ファジアーノ岡山ホームゲーム感想
2014年J2第12節vsアビスパ福岡(15位) |
試合結果スタッツなど |
GW4連戦の最終戦をホームで迎えたファジアーノ岡山。3バックと上田以外はターンオーバーを採用し、本来ならBチームと思われる山形戦を快勝したメンバーで臨み、走力勝負で活路を見出そうとした。 札幌・熊本戦に出たレギュラーチームも今回のサブチームも問題の根本は同じで自分たちでゲームを作ることが出来ず、流れの中ではカウンターしかない状態で、守備面では失点こそ少ないもののシュートの雨あられを放たれるのは両チームとも共通している。 その中でセトプレーのワンチャンスをものにして先制出来たのはラッキーだった。そうなることによってカウンターでの得点機が生まれ、2点目の可能性もあった。 しかし、前掛かりの福岡を仕留め切れず、最後には福岡の圧力に負けた形でゴールを許した。ただ、決定機の数は福岡の方が上で、追いついた福岡の方が勝ち点3を逃した思いが強いだろう。 12試合で得点9(1試合平均0.75点)と毎年のことながら得点力不足を露呈している。守備陣はJ2最多の169本(1試合平均14.1本)のシュートを受けながら何とか失点を10で抑えているが、いつ守備が決壊してもおかしくなく、このままのペースでシュートを受け続ければ確率論からすればこれ以上失点のペースが下がることはなくとも、上がる可能性は高い。 どうすれば得点を奪えるか。エリア内で仕掛けてシュートを決められる選手が出てこないと厳しい。影山戦術はサイドからのクロスを主とするが、はっきり言えばこれでは厳しすぎる。上田から裏抜けという選択肢も加わったが、他チームもそれは警戒してくるだろう。ならば中央からの崩しもしくは突破が必要となって来る。今のところFW陣で仕掛けられるのは石原のみだが、石原のシュートの精度は低過ぎるのは周知の通りだ。個人的には三村をシャドーで見たい。相手を交わす一瞬のスピードはチーム1で福岡戦でも何度も一対一を制した。いかんせんドリブルの開始地点が低すぎるため3人目、4人目で止められてしまっていたが、あのドリブルは前で見たい。シュートも悪くなく、フィニッシュまで行ける選手だと思うので三村を前で見たい。 |
筆者の試合満足度(10段階) 3 |
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