ファジアーノ岡山ホームゲーム感想
2014年J2第21節vsカマタマーレ讃岐(21位) |
試合結果スタッツなど |
これまでプライドオブ中四国、陰陽ダービーの2つがあったが、ダービーというにはやや強引な設定でそこまでダービーらしい雰囲気にはならなかった。 今年カマタマーレ讃岐(香川県)がJ2昇格したことによって、同一テレビ視聴圏内のため文化的に最も交流がある一番ダービーらしいダービーが始まった。 雨が降れば2000人にも満たない讃岐サポーターだが、アウェイ席はほぼ満席で推定1000人弱ほどが岡山までやって来てダービーらしい雰囲気に一役買った。岡山側も昨年のガンバ戦以来の集客で過去4番目12359人が最初の瀬戸大橋ダービーを目撃した。 ダービーとは言え、ファジアーノ岡山は4位、カマタマーレ讃岐は21位と順位に大きな隔たりがあり、かつ岡山ホームとなればファジアーノに求められるのは勝利のみの一戦となった。 讃岐はファジアーノをよく研究し、ウィングバックにボールが出ると2枚で対応し、数的有利を作って封じる作戦に出た。右ウィングバックの田中は何もすることが出来ず、一番最初に交代することとなり、三村は一人で突破して個の力を見せたが、シュートは枠を捉える事が出来なかった。 讃岐のウィングバックに2枚つくという対応は裏を返せばファジアーノのボランチの中央からの突破がないことを完全に読み切っているという事で、ここ5戦4引き分け(今回で6戦5引き分け)で勝ち切れないのは中央から攻撃力を見せるボランチ島田の離脱と無関係ではない。 上田と最も相性が良いのはやはり島田で千明ではバイタル付近での怖さがないため攻め手がサイドに偏ってしまう。勝ち切るためには島田の早期復帰が望まれる。 これで前半戦が終了し、移籍ウィンドーも開く。得点力が課題で特にFW陣(シャドー含む)の得点力の無さは気になるところだ。一番コンスタントに得点を重ねていた清水が調子を崩しており、このままでは決定力不足が続く可能性が高い。今年のJ2レベルは低く、ファジアーノ岡山にもプレーオフのチャンスは十分開けている(磐田と松本次第では自動昇格の可能性も)。フロントには本気でプレーオフ、昇格を目指すという姿勢を見せてもらいたい。 |
筆者の試合満足度(10段階) 3 |
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