ココおかしいと思いませんか?No.6
丼勘定から実数風発表へ手口が巧妙になっている観客動員発表
プロ野球の観客動員といえば以前は東京ドーム55000(56000)人など概数発表で消防法で定められている定員を大きく上回る数字を平気で発表していたが、2005年より1桁の数まで発表し、実数に近い方式に改められた。 しかし、実数に近い数字なだけで実数ではない。新聞やインターネットの記事では平気で実数で発表されるようになったとあたかも実数が事実であるような書かれ方をしていて既成事実化しようとしているように見えるが、あくまで実数風である。 プロ野球は基本的に年間指定席+半券という計算方法が多いが(詳しくはココを参照)、曲者は年間指定席の存在だ。欧米の観客動員の算出の仕方もシーズンチケットを含めた数字であるが、ヨーロッパサッカーの場合などはシーズンチケットホルダーは個人であるが、プロ野球の場合は年間指定席を保持しているのは企業が付き合いなどで保持していることが多い。 つまり年間指定席の稼働率は非常に低く、席が埋まっていなくても観客にカウントされてしまうため、実際の観客数と発表数に大きな剥離を生む原因となっている。最近ではあまり観客数に関して厳しい目線を持たれていないせいか、明らかに水増しを行っているチームもある(千葉ロッテ・巨人)。80%の収容率ならばほぼ満席に見えるが、これらのチームは明らかに空席が多数あるにも関わらずほぼ満員の発表を行っている。 |
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