ファジアーノ岡山ホームゲーム感想

2016年J2第2節vsジェフ千葉(2位)
試合結果スタッツなど
2011年以来開幕アウェイで始まったファジアーノ岡山の2016年シーズン。
J1昇格を目指し、言い訳の許されないシーズンが始まった。

開幕戦を山口の現地で観戦した感想としては、新加入FWの赤嶺は思ったよりもポストプレーが出来、期待されている得点だけでない貢献が出来そうだという事と、同じく新加入で五輪代表組の豊川も才能の片鱗を感じさせた。
攻撃陣はポジティブな印象を受けたが、守備側は昨年よりも簡単に突破される印象が強く、片山-竹田のサイドを再三破られて決定的ピンチを招いたのは非常に気になった。
そして、今年は五輪イヤーで矢島は相当数の試合で五輪関係の試合で抜ける事が予想される中で矢島が抜けた時に攻撃をコントロールする司令塔がいないということが改めて浮き彫りになった。矢島とコンビを組んだ島田は昨年同様精彩を欠いた状態でとても矢島の代わりを任せられる感じはせず、矢島が抜けた時は伊藤をボランチに下げる選択肢が一番という印象を持った。

ホーム開幕戦の相手のジェフ千葉はシーズン前から絶好調でJ1相手でも負けなしで勢いに乗り、開幕節も劇的な逆転勝利でノリにノッているチームだ。
そのチーム相手に勝利できればかなり自信を得る事が出来、今のチームの状態を測る上では申し分のない相手だ。

前半はやや千葉優勢で試合が進み、完全に崩してからのポスト直撃もあり、開幕戦で気になった左サイドを崩される場面が印象に残り、ファジアーノとしては0で終えてラッキーという展開だった。

後半になると、意識を切り替えて前からプレスが掛かり、勢いが生まれ、その中で左右に大きく展開しながら押谷がゴールを決める。
2点目も横の揺さぶりから生まれ、長身揃いの千葉DFを上手く翻弄した見事な2得点だった。

ここまでは完璧だったが、勢いに乗る押谷を2点目が決まってから5分後に交代させたところから流れが完全に変わってしまった。
豊川を入れる事に異論はないが、やはり押谷を交代させるべきではないとスタジアムの多くの人間が思っただろうし、その不安が的中した。

この監督は事前に交代策を考えておき、それに沿って動いているようにさえ見えてしまう。このチームの最大の不安要素は監督である事が垣間見れたホーム開幕戦となった。
筆者の試合満足度(10段階)
8
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