ファジアーノ岡山ホームゲーム感想

2012年J2第23節vs横浜FC(9位)
試合結果スタッツなど
3試合勝ち星がなく、先制される試合が続いているファジアーノ岡山。順位がひとつ下の横浜FCを迎えてプレーオフ圏内を射程に収め続けるためにも負けられない試合となった。

勝たなければいけない試合でスタメンに異変が生じる。攻撃の核であるキム・ミンキュンがベンチで代わりに纉cがスタメンに名を連ねた。
纉cがスタメンの試合は1勝4分け2敗と結果が出ておらず(負けた2敗はいずれもホーム)、加えて9000人を超す観客が入ると1回も勝てないデータもあり、データ上では横浜FCに負けるのは必然だった(横浜FCはアウェイで7連勝中であることを考慮するとなおさら)。

ジンクス通りの結果となったが、内容面では横浜FCよりは遥かに良かった。190cmの大久保には全く仕事をさせず、決定的ピンチはほとんどなかった(ゲームキャプテンの植田は出色の出来)。しかし、前半からパフォーマンスの悪かった一柳の裏を取られる一撃に沈んだ格好となった。

この敗戦によって長らくキープしてきた一桁順位から10位に落ちてしまった。今年の目標である6位プレーオフ進出を達成するには夏場でどれだけ稼げるかにかかってくる。

夏に比較的強いとはいえ、選手層は攻撃陣、守備陣とも薄く、レギュラーメンバーとそれ以外の力の差が大きいのが現状だ。
本気でプレーオフを目指すのであれば夏の補強は必須であり、守備陣の層を厚くすることと得点力アップのための攻撃的選手の加入は絶対に必要だ。

これまで守備陣に関しては主力どころの後藤や植田が怪我しなかったことで失点を抑えてきた。既に近藤は今シーズン絶望であり、今のところパフォーマンス的に満足できるのは後藤、植田、竹田の3人のみの現状では心もとない(澤口をCBまで下げる選択肢はあるものの)。
攻撃陣に関しても控えのオプションを含めると選手層が非常に薄い。1試合当たりたったの0.86点で9勝8分け6敗の好成績を挙げているのは守備の踏ん張りによるところが大きい。これから順位を上げるには得点力アップが不可欠だ。

補強を行うには資金が必要となる。1試合平均8000人を切ると赤字になる見通しとなっている。今回の大入りで平均観客動員は7918人とほぼ8000人まで上げてきた。
これからも一人でも多くのサポーターがカンスタに駆けつけることが補強を行って順位を上げるために必要なことだと思う。
筆者の試合満足度(10段階)
3
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