ココおかしいと思いませんか？No.37
オールスターゲームは廃止すべき
| オールスターゲームというのはアメリカの4大スポーツで行われ、日本のプロ野球も行っている。しばしば夢の球宴と言った形容がされるが、野球のような基本一対一で戦うものはオールスターゲームを行う意義があるが、サッカーのような連携が非常に重要なスポーツでは上手い選手をパッと集めて試合をしても内容は伴わない。 サッカーのオールスターゲームというのはJリーグの前身であるJSLの時からの名残であり、プロ野球やアメリカ文化の影響が強い日本という土地柄も影響しているのだろう。 ヨーロッパの各国リーグではオールスターゲームはなく、あるとしても世界選抜対ビッグクラブなどのチャリティー親善マッチ程度だ。 オールスターを廃止すべき理由はふたつある。まずひとつは上手い選手を集めて試合をするのは既に日本代表があるということ。日本代表はオールスターとは違って真剣な公式戦を戦う。Jリーグ所属の外国人の代わりに海外リーグの選手が代表には入るので選手のネームバリューで日本代表が負けているとは思わない。 ふたつ目は過密日程が深刻化する中で選手に余計な負担を掛けていること。ヨーロッパでも日本でも過密日程で選手の体は酷使されていて少しでも休息が必要だ。アジアチャンピオンズリーグ(ACL)に出場する選手はリーグ戦の34試合に加えてACLで決勝まで行けば12試合行う。さらに優勝すればクラブワールドカップが待ち構え、同時期には天皇杯も行われる。さらにシーズン後半にかけてナビスコカップもあり、これらの所属クラブでの試合に加えて代表選手は日本代表での試合があり、年間50試合を超える。 このような選手に非常に負担をかけている過密日程の中でオールスターゲームのような存在意義の薄い試合を行っている余裕はない。 幸い2009年で日韓のオールスターゲームの契約は終了するようなのでこれを機にオールスターゲームを廃止して少しでも選手のコンディションを回復させるような日程を組んで欲しい。各クラブのサポーターもオールスターが廃止されても問題ないと考えている割合の方が多いと思われるので説得すべき相手はスポンサーだけだ。 |
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