ファジアーノ岡山ホームゲーム感想

2012年J2第38節vs東京ヴェルディ(7位)
試合結果スタッツなど
残り5戦で6位との勝ち点差は6。試合前日のサタデースポーツで藤田俊哉が昇格圏内を勝ち点5差の栃木までとしたのは常識的な数字からだろう。
しかし、現在のJ2は上位の勝ち点が非常に伸び悩み、連勝できれば勝ち点6差でも十分昇格圏内に入れるというのは前戦の感想でも述べたとおりだ。

そして今節東京ヴェルディを下したことによって6位との勝ち点差が3に縮まり、完全に射程圏内に収めた。

天皇杯の名古屋戦では自分たちのやり方が十分通用することを確認し、以前はヴェルディという名前の前に負けていたが、今回は退場者が出るまで昇格争いをする資格があることを示すパフォーマンスだった。

得点を決めた川又、田所が出色の出来だったことは誰もが認めるところだと思うが、個人的には裏MVPは千明を推したい。
非常に体がキレていて、最後まで運動力豊富でキープ力があり、判断力も素晴らしかった。ボランチの千明がこのようなパフォーマンスを続けられれば周りが安心してボールを預けられるし、動き出せるだろう。

今ひとつのパフォーマンスだったのが、途中出場のFWの二人。特に上條はボールへのチェックが甘く、川又のようなボールを奪いに行く気迫が全く感じられなかった。
そして植田の代わりにディフェンスラインに入った篠原。判断力がまだまだで不安定さを感じる。植田の代わりにレギュラーで使うのはまだ時間が掛かる印象を受けた。

上位相手には好パフォーマンスを見せるも、中下位に取りこぼしが目立つのが今年のファジアーノ岡山。
中位アウェイ2連戦を最低でも1勝1分けで終えて最後のホーム栃木戦を迎えたい。そうなれば1万人以上の大サポーターが駆けつける素晴らしい雰囲気のホーム最終戦になるだろう(約1万1000人を超えれば今季目標の平均8000人に到達)。
筆者の試合満足度(10段階)
9
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