ココおかしいと思いませんか?
No.17いつも試合は日本開催&日本に有利な日程


バレーボールの試合はいつも日本でやっている。そんな印象を持っている方は相当多くいるだろう。
4年に1回のワールドカップは毎回日本開催で、1996年よりジャニーズ事務所所属タレントのプロモーション大会となっていて、昨年は世界選手権も日本であったことにより、より一層バレーは日本開催ばかりの印象を持ちやすくなっている。さらに毎年行われているワールドグランプリでも日本の予選ラウンドの試合はほとんど日本で行われ、2007年は全試合日本で行われた。ワールドグランプリに関してはゴールデンタイムでTV放送する国を優先的にホスト国にしているようでそのため全試合日本での開催となった。

なぜこうまで日本が優遇されているのかというと答えは単純で日本がFIVBにとって一番儲かる国だからである。バレーボール自体はマイナーなスポーツのため商業的には日本なしでは成り立たないほど日本が突出して貢献している。
FIVBにしてみれば日本が弱くなってバレー人気がなくなることが一番痛い。よってワールドカップでも日本が相性の悪い相手はワイルドカードで選ばず、日本が勝てそうな国を選んで少しでも五輪出場権争いができる位置に来させようとする(世界大会でメダル争いのできる位置にいると錯覚させる)。しかし、FIVBの意向のきかない五輪では実力国が勢揃いし、中立国での開催によって日本の本当の実力が反映されて惨敗を喫するというパターンになっている。

日本開催の大会の場合、外国VS外国の試合はセットを取ると淡々と次のセットに進むが、日本が関係する試合だと2セット目と3セット目に休憩が挟まれ、慣れない外国勢は調子を崩すこともある(2006年世界選手権のセルビアが典型例)。
これだけお膳立てをされてもメダルには及ばない日本。もしかすると特に女子はホームばかりで試合をすることによってアウェーの厳しい試合を経験しないことによって強くなる機会を失っているのかもしれない。FIVBとすれば日本開催時の日本がそこそこの強さであれば問題ないかもしれないが、五輪や世界選手権でメダルを争うだけの実力をつけて欲しいファンからすればいらぬおせっかいなのかもしれない。
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