開始時期だ。犬飼前会長は真夏の暑い時期に試合をするのは試合の質の低下に繋がっているとして夏を避けた秋開始を主張していたが、今回は真夏の8月シーズンスタートに言及していてこれまでの主張は何だったのかという節操のなさだ(秋春反対派は最初から夏開始でないとスケジュールが組めないと主張していた)。
今回の秋春(夏春)制提案は代表選手のオフの確保と2015年1月にアジアカップが開かれることを念頭に置いた理由を述べている。

また1月2月は日本の寒さと雪を勘案してウィンターブレイクを置くという。まず秋春推進派は年間スケジュールと寒さと雪による観客動員の減少の見積もりと雪国クラブの練習場確保の案を携えてから秋春制を提案すべきだ。

はっきり言えば日本で春秋制は非現実的過ぎる。ヨーロッパ人に比べて寒さに弱い日本人がシーズン開幕でもなく、終盤でもない12〜2月のシーズン中盤に積極的にスタジアムに足を運ぶとはとても思えない。
現在の春秋制でもホーム開幕節以外は寒さの影響で客足が伸びにくく、今年は寒さと雨で観客動員がどのクラブも低調だった。3月以上に寒い12〜2月に試合をしても大きく動員を落とすことは火を見るよりも明らかでクラブの経営が成り立たなくなる。

これだけ秋春制をしつこく提案してくると裏で誰かが利権を求めて強力にプッシュしているのではないかと勘繰ってしまう。
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