ファジアーノ岡山ホームゲーム感想

2013年J2第41節vsカターレ富山(19位)
試合結果スタッツなど
前戦徳島戦に完敗し、プレーオフの可能性が消滅したファジアーノ岡山。
モチベーションをどう保ってホーム最終戦を戦い、苦手とするホーム富山戦を終えるのか注目が集まった。

キム、島田、田中を怪我で欠き、ベンチ外が続いていた岡山県出身妹尾が13試合ぶりに出場し、今まで何故ベンチ外だったのかと思うほどの好パフォーマンスを見せた。

引退前のドリブルはまだ見られなかったが、シュートの意識が高く、かつ枠に飛ぶ確率も高まっており、1ゴール、1バー、1キーパーのファインセーブとゴールに迫るシュートを何本も見せた。石原へのラストパスも見せており、意外と知られていないが、ペナルティーエリア内で冷静に味方へのラストパスを送れる。

今シーズンは途中から現役復帰し、コンディションが今ひとつ上がりきっていない様子だったが、この最終戦を見る限りかなり引退前のパフォーマンスに近付いている(シュートの精度は引退前より今回の方が上)。
来シーズンに向けてしっかりと準備をして、開幕から今回のようなパフォーマンスを見たい(独特のドリブルが戻れば文句なし)。

妹尾の好パフォーマンスという好材料はあったものの、中盤から後ろは今回もピリッとせず、苔口にまたもやられたのを始め3失点と集中力に欠けた。
2011年以来の先発となった真子はやはり中林と比べると近距離での反応で大きく見劣りし、物足りなかった。社長は中林が引き抜かれるのではないかと心配しているが、中林を引き抜かれ、代わりのGKが取れなければ失点が大きく増えてしまうと感じざるを得なかった。

試合終了後のセレモニーでは木村社長、影山監督とも来シーズンに向けた具体的な目標(自動昇格やPO出場など)は聞かれなかった。
昨シーズンの成績を下回ることが確定した中で、来シーズンの目標を口にする事に口がはばかられたのかもしれないが、来シーズンの目標を聞けなかったのは残念だった。ファン感謝祭で目標が聞けるのか待ちたい。来シーズンはクラブライセンスの関係で積極補強を行えないクラブが多く、J2に落ちてくるクラブを考えても2014年はどのクラブにも自動昇格のチャンスさえ大きく広がっている。
ファジアーノは昨年黒字で、今年も黒字ならば来年は外国人を含めて本気でJ1を狙うシーズンにしなければいけない。
ファジアーノよりも資金力に劣る長崎や松本がPO圏内の可能性を最終戦まで残しているわけだから。
筆者の試合満足度(10段階)
2
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