ファジアーノ岡山ホームゲーム感想

2015年J2第21節vs京都サンガ(15位)
試合結果スタッツなど
シュート6本で2点を奪って2-0で4月以来のホーム勝利となった。
スコア上では完勝だったが、開始早々の京都の決定的チャンスのどちらか、もしくは両方が決まっていたらスコアは逆になっていたのは想像に難くない。
実力で上回っての完勝というよりは、運が味方しての勝利というのが正直なところだ。

この2連勝で最悪のシナリオだった残留争いは回避された。前半戦を終えて勝ち点29と2012年にJ2全22チームになって以来初めて勝ち点30を割っての折り返しとなった。
プレーオフ進出ラインは勝ち点68前後が想定される。大宮、磐田、千葉、セレッソ辺りは確実に勝ち点68は超えてくると予想され、ボーダーラインが勝ち点68よりも大きく上に行く事も考えられなくはない。
勝ち点68だとしてもファジアーノが残り21試合で得なければいけない勝ち点は39となる。
つまり11勝6分け4敗の成績が必要となる。最低でも11勝が必要なわけで、残りの半数以上を勝たなければいけない。後半戦失速するのが定番となっているチームが上昇気流を描けるのか、引き分けが多いチームが勝ちきれるのか、山陽新聞ではまだまだプレーオフ圏内は十分狙える論調だったが、数字を現実的にみると非常に厳しいと言わざるを得ない。
プレーオフに残るには一昨年の徳島並みのスパートが必要で、そのスパートが出来たなら勢いでプレーオフも勝ち抜けるだろう。
岩政は後半戦に向けて種を蒔いたとコメントしているが、後半戦花開くのか興味深く見守りたいと思う。

前半戦に関して今年も不満なのはシュート数と被シュート数の数だ。被シュート数が30本も上回り、相変わらずシュートが打てず、シュートを打たれている。得失点でプラスになっているから別にいいではないかという意見があるかもしれないが、J1で通用するクラブ(1年で逆戻りしないクラブ)は全てJ2時代にシュート数が大きく上回っている。そして現在のトップの大宮や磐田、千葉、セレッソもシュート数が被シュート数を大きく上回っている。
シュート数が少なくとも昇格することもあるが、例外なくJ1でボコボコにされて1年で戻ってくる(札幌や徳島)。
J1に昇格すれば当然J1に定着したい。J1で戦えるチームと意識を持って欲しいので非常に分かりやすく、はっきりとした指標であるシュート数と被シュート数の関係を意識したチーム作りをして欲しい。
筆者の試合満足度(10段階)
5
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