ココおかしいと思いませんか？No.26
視聴者よりもスポンサー料金が大事のテレビ朝日
| テレビ朝日でのフィギュアスケート・グランプリシリーズの放送スケジュールは酷いとしかいいようがなかった。 日本時間の深夜・早朝に試合は行われているにも関わらず日本での放送は12時間以上遅れの午後7時からだった。 グランプリファイナルを例に取ると男子フリーは日本時間23時20分から競技開始で日本での放送開始はそれから20時間近く経った午後7時で、女子フリーは午前5時25分からでこれは14時間以上遅れての放送だった。 ひとつ目の問題点はテレビ朝日が日本での独占放映権を獲得していることで、テレビで映像として演技を見られるのが結果が出てから12時間を遥かに超えている事だ。 需要のない競技ならば深夜に録画でひっそりと放送で構わないと思うが、日本国民の多くが関心を持っている故にテレビ朝日はゴールデンタイムで放送することとし、それによって多くのスポンサー料を獲得し、出来るだけ早く映像を見たい視聴者よりもお金を優先させた。 グランプリファイナルの視聴率は14.8%を記録したが、この程度の視聴率ならば話題の競技ならば昼から夕方の時間帯でも楽に記録できる。同じ日に行われたクラブワールドカップ3位決定戦は14.9%をマークしており、11/18に行われた東京国際女子マラソンは17.9%をマークしている。つまり、視聴者が見やすい時間に放映したいとテレビ朝日が言い訳をするならばそれは間違っており、ソフト次第では日曜の昼から夕方の時間帯でも20%を超えることも可能でゴールデンタイムと決定的に違うのはCM料金だ。 テレビ朝日はCM料金目当てでゴールデンタイムに放映したと思われて仕方ない。 2つ目の問題点はテレビ朝日は地上波、BS、CSと3波を所有しながら地上波の中継が終わるまで他2波の中継はなかった点だ。 フジTVがF1中継でCSで生中継し、地上波は録画中継にして濃いファン向けに選択肢を提供しているのとは対照的だ。 有料放送にさえ選択肢がないというのは独占放映権を持っている局としての対応としてはいかがなものだろうか。 スポーツは生中継に醍醐味を感じる人が多くいるわけで、例え有料であっても生中継で見られる選択肢を提供するのが独占放送局としての義務ではなかろうか。例えスカパーで生中継をしたとしてもスカパーで見る人数というのは地上波と比較すればごくごく僅かの人数にしかならないので地上波の視聴率にはほとんど影響を与えないはずだ。 |
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