ファジアーノ岡山ホームゲーム感想
2015年J2第41節vsジェフ千葉(6位) |
試合結果スタッツなど |
試合よりも試合外の出来事が全国ニュースになってしまったぶちくらせ問題。 北九州で出入り禁止処分を受けたゴール裏グループのぶちくらせの横断幕が、千葉戦の前のアウェイ岐阜戦のファジアーノ側ゴール裏で掲示された問題。 CRUVAと呼ばれる10番ゲート(通常のクラブで言うとゴール裏)の組織代表者が主導して掲げさせたようだ(代表者は岐阜には同行していない)。 この本人はファジアーノ岡山サポーター代表を名乗っているようだが、クラブの事を考えるサポーターであるならばこの問題にわざわざ首を突っ込めばクラブに多大な迷惑が掛かることくらい分かるはず。 千葉戦のゲート10は面白い現象が起きていた。ゲート10よりも通路を挟んだゲート9側の席が埋まっていたことだ。ゲート10にいる人間と同じ扱いをして欲しくないというアピールだろう。 そもそもゲート10の人数は長期的に見ても明らかに減少していて遠くから見ていてもスカスカになっていっている印象を受けていた。このような人間についていけない人が続出するのも納得させられるぶちくらせ問題だったとも言える。 試合の方はほとんど語ることがないような凡戦でPKの成否が勝敗を分けた。プレッシャーに負けた千葉はいつかの徳島に重なって見えた。 千葉戦の翌日にはファジアーノ岡山始まって以来のサポーターカンファレンスが開催された。 といっても選ばれた70名のみの参加で、事前にはがきで募集した意見・質問に答えることと質疑応答が行われた模様だ(TV放送より)。 筆者もはがきで応募したものの落選した。はがきいっぱいに質問や意見を書き込んだものの当然の如く落とされた。 というのもこのサポーターカンファレンスはシーズン中の開催のため強化部の参加がなく、編成に関する質問にも答えられないというアリバイ作りのためのサポーターカンファレンスだと言われてもおかしくないからだ。 シーズン中に開催する必要はなく、シーズンオフにタブーなしでサポーターと意見交換できる機会を設けることも容易かったはずだ。それにも関らずシーズン中の開催ということはJ1J2全クラブの中で唯一サポカンを開いていなかった閉鎖的なクラブという印象を取り除こうとすることだけが唯一の目的のように見えた。 よって、様々なアイディアを持っていそうだが、時にはクラブ側にとって耳の痛そうな意見を出してきそうな者は落選させておくという意向が働いたのは想像に難くない。 クラブにとってサポーター=ゲート10(CURVA)という期間が長かっただけに一般サポーターも参加できた(ほとんどCURVAの人間だけ当選したという事も考えられるが)というのは評価出来るかもしれないが、サポーターにとっては実りの少ない第一回サポーターカンフェレンスとなった。 サポカンをするのならファン感謝デー当日に行えば大勢のサポーターが参加できる。質問者だけ事前に抽選しておけば良い。 今シーズンはフロント、選手・監督、サポーターグループ三者とも問題を抱えている事が露呈したクラブとしてのターニングポイントとなった年となった。 それぞれがいかに問題意識を持ち、改善していくか。予算以上の成績が残せないファジアーノ岡山が変わるためには様々な所を改善していかなければいけないと感じたシーズンとなった。 |
筆者の試合満足度(10段階) 7 |
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