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No.47本田圭佑の偉業より高校生の練習を報じるNHK(2010/3/18)

CSKAモスクワの本田圭佑がUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグのアウェイ・セビージャ戦で決勝点を含む1得点1アシストという日本人初の快挙を成し遂げた。

UEFAチャンピオンズリーグというのは実質クラブ世界一を決める世界一レベルの高い大会で世界の競技人口を考えると世界で最もレベルの高いスポーツ大会と言って差し支えないだろう。

そのようなレベル的にはワールドカップさえも超える大会で日本人が大活躍をしたにも関わらず公共放送NHKは本田圭佑の偉業を一切無視した。

恐らく無視するだろうと思って夜のNHKのニュース番組をチェックしたが、7時半前に放送されたニュース7のスポーツコーナーは大相撲とセンバツ高校野球の練習のみとただの高校生の練習が本田の偉業よりも伝える価値が高い判断するのは理解不能だ。
放映権を持っていないから伝えなかったというのは言い訳にはならない。字幕だけで伝える価値が十分あり、映像を買う価値があるニュースバリューを持っている。
ましてやNHKは大リーグのニュース映像に年間7億円もつぎ込んでいながらCLの映像も写真も買えませんとは言わせない(大リーグ放送には別に数十億円かけている)。

CNNやBBCのスポーツコーナーでは映像がなくても伝える価値のあるニュースは字幕だけでしっかりと伝えている。日本のスポーツ文化が遅れているひとつの理由にメディアのスポーツに対する価値判断が出来ないことろもあるだろう。それにしてもNHKは酷過ぎる。もし五輪の放映権を持っていなくて日本選手が金メダルを取ったとしたらそのことを無視するのだろうか。今回の本田の活躍は五輪で金メダルを取るよりも遙かに価値の高いことを成し遂げたことを忘れてはいけない。

NHKのチャンピオンズリーグ無視は7時台のニュースだけではない。
10時前に放送したニュースウォッチ9では大相撲、大リーグのオープン戦、バンクーバーパラリンピック、W杯カメルーン分析、センパツ練習風景とこの時間帯も当然のように本田の報道はなかった。
11時半過ぎからのスポーツニュースでも大相撲、センバツ練習風景、パラリンピックとNHKの中では世界で最も人気のある競技の最高レベルの大会は存在していないかのようだ。
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