ココおかしいと思いませんか?No.38
「ゴ〜〜〜ル!!」と絶叫するスタジアムDJ


サッカーをスタジアムで観戦していて最も違和感を感じるのがホームチームがゴールを決めた瞬間にスタジアムDJと称されるアナウンサーよりも騒々しく喋る人間がマイクを通して「ゴ〜〜〜ル!!」と叫ぶことだ。
他のJリーグの試合をTVで見ていてもほとんどのスタジアムで同様のことが行われている。

試合は一体誰が主役なのかと問いたい。それは選手であり、それをサポートする観客がゲームを作っている。
試合中にアナウンスを場合というのは選手交代であったり、ロスタイム(アディショナルタイムorアディドタイム)の時間の発表であったりと観客が認識できなかった場合を考えての補完する役割を求められるのであって明らかにゴールしたことが分かっている状況で「ゴ〜〜〜ル!!」と声を張り上げる必要は全くない。

筆者が頻繁に見るイングランド・プレミアリーグではそのような場面を見た記憶はない。アナウンサーがどのような役割を担っているのか自覚しているからだろう。
日本のスタジアムDJは自分が目立とうとすることを第一に考えているとしか思えない。というのも相手がゴールをした時は一切何も発せず黙ったままで、ホームチームがゴールした時のみ声を張り上げる。ファジアーノ岡山の場合はロスタイムをアナウンスしないのだから本当に何のためにマイクを使用できる立場にあるのか分かっていないようだ。ロスタイムというのはフィールドを追い掛けていると時々チェックし忘れるのは誰でもある。観客にとって明らかに利益になることをやらないでただ単に自己満足のためだけにマイクを握っているとしか思えない。
ゴールした瞬間サポーターの肉声でスタジアムが大歓声に包まれる様は感動的な場面とさえ言えると思うが、観客の肉声がスタジアムDJのマイク音声にかき消されるのは興醒めというのは筆者だけではないように思うのだが・・。
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