ココおかしいと思いませんか?No.1
民放以上に自局コンテンツのみにこだわるNHK
NHKは公共放送である。CMを放送していないため民間放送(民放)のように広告主(スポンサー)の番組への影響を受けないのが特徴で、民放のような利益を追求するために特定のスポーツをプッシュする必要がない。現実的には公共放送にしか広く遍く様々な情報を提供することができないが、NHKは公共放送としての役割を捨てて民放以上に自局コンテンツを集中的に報道している。 NHKのニュースでは5分10分の短いニュースでもアメリカ大リーグを伝え、ニュース番組内のスポーツニュースでは大リーグ、プロ野球(これはNHKのみが放映権を持っているわけではないが)、高校野球、大相撲でほとんどを占める。「スポーツです」と断っておきながら野球関連のみで終わることも非常に多く、野球・大相撲が50歳以上に人気があり、NHKの主な視聴者とかぶっているとはいえ酷すぎるのが現状である。 サッカーを見るとNHKの姿勢がよく分かる。NHKが放映権を持っているコンテンツは比較的取り上げる(Jリーグ、ワールドカップ、ACLなど)。 しかし、人々の関心の高いヨーロッパサッカーに関しては無視を決め込んでいる。中村俊輔がチャンピオンズリーグ(クラブチームの世界最高峰の大会)で強豪マンチェスター・ユナイテッド相手にゴールを決める日本サッカー界にとって歴史的な出来事もスルーするほどで、国民の関心やニュースバリューよりも自局のコンテンツかどうかという方に報道する判断基準になっている。 普段はヨーロッパサッカーの無視を決め込んでいるにも関わらず何か不祥事があれば喜んで取り上げるのがNHKである。 個別番組で特におかしいと感じるのがニュースウォッチ9(平日午後9時から10時までの番組)。ついさっきまで放送していたプロ野球の結果をおさらいと称してスポーツコーナー最後にもう一度伝える念の入れようだ。この短い時間でも日頃日の当たらないスポーツを毎日少しずつでも取り上げることが出来ればどんなに素晴らしいことかと思う。 |
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