ファジアーノ岡山ホームゲーム感想
2014年J2第23節vs栃木SC(8位) |
試合結果スタッツなど |
後半戦初戦をアウェイで逆転勝ちし、自動昇格へ向けて上々のスタートを切ったファジアーノ岡山(自動昇格を目指すくらいでないとJ1への道は開けない)。 後半戦ホーム初戦は昨年不敗記録をストップされたJ2同期の栃木SCで、因縁の対決を制して松本、磐田にプレッシャーを掛けたい一戦となった。 ここへ来てさらに怪我人続出で、トップの清水、シャドーの石原、シャドーorウィングバックの染矢が戦線離脱し、トップはまだサポーターを納得させるプレーを見せていない久保が入り、シャドーには久しぶりに妹尾が復帰した。 前半はほぼ文句のない内容で栃木を圧倒して前半で勝負をつけた。 セットプレーで2点を先行したもの、流れからも多くのチャンスを作り、栃木に何もさせなかった。 後半はペースが鈍り(これからの過密日程が頭をよぎったか?)、1点返されたのは余計だったが、しっかりと勝ち切り2位松本に勝ち点8、3位磐田には4差まで迫った。 栃木戦の勝利の要因は様々あるだろうが、観戦していて強く感じたのが、個の能力で栃木を完全に上回ったことだ。 ファジアーノ岡山といえば、下手くそだけど走り回って走力を最大の武器として勝利を目指すチームだった。上位相手には粘り強さで善戦するも、技術がない分だけ下位相手に取りこぼすケースが多かった。 しかし、この試合では思わず「上手い!」と声が出ることが多く、上田を中心とする足元の確かさやパスワーク、三村の単独突破などの個の力を感じる事も多く、個の技術レベルが上田加入以前のファジアーノとは別チームだと改めて感じた。 今までに決定的に欠けていた個の力が上田の加入、三村の台頭、上田加入による周りへ相乗効果でグンと上がっている感じを受ける。 後半戦は勝ち切る試合を増やす。その目標を達成すべく後半戦2連勝を飾った。選手層が薄く、これ以上怪我人が出たり、イエロカード累積が重なるとくるしくなるのではという懸念はあるが、十分自動昇格圏の2位を狙えるだけのチームになりつつある。 |
筆者の試合満足度(10段階) 9 |
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