ココおかしいと思いませんか?No.13
toto発足に反対したにも関わらず野球関連4団体も助成を受け1番恩恵を享受


2001年から本格的に導入されたスポーツ振興くじ、totoは子どもからお年寄りまで、誰もが身近にスポーツに親しめる環境整備や、国際競技力向上のための環境整備など、新たなスポーツ振興政策を実施するため、その財源確保の手段として導入されたものだ。
売り上げの分配に関して批判はあるものの、スポーツ振興に関して一定の効果を上げていることは誰もが認めているところだろう。totoBIGのヒットにより、より多くのスポーツ団体に助成が行き渡り、競技力強化に繋げて欲しい。

さて、このtotoに導入に反対していたスポーツ団体といえば野球関連団体だ。なぜ関連団体としているかというと野球にはサッカーのJFAに相当する統括団体がなく、プロ野球、高校野球(高野連)、大学野球など細かく分かれている。しかし、totoを導入しようというときに他の競技団体が賛成の中、野球関連団体のみ一致して反対の立場を取った。表向きはスポーツ本来の目的である青少年の育成にとって好ましくないということであったが、totoが導入されることによってくじの対象になるJリーグが盛んになって野球が衰退するのを恐れたからであろう。もうひとつ考えられることは裏社会で行われている野球賭博にも悪影響が出ることを懸念したとも考えられる。

いざtotoが開始され、各スポーツ団体に助成された実績を見るとおかしいことに気付く。totoに反対した野球関連だけで4つも申請して助成を受けているではないか。
詳しくはここを見ていただくとして、「社団法人少年軟式野球国際交流協会300万円」、「全日本アマチュア野球連盟208万円」、「財団法人全日本軟式野球連盟150万円」、「財団法人日本ソフトボール協会780万円」と計1438万円の助成を受けている。これがいかに突出した額だというのは陸連の360万円、サッカー協会の240万円、テニス協会の171万2000円というところからもよく分かり、ソフトボールは唯一の500万円越えの助成金額第1位というほどだ。

totoの助成を受けたいのであればアマチュア団体くらい統一してから申請してもらいたい。
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