ファジアーノ岡山ホームゲーム感想
2014年J2第9節vsコンサドーレ札幌(6位) |
試合結果スタッツなど |
コンサドーレ札幌にはホームで3連勝中と非常に良い相性の良い相手で、札幌は勝ち点こそそれなりに重ねているもののエース内村が離脱中で内容は結果ほど伴っていない上で鬼門のアウェイに乗り込んできた。 ファジアーノはボランチを勝利したヴェルディ戦のセットに戻し、急造3バックはそのままのため、セットプレーでの高さ対策でFW久保、WB久木田も北九州戦に引き続き起用された。 ボランチの他に変更されたのはシャドーで荒田に代わって石原が入った。 この石原が非常に良かった。シュート以外は文句のつけどころがなく、MVP級の活躍だった。昨年からボールの扱いがよりスムーズになった印象があったが、当たり負けしてボールを失う場面も目立っていた。まだ負ける場面もあるものの、昨年よりも当たりに強くなった印象がある。 相手キーパーの凡ミスと退場によって完勝出来たものの、このやり方でこのまま勝ち続ける事が出来るのかというとやはり厳しい。 筆者はシーズン通して勝ち点を積み重ねられるサッカーが出来ているのか、J1に昇格する資格がある内容かということを重視して見ている。 サッカーは弱者が強者に勝つことが非常に頻繁にあるスポーツだ。しかし、1年間のリーグ戦の結果では力関係如実に表れる。 昨年ファジアーノ岡山は昇格した神戸に1勝1分けだった。それをもって岡山が神戸よりも強かったというのはナンセンスで、誰が見ても神戸の方が何枚も岡山よりも力が上だった。 岡山が目指すところはJ1昇格で予算規模を考えても最低でもプレーオフには入らないといけない。 フロントがどう考えているのかは分からないが、J1昇格してもJ2を内容で圧倒しなければ第2の徳島、大分、札幌になるだけだ。 J2でシュートを打ちまくり、シュートを打たれないサッカーをしなければJ1で戦える資格はない。去年のガンバ、神戸、今年の湘南、以前の柏やFC東京も皆圧倒的な(シュート数-被シュート数)だった。 確かに2011年札幌、2012年大分、2013年徳島と被シュート数が多くても昇格出来てしまうこともある。しかし、J1では全く歯が立たない状態だ。 ファジアーノで一番問題だと考えるのがこの部分で今年は現在シュート数88、被シュート数127と被シュート数はワースト1の数字だ。 J2昇格して未だ1度もシュート数が被シュート数を上回ったことがない。J1昇格し、しっかり戦えるチームにしたいのであれば、今のチームの方向性ではダメだということも影山監督を支持できない理由の一つだ。 |
筆者の試合満足度(10段階) 7 |
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