ファジアーノ岡山ホームゲーム感想
2012年J2第26節vsジェフ千葉(3位) |
試合結果スタッツなど |
後半戦に入って勝ちがなく、ここ6戦3分け3敗と失速しているファジアーノ岡山。開幕前に掲げた6位プレーオフ圏内が遠く霞んでいく中で上位千葉を破って再び勢いをつかせたい試合となった。 午後7時の試合開始時点で31度を超える暑さとなり、今季初めての非常に気温が高いコンディションの中での試合となった。 このような暑さの中で気をつけなければいけないのが試合途中で足が止まることだ。 ファジアーノ岡山は運動量に自信があるだけに互角の試合をすれば相手の足が先に止まることが予想されただけにゲームプランが勝負を左右する試合となった。 結論から言えば影山監督の指示は周りが全く見えていない愚策だった。得点力不足解消のために縦に速い攻撃を練習しているようだが、監督の指示もあって前半はボールを持ったらすぐ前に蹴ってほとんどマイボールを持てない状況となった。これでは体力を消耗するのはファジアーノの方となる。これだけ暑いとできるだけマイボールの時間を増やして試合をコントロールすることが体力の消耗を一番防ぐことが出来る。にも関わらず縦ポンを繰り返しては相手にボールを渡す最悪の前半だった。 このような前半を過ごしても試合終了後に倒れこむ選手は千葉の方が多いくらいで、違った戦いをすれば千葉の足を止めることは十分可能だった。 この試合は監督のゲームプランの立て方の間違いが最大の敗因で、周りの状況を考えることが出来ない監督の器の小ささを痛感した一戦となった。 これで完全に中位に埋もれた形となり、6位プレーオフ圏内は遥か遠くとなった。このままでは昨年の順位よりも下になる可能性も十分ある。 3年契約の最終年の監督の退任は既定路線だと思われるが、市場に優秀な監督がほとんどいないだけに昨年シーズン終了後に山形の小林監督(現徳島)や湘南の反町監督(現松本)の昇格経験のある優秀な監督を取れなかったことが改めて痛いと感じる。 |
筆者の試合満足度(10段階) 1 |
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