ファジアーノ岡山ホームゲーム感想
2013年J2第2節vsギラヴァンツ北九州(16位) |
試合結果スタッツなど |
開幕戦を不甲斐ない内容で何とか勝ち点1を拾ったファジアーノ岡山。2戦目もホームで戦い、初戦の反省点をきっちり修正できるかに注目が集まった。 初戦前半で交代した関戸に代わってスピードが持ち味の石原が先発で起用された。開幕戦でバー直撃弾を放った鈴木は今回もベンチスタートで影山監督は鈴木を先発で使うには守備面で物足りなさを感じているのかもしれない(基本的に監督はスピードタイプをジョーカーとして温存したい傾向にあり、セットプレーのキッカーという意味でも使えるなら鈴木の方を先発で使いたいはず)。 Jリーグ5年目のファジアーノ岡山だが、J参入以降一貫して苦しんでいるのが得点力不足。今年も2試合で1点となかなか解消されそうにもない。 荒田は1トップで空中戦を制すタイプではなく、両ウィングバックからクロスが送られてもなかなか決めることは出来ない。影山監督はサイドからのクロスを重要視しているが、荒田、押谷他一人の攻撃陣では単純なクロスで得点を取るのは非常に難しい。サイドからクロスが来るのは相手も分かっているので真ん中さえ固めておけば大丈夫と思われていても仕方ない。 ボランチのペナルティーエリアまでの攻撃参加やミドルシュートが必要なのは言うまでもなく、ウィングバックもゴールラインまで上がってマイナスのクロスを送るくらいでないとなかなかゴールをこじ開けられないかもしれない(そうでなくとも運動量が求められるウィングバックにもっと前まで上がれというのは酷な要求だと思うが、単純なクロスでは可能性はあまり感じられないのも事実)。 現在の戦術は守備は堅いが、攻撃力はない。リスクを採って得点力アップを目指せるか。下手をすれば守備も攻撃もどちらもダメという状況になりかねないが、このままでは6位以内が厳しいと言わざるを得ない。上に行こうと思えばチャレンジしないといけない。 今回の観客動員は6356人と開幕戦から3331人も減った。試合直前の雨の影響もあったとは思うが、10℃にも満たない寒い時期に開幕戦のような特別な試合でない限りコアなサポーター以外足が遠のいて当たり前だろう。秋春制(実質夏春制)になると相当動員が減ると改めて強く実感した。2戦連続ホームのクラブの動員を見ると雪国だけでなくほとんどのJクラブは秋春制は反対だろう。 |
筆者の試合満足度(10段階) 3 |
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