ファジアーノ岡山ホームゲーム感想
2016年J2第6節vs東京ヴェルディ(11位) |
試合結果スタッツなど |
今シーズンは終盤の失点が多い。誰もが感じていることだが、今回も失点を喫して勝ち点3を逃す結果となった。 前半はヴェルディがボールを保持して圧力を掛けてきたものの、0-0で折り返すと後半はファジアーノがペースを握って何度もフリーでシュートを打つ展開を作る。 後半30分にFKから片山が先制ゴールを挙げて、チャンスを逃し続けて悪い雰囲気になりかけたところを上手く先制出来たものの、監督の交代策が裏目に出てまたもや追いつかれた。 長澤監督は基本的に終盤にパワープレイ対策で背の低い選手を交代させて背の高い選手を入れたがる(その為どんなに疲れていても赤嶺はフル出場)。 そのため、押谷や伊藤がフル出場する事は少なく、彼らが抜けた後にチームのバランスが変わって失点する事が多い。 今回のヴェルディは背の高い選手をどんどん入れたわけでもなく、パワープレイはせず、あくまでも地上戦で戦い抜く陣容だった。 この日の伊藤は非常に動けていて攻守に効いていた。そこに鈍重な久保が入って久保なりには動いていたつもりだろうが、プレスを掛け切れず同点ゴールを許す結果となった。 正直、久保やこの日は出なかった岡本が控えで毎回出てくるようではJ1昇格を目指すレベルは難しい。 Jリーグ初出場した藤本はこれから使われれば伸びていくように見えたので、シャドーの選手層は自動昇格さえ見据えられるレベルにある。 あとは赤嶺の代えがいないのが非常に心配だ。これまで赤嶺はフル出場で疲労もたまると予想される。もしも赤嶺が離脱した時は高さを捨てた攻撃陣というのも選択肢のひとつだろうが、やはり赤嶺の控えがいないというのは今後を考えると心配の種だ。 この試合のもうひとつの注目点は1ヶ月ほど離脱することになった渡邊の代役。今回は予想通り島田が務めたが、守備での渡邊の猟犬ぶりと比較すると非常に物足りない印象だ。プレスを掛けようとするもボールを取れず、特にヴェルディが元気だった前半の動きは厳しい印象を受けた。体を大きくし過ぎることに意識が行き過ぎて筋肉をうまく使えていない感じで、これから劇的に良くなるかというと疑問というのが正直なところだ。 |
筆者の試合満足度(10段階) 5 |
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