ココおかしいと思いませんか?No.22
Jリーグは面白くないと思い込んでいませんか?
1993年より華々しく始まったJリーグ。ドーハの悲劇のような刺激的な試合もあって選手のレベル以上の盛り上がりを見せた。 しかし、実力と人気が伴っていないブームは去り行くもので、Jリーグの人気は1995年を境に急下降した。ただ現在は少しずつ観客動員を増やし、チーム数を増やして一歩一歩着実に前へ進んでいるが、一般的には話題にはなっていない。 ブームが去った時点でJリーグを見なくなった層は、「Jリーグのレベルは低くて面白くない」、「審判はちょっとした接触ですぐ笛を吹く」といったネガティブな印象を多くの人が持っていると思う。 リーグのレベルに関しては世界最高峰のチャンピオンズリーグと比較すれば当然大きくレベルは落ちる(特に決勝トーナメントに入って以降のチームと比較して)。それは当たり前で、プレミアリーグやリーガエスパニョーラ、セリエAでさえチャンピオンズリーグからは落ちる。確かにJリーグは体の強さに関しては大きく劣り、線の細さはこれからの大きな改善点であろう。しかし、ボール扱いや敏捷性は世界のリーグを見てもそれなりのレベルにあるように見える(中村俊輔の所属するスコットランド・プレミアリーグや高原の所属するブンデスリーガでは2人ともチーム内でテクニシャン扱いされる)。試合内容も十分鑑賞に値するだけのパフォーマンスになっているように思う。 審判に関してもすぐ笛を吹くという話が審判にも影響しているのか、かなりの接触プレーでも流していて、世界で一番笛を吹かないと思われるプレミアリーグと比較しても大きな違いはないように感じられる。 先入観を捨てて改めてもう一度見てみると、また違った印象を持つ人がかなりいるのではないかと思う。 ここまで試合のレベルのみについて記述したが、Jリーグには昇降格制度があり、クラブワールドカップへの道を開かれていている。 地元クラブをサポートしてみんなで勝ち取った勝利を味わうとそんな試合レベル云々の頭でっかちの話など吹き飛んでしまう・・・。欧州でサッカーが盛んな大きな理由はそこにあると思うので地域にしっかりと根を張って地元とクラブが一体となるとファンの方もサッカー観戦+αのものが得られるように思う。ほとんどの都道府県にJリーグクラブまたはJリーグを目指すクラブがあるので地元のクラブを少し気に留めてみるのもいいと思う。 |
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