ココおかしいと思いませんか?
No.52あまりにも酷過ぎた布・牧内体制(2010/10/12)


A代表が強豪アルゼンチンを撃破し、上々の出だしを見せて監督がいかに大事かということを改めて認識した中で次世代を担う若い選手たちが能力のない指導者によって世界大会への道を断たれた。
10月11日中国で行われたアンダー19(U-19)アジア選手権の準々決勝の韓国戦に敗れて2大会連続でU-20ワールドカップの出場を逃した。
前回大会も韓国に0-3の大惨敗して出場権を逃したが、今回はその時監督をしていた牧内辰也がコーチを担当し、以前市立船橋で何度も全国制覇をした布啓一郎が監督となって臨んだ。

布監督も牧内コーチと同様に一度ミソがついている。2004年の日本開催U-16アジア予選で敗退を喫してU-17ワールドカップ出場を逃していて監督、コーチとも世界大会を逃した経験を持つ者同士という非常に疑問符のつく監督・コーチ体制となった。

このアジア予選に臨むメンバーが発表された時素人でもおかしいと気付くものだった。センターバックの身長があまりにも低いのだ。180cm台がひとりもいないどころか175cmや176cmのチビッコCBばかりで放り込みに対応できないのではと誰しも思ったことだろう。

そして韓国戦では韓国のロングボールにセンターバックが尽く負け続けて失点を重ねた。韓国はシンプルにパワープレイで圧力を掛け続ければ良かった。センターバックだけでなくボランチの選手起用も非常に疑問が残るもので、選手の体たらくに対して実況・解説は気持ちの問題を強調していたが、気持ちではなく背の低いセンターバックのみの選考など埋めようのない大きな穴を作っていたのだから修正しようがなくこの結果は必然とも言えた。
正直これだけ酷い監督・コーチに任せた日本サッカー協会の責任は重く、少なくともこれ以上布・牧内に日本代表の現場に居場所を作ることはあってはならない。布に関しては市立船橋を退職して迎えた経緯があるため無碍な扱いはできないだろうが、それでもこれ以上若年層に損害を与えるわけにはいかない。
世界大会の出場権を逃しただけでなく、どうやったらこれだけ酷いチームが作れるのかというほど今回のU-19日本代表はチームとしての完成度が非常に低く、監督の能力の低さが及ぼす悪影響がよく分かる大会となった。
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