ファジアーノ岡山ホームゲーム感想・2013年モンテディオ山形戦

ファジアーノ岡山ホームゲーム感想

2013年J2第13節vsモンテディオ山形(6位)

前節栃木に敗れて開幕からの無敗が止まったファジアーノ岡山。中2日の山形戦の後は中下位との試合が続くだけにここで勝つかどうかが今後を考えても非常に大事な試合となった。

前節負けたことと、中2日ということでスタメンを大きく入れ替えて山形戦に臨んだ。
チーム得点王の荒田をベンチに置いて代役の押谷がどのようなパフォーマンスを見せるのかに注目が集まった。
そしていきなりその押谷が魅せる。DFとの駆け引きに勝ってWB田所からのグラウンダーのクロスを合わせて今季初得点を記録した。
岡山は荒田に依存してきただけに荒田以外にトップで点が取れるようになるのは大きい。まだまだ荒田ほどの信頼感はないものの、開幕前の練習試合では押谷しか点が取れなかった状態だったけに押谷が点を取れるようになるのは大きい。

この試合のMVPは文句なくゲームキャプテンの田所。2ゴール1アシスト、1起点と全てのゴールに絡んでいるだけでなく、試合終盤最も身体が動いていた驚異の運動量を考えれば10点満点中9点以上ついてもおかしくない出来だった。
今回は効き足ではない右足での得点だったが、基本的にシュートセンスはシャドーの選手よりもある。
シュートだけでなく、クロスなどの日頃の練習の成果がこの試合によく表れた。田所のプロ意識を他の選手も見習って欲しいほど日頃の努力を欠かさない応援したくなる選手だ。

試合そのものは山形が追いかける時間帯が長かったたこともあり山形が優勢で、地力は山形の方が上だな思わせた。前半の強い向かい風の中で押されるのは仕方ないが、後半の追い風ではしっかりとボールをコントロールして試合をコントロールできるチームにならないとJ1は見えない。
ただ、今回は勝ったことが非常に大きい。そして11,117人もの大観衆の中で勝てたことも非常に大きい。春先は例年観客動員が鈍いが、この試合をきっかけにコンスタントに1万人前後入るようになりたい。

筆者の試合満足度(10段階)
10

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