ココおかしいと思いませんか？No.43
最も伝統があり組織的にも正当性のあるW杯を無視する日本(2009/9/21)
| ワールドカップと言えば何を連想するだろうか？多くの人はサッカーのワールドカップを連想するだろう。バレーのワールドカップを思い浮かべる人もいるだろう。2018年に日本で開催されることによりラグビーを想像する人もいるだろう。 ほとんどの日本人に知られていないのが野球のワールドカップ(W杯)。WBCではあれほど大々的に煽り通したのに対して現在行われているIBAFワールドカップの結果をほとんどの日本人は知らないだろう。 WBCはメジャーリーグ主催でルール等さまざまな問題があり、真っ当な世界大会と呼ぶのははばかれるが、こちらのW杯はIBAFというサッカーで言うFIFAに相当する組織が1938年から開催されて今回は38回目で歴史もあり、参加国数はWBCを上回る22ヶ国で争われ、世界で関心があるなしは別にしてWBCよりもよっぽどまともな形で開催されている世界大会だ。 しかし野球の盛んな日本でさえ存在感は全くなく、WBCでのアメリカ国内以上の関心のなさと言っていいかもしれない。 せっかく国際大会が開かれているのに国内組だけでもベストメンバーを組んで参加しようとしない日本の姿勢は理解に苦しむ。IBAFはIOCから認められている国際組織であり、IBAFの世界大会をないがしろにして五輪復帰をしたいというのはあまりにも虫が良すぎるように思える。 日本としてもWBCで一時的にせよ代表が注目を集めたのだからプロの代表を組んで国民に忘れられないように活動する絶好の機会のように思えるが、野球関係者は全く興味がないのだろう(WBCは4年に1回でIBAFの大会以外では他に大きな試合はなく活動は未定)。 MLBの方がIBAFよりも力を持っているということがあるとはいえ、メディアが煽れば国際試合大好きの日本人は食いつくと思われるだけに(W杯も今は亡き五輪もアメリカはベストメンバーにほど遠いのは変わりない)ペナントレースとかぶっているとはいえこのまま日本の野球が衰退するのを黙って見守るよりは少しでも国際戦を戦って悪あがきをした方が良いのではないかと他人事ながら思う(個人的には日本のスポーツにとって害悪の存在となっている野球の衰退は歓迎だが)。 |
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