ファジアーノ岡山ホームゲーム感想

2015年J2第19節vs愛媛FC(12位)
試合結果スタッツなど
残留争い。
現状の順位・内容を加味すると昇格争いを口にするのはおこがましく、残留争いを強く意識せざるを得ないほどチームとして崩壊している。

山陽新聞にもあったが、1-2の点差以上の完敗で、現状では讃岐戦のようなラッキーパンチで勝つくらいしか勝つイメージが出来ない。
愛媛は多彩なCKの攻め方をして1点先行し、ファジアーノのCKの時でも前線に2枚残してカウンターで2点目を取りに行くという意思統一がチーム全体で出来ていた。そしてファジアーノのCKから2点目を狙い通り奪うと、そこからはファジアーノのCKの時は全員で守り、守り切ることを狙った。

ファジアーノ相手ならば2点リードして引いて守れば2点失う事はまずない。愛媛の木山監督はそう考えていたに違いない。2点取った段階で勝利を確信したかもしれない。全てが愛媛の狙い通りの試合運びで文字通り点差以上の完敗だった。

今回のシュート数は11本と数はそこそこ増えたが、愛媛が2-0とリードするまでは5本ほどしか打てず、愛媛が完全に守りに入ったためシュート数が増えただけで、選手交代で内容が良くなってシュートが増えたというわけではないだろう。

ここ11試合で勝利したのはラッキーゴールを守り切った讃岐戦のみ。現状どのクラブにも勝てる気はしない。
試合が終わる前から多くの観客が席を離れ(雨がパラっときていた関係もあるが)、ゲート10以外からは試合後ブーイングが飛んでいる(メイン・バック両方とも)ことからも現状のチームの不甲斐なさに不満を感じている人は相当多いと思われる。
木村社長が下位時代に口を酸っぱくして言っていた”成績は予算に比例する”の言い訳がブーメランのごとく跳ね返っている。
ファジアーノより予算が少ない後発の松本に完全に置き去りにされ、予算面で大きな差がある北九州や長崎にも成績面で後れを取り、J2初年度の金沢は監督力で上位を快走している。

監督選びを内部昇格でお茶を濁し、コーチ人事も大きな失敗を繰り返している布・牧内を引き取り、協会に媚を売るように見えてしまう。
本気でクラブを強くする気はあるのか?1万人チャレンジでサポーターに本気を要求する前にクラブが本気を見せろと思うサポーターも多いのかもしれない。
筆者の試合満足度(10段階)
1
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