ココおかしいと思いませんか?No.33
日本でのアジアサッカーの発展を妨害するTV朝日
TV朝日はAFC(アジアサッカー連盟)からAFC主催試合の独占放映権を持っている(W杯アジア最終予選、アジアチャンピオンズリーグ、五輪最終予選など)。 AFCとしては当然独占放映権を持った局では試合だけではなく、ニュースなどかなりの露出をするものと考えて売却していると思われる(需要があるので高額で落札したと考えるのが普通)。 しかし、TV朝日の姿勢は特にACL(アジアチャンピオンズリーグ)に関してはまさに飼い殺しという表現がピッタリで、アジアチャンピオンズリーグを盛り上げようという気持ちは微塵もない。 スポーツコラムの方にも以前書いたが、ACLは金の卵のコンテンツであり、やりようによっては大化けする可能性を秘めている。しかし、TV朝日では試合があった当日でも独占放映権を持っている局の扱いとは思えないほど酷いものだった。 2008年9月24日にACL準々決勝第2戦があり、浦和レッズ・ガンバ大阪・鹿島アントラーズの3チームが登場し、浦和とガンバが勝ち抜けた。TV朝日の看板番組かつゴールデンタイム以降唯一のニュース番組である「報道ステーション」ではスポーツコーナーが始まると延々と野球を流し、さらには嫌がらせとも思えるこの日に放送する必然性を感じさせない大リーグ(需要と供給のバランスが著しく崩れている典型的なコンテンツ)、岩村の特集を行い野球だけで20分ほど消費した。 そしてようやくACLの結果を放映したが全ゴールシーンすらなく僅か30秒余りで鹿島に至っては字幕のみの扱いだった。 全く放映権を持っていない局の扱いならばサッカーに対して冷たい局だなという印象で終わりだが、仮にも「独占」放映権を所有している局である。独占したからにはきちんと国民に知らしめる義務があるはずだ。お金を支払えば無視して飼い殺ししていいというわけではない。 CWC(クラブワールドカップ)の放映権を持っている日本テレビがそれなりに扱うのは理解できるが、ACLを報道したとしても自局にはメリットのないフジテレビは3試合のハイライトに加えて勝った浦和とガンバのインタビュー付きで報道ステーションの6倍ほどの3分30秒も費やして報道していた。 平日でありこの日行われたスポーツがプロ野球とACLと大相撲くらいしかないのでこのくらいの扱いは当たり前といえば当たり前だがその当たり前のことができないのがTV朝日だ。 TV朝日にはやべっちFCも終わらせてもらって結構なのでAFC独占放映権を返上し、今後一切サッカーに関わらず、阪神一辺倒の在阪のTV局のようにサッカーを徹底的に無視した反サッカーの立場を鮮明にしてもらいたい。このような局が独占放映権を持つ(2012年まで)ことは日本国民にとって不幸であり、アジアサッカー発展の妨げとなる。 |
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