ファジアーノ岡山ホームゲーム感想
| 2014年J2第26節vs湘南(1位) |
| 試合結果スタッツなど |
| J2史上最もハイペースで勝ち点を重ねる湘南ベルマーレ。今年のJ2のレベルが湘南以外低いことを考えても、明らかにJ1中位以上の力を有しており、J1昇格を目指すファジアーノ岡山にとって力試しをするには最高の相手だ。 選手も試合前から最強湘南相手にガチンコで挑んでどのくらい力が通用するのか試したいという発言をしており、その通り小細工なしで湘南に挑んだ。 結果は0-0の引き分けに終わり、湘南を無失点に抑えた事はチーム全体に自信を与えるだろう。しかし、湘南の方が力が上だった事は明らかで、昇格する為にはもっと攻守の切り替え、球際の激しさに磨きをかけなければいけないと痛感しただろう。 湘南はこれまで見たJ2のクラブの中で最もチームとして完成されていたように思う。これまで、個人の技術の差を見せつける昇格チームは何クラブもあったが、ここまで全員がハードワークし、チームとしての強さを感じさせるクラブはなかった。 ただ、ファジアーノにも光がなかったわけではない。湘南は積極的にボールを奪いに来て、ボールを奪ったら最後尾数人を残して全員が上がって数的有利を使って攻め続ける(攻撃に人数が多いのでセカンドボールも高確率で拾える)。 湘南を自陣で張り付かせるには相当の技術力がないと難しいように見えた。しかし、前半に一度だけプレスに来る湘南をかわし続けて、ラインを下げさせることに成功した場面があった。ラインが下がったため湘南はボールを奪ってもいつもの人数を掛けた速攻が出来なかった。あのような場面を作ることが出来るほど技術力が上がって来ているのはチームとしての力を感じた。 この湘南戦を皮切り上位との対戦が続いていく。新戦力のブラジル人ウーゴも加入し、トップの選択肢が増えた。3位磐田が失速し、2位の松本とて安泰ではない。自動昇格2枠目を狙い、上位相手に勝ちを積み重ねていきたい。 |
| 筆者の試合満足度(10段階) 9 |
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